世界最大のトンボ・世界一大きいトンボとは?史上最大のトンボの紹介付き

世界最大のトンボ(世界一大きいトンボ)を紹介していきます。史上最大のトンボとされる超巨大な昆虫にも触れているので、気になったら確認してみましょう。

細長い翅と腹を持ち、空中をスイスイと飛んだかと思えば、同じ場所をホバリングするように飛行出来るトンボは、全世界に5000種近く存在しており、日本だけでも200種類近くが確認されています。

そして、日本に生息するトンボの中でオニヤンマは日本最大のトンボとして有名ですが、これに対して世界最大のトンボとされるテイオウムカシヤンマについてはあまり知られていません。

この記事では、世界最大のトンボ(世界一大きいトンボ)とされるテイオウムカシヤンマを簡単に紹介し、また後半では史上最大のトンボと考えられている超巨大なトンボについても紹介していこうと思います。

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世界最大のトンボ「テイオウムカシヤンマ」とは?

地球上に現在も生息しているトンボで「世界最大のトンボ」とされるのは、オーストラリアの東側に位置するクイーンズランド州からニューサウスウェールズ州北部、そして一部はクイーンズランド州で姿が確認されている「テイオウムカシヤンマ」。

上記の州の中でも東部に生息しています。

その大きさは、腹の部分だけでもオスで6〜7.5cm、メスで8〜9.5cmになり、頭から尻尾の先までを含めた体長でメスは13cm近くになります。

そして、翅を広げた際の大きさ(翼開長)はオスとメス合わせた平均で11〜12.5cm近くです。

また、大きなメスの個体では体長が15〜16cm、翅を広げた際の大きさは18cm近くになるなど、日本最大のトンボであるオニヤンマ(体長:9〜11.5cm・翅を広げた大きさ:12〜13cm)と比べてもテイオウムカシヤンマの方が大きく、「世界一大きいトンボ」と呼ばれる所以が分かります。

一方でこのテイオウムカシヤンマの起源は非常に古く、「生きている化石」とも呼ばれ、特にニューサウスウェールズ州では絶滅危惧種に掲載されています。

史上最大のトンボとは?

この現生するトンボとしては世界最大となるテイオウムカシヤンマに対して、地球史の中ではさらにでかいトンボが存在していました。

その史上最大のトンボとは「メガネウラ」という名で、日本ではゴキブリトンボという名前でも知られます。

約3億年前の森に生息していた古代の原始的なトンボで、その翅を広げた大きさは60cmから最大で75cm、重さは100gから150gにも達したと言います。

また、このサイズは飛翔する全昆虫の中でさえ史上最大と目されており、上で紹介した現存する世界一でかいトンボ「テイオウムカシヤンマ」と比べても、翼開長だけで6〜7倍に達することが分かります。

ただし、原始的なこのトンボは、一定の場所に留まるようにして飛ぶ「ホバリング」能力は持っていなかったなど、現在のトンボとは異なる特徴を複数持っていました。

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世界最大のトンボ・世界一大きいトンボとは?史上最大のトンボの紹介付きのまとめ

世界最大のトンボ・世界一大きいトンボとされるテイオウムカシヤンマと、史上最大のトンボとされるメガネウラを紹介してきました。

地球上には現在でも過去でも、日本では見られないほど大きなトンボが存在してきました。

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