その美しい神秘的な竜のような姿から、「リュウグウノツカイ(竜宮の使い)」と呼ばれるこの魚は、世界中の海の深海に広く分布する深海魚。
硬骨魚類と呼ばれる魚の中では世界最大と考えられており、その全長は何メートルにも渡ります。
リュウグウノツカイの大きさや長さを解説します。
リュウグウノツカイの大きさや長さはどれくらい?
リュウグウノツカイの全長 | 約3m |
リュウグウノツカイの体重 | 30kg前後 |
リュウグウノツカイの大きさや長さに関しては、全長で約3m、体重で30kg前後という個体が多く確認される傾向にあります。
ただし、一部ではこの多くのサイズよりも圧倒的に大きくて長い個体も確認されてきました。
例えば、2018年に定置網に掛かり京都の若狭湾で捕獲されたリュウグウノツカイは、5.15mの全長を有していました。
また、検証された中で最も大きな全長を持つ個体は8mで、最も重い体重を有するリュウグウノツカイは270kgでした。
さらに、十分な確認はされていないものの、過去には11m、体重272kgの個体が報告されていたり、これまた報告ベースですが、1963年にはアメリカのニュージャージー沖合で15m近い全長を誇る個体が見つかったとされています。
ちなみに、全長3mぐらいのリュウグウノツカイの体幅は、おおよそ25cm前後になります。
リュウグウノツカイの大きさを別な物と比較して例えると?
リュウグウノツカイには、3m程度の全長を持つ個体が最もよく確認されるといわれますが、この大きさをイメージしやすくするために別なもので例えると、以下のような例を挙げることが出来るかと思います。
- 一般的な建物の1階分(約3m)
- 横断歩道の白線の横の長さ(3m強)
- バスケットゴールの高さ(3.05m)
- 黒板の横の長さ(3.6m)
黒板の横の長さは3.6mと3mよりは少し長めですが、リュウグウノツカイの中にはもっと大きくなる個体がいることを考えれば、参考になるサイズかと思います。
リュウグウノツカイの大きさを理解するために役立つ動画
以下の動画は、捕獲されたリュウグウノツカイが人によって測定されている映像です。
周りを囲む人と比較出来るので、リュウグウノツカイのサイズ感をイメージする上で役立ちます。