現存する動物としては「生きた化石」という言葉が最もふさわしいであろう魚シーラカンスは、太古からその姿をほとんど変えることなく世代を重ねて生き続けてきました。
このシーラカンスの寿命を解説します。
シーラカンスの寿命はどれくらい?
シーラカンスの寿命 | およそ48年 / 〜60年前後 / 〜100年前後 |
シーラカンスの生態についてはまだ完全に把握仕切れていないことから、その寿命に関しても諸説あり、平均して約48年という説があれば、他にも60年程度、さらには100年近く生きるといった説まで存在します。
このシーラカンスの寿命を特定しづらい理由の一つが、
シーラカンスは年月による衰えがほとんど見られない
という点です。
これによって、例え非常に長生きな個体だとしても、その年齢を特定することがとても難しいのです。
例えば、シーラカンスにいたってはウロコがまったく経年変化しないことから、通常、魚の年齢を測定するために利用するウロコの年輪は利用できず、シーラカンスの寿命測定はただ観察するだけでは不可能となっています。
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