オオサンショウウオの寿命【100年以上生きる？実際は・・・】

オオサンショウウオは大型の両生類で日本原産の固有種。

かつては食用とされていたこともありますが、現在は特別天然記念物の指定を受けており、貴重な日本の生き物として大切に扱われています。

オオサンショウウオの寿命はどれくらい？

野生下での寿命	不明
飼育下での寿命	50〜70年

オオサンショウウオの寿命について説明する際にまず触れておきたいのが、オオサンショウウオの寿命についてはまだ詳しいことが分かっていないという点。

これは、オオサンショウウオが生息する地域は非常に限られており、また、周辺環境によっても限定されるため、そもそも野生のオオサンショウウオを調査するのは非常に困難だから。

さらに、近年の調査方法の発達によってマイクロチップを埋め込むことど追跡調査が始まりましたが、まだ年月は浅く、オオサンショウウオの寿命を特定するには至っていません。

このような理由から、オオサンショウウオの特に野生下における寿命は不明で、よく分かっていないのです。ただし、10年以上は生きるとされています。

一方で、飼育下での寿命は50年から70年と言われ、特に55年という数値が最もよく挙げられます。

また、オオサンショウウオは生後5年ほどで性的な成熟を迎えます。

ちなみに、日本を原産とするオオサンショウウオではなく、中国の固有種であるチュウゴクオオサンショウウオに関しては、2015年に200年以上生きている個体が見つかったとの報道がありました。