アマゾンの熱帯雨林や川に生息する危険生物・動物14選!

アマゾンの熱帯雨林や川に生息する危険生物を14種類確認していきましょう。どんな動物達が危険なのか?気になったら要チェックです。

南米大陸にあるアマゾン熱帯雨林は、ブラジル、ペルー、コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ボリビア、ガイアナ、スリナム、仏領ギアナの9か国にまたがる世界最大の熱帯雨林。

地球上に現存する熱帯雨林全体の約半分を占めるほどの大きさです。

また、そのアマゾンには世界最大級の川として知られるアマゾン川も流れています。

このような自然環境から、見方を変えるとアマゾンは自然の楽園と言え、そこには貴重な植物や動物が数多く生息していると同時に、中には絶対に遭遇したくない危険生物も多く含まれるのです。

この記事では、そんなアマゾンの熱帯雨林や川で見つかる危険生物の中から14種をピックアップして紹介していこうと思います。

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アマゾン熱帯雨林・川の危険生物・動物14選!

アマゾンの危険生物1:ナミチスイコウモリ

メキシコ及び中南米に生息し、アマゾン周辺でも見ることが出来るナミチスイコウモリは、いわゆる「吸血コウモリ」と呼ばれる動物。

夜行性で、夜になると寝ぐらから出て餌を探す点は他種のコウモリと同じですが、その餌は唯一「」であるという点が異なります。

馬、牛、豚などの家畜の血を吸うことが一般的で、稀に人間の血を吸うこともあります。

一方で、このコウモリに噛まれてもそれほど痛くなく、具合が悪くなるほどたくさんの血を失うわけでもありません。

しかし、噛まれた傷を通して伝染病などを媒介することがあり、その点で危険な生き物と考えられているのです。

アマゾンの危険生物2:オオアナコンダ

大きなもので長さ9m、体重200㎏にもなるオオアナコンダは、世界最大級のヘビ。

アマゾン川に身を隠して獲物が来るのを水中でじっと待ち構えています。

あまりにも巨大すぎるため地上での動きはぎこちないですが、それに対して川の中では素早く動くことが可能

獲物とみなせばジャガー、ケイマン、イノシシ、シカ、そして人間(特に子供)にまで一気に襲い掛かり、後は圧倒的な力でねじ伏せ、獲物の周りに長い胴体を巻き付けて水中に引きずり込みます。

その後は獲物を数分以内に窒息させ、大きなアゴを開けて獲物を丸ごと飲み込むのです。

このような恐ろしく危険な動物であることから、いわゆる人食い大蛇として知られており、現地では度々、オオアナコンダのお腹から丸呑みされた人の死体が見つかってきました。

ただし、オオアナコンダは大きな獲物を食べた後、数か月は何も食べることがないとされるため、そのような時であれば危険にさらされることはないかと思いますが、それでも遭遇したなら距離をとって直ぐに逃げるべきでしょう。

アマゾンの危険生物3:ボアコンストリクター

オオアナコンダが地面や川にいる危険な大型の蛇であるのなら、ボアコンストリクターはアマゾン熱帯雨林の木の上に身を潜めている危険な大型の蛇

大きいものであれば体長が5mを越すと言われ、また体重が重くて力も非常に強力なため、その胴体で襲われて巻きつかれると、簡単に逃れることは出来ません。

そして、巻き付いた後にボアコンストリクターは、ゆっくりと獲物を締め上げて殺すのです。

また、締め付け攻撃だけでなく、大きな歯による噛み攻撃も非常に危険です。

アマゾンの危険生物4:デンキウナギ

コンセントから流れる何倍もの電気に襲われたくないのであれば、アマゾン川に生息する危険生物「デンキウナギ」に注意しましょう。

名前にウナギとあるものの、生物学的に見るとウナギとは異なる生き物であり、体内にある特別な発電器官を作用させることで600Vから800Vもの電圧を発生させ、周りにいる生き物へ電気ショックを与えるのです。

結果、これまで多くの人が川の中にいたデンキウナギの電気に感電する事故にあっています。

しかし、それが直接的な死に繋がることはそこまでありません。

死に至る場合はどちらかというと、何度も感電したり感電して体が麻痺した結果、動けずに溺れてしまったというが大半の理由

特にデンキウナギは、相手に脅威を感じた場合に大量の電気を放ち、全ての電気を使い果たすまで数分間放電し続けることがあるため、これが人間にとっては最も危険だと言えるでしょう。

アマゾンの危険生物5:ヤドクガエル

アマゾンの熱帯雨林に生息するヤドクガエルの鮮やかな配色は、「触ったら死ぬよ!」という警戒色。

皮膚から強力な毒を分泌し、万が一にでもその毒を触って吸収してしまうと、成人男性であっても死のリスクにさらされてしまう可能性があるとても危険な動物です。

中でも「ゴールデンポイズンダートフロッグ(Golden Poison Dart Frog)」と知られている種は特に危険で、人間であれば20人、ネズミあれば1万匹を殺すのに十分な毒を保有しているとされます。

ちなみに、ヤドクガエルの毒は餌の昆虫から吸収されていると考えられているため、飼育環境によっては毒を分泌しなくなると言われます。

とはいえ、飼育下であっても万が一のことを考えて、素手で触るのは控えた方が良さそうですが・・・。

アマゾンの危険生物6:オオメジロザメ

海にいる危険生物の一つとえ言えばサメ。

そのサメの中でもオオメジロザメ(ウシザメ)という種は淡水域へ侵入してくるサメで、アマゾン川でも度々その姿が確認されています。

攻撃的で縄張り意識が強く、人間にも近寄り、人を襲うことがある危険な動物で、何人もの人たちが命を落としてきました。

サメの中では最も危険なサメの一種だと考えれており、絶対に遭遇したくないアマゾン川の危険生物だと言えます。

アマゾンの危険生物7:クロカイマン

クロカイマンは世界最大のアリゲーターの1種。アマゾンの河川や熱帯雨林で最も恐れられている肉食動物の1つです。

その体長は大きいものであれば5m弱にもなり、乱獲されてしまう以前は6mを超す個体も確認されていました。

サル、ナマケモノ、ピラニア、イノシシ、オオカワウソ、イヌ、アナコンダ、他のワニなども餌にしてしまう肉食動物で、襲われた獲物は強力なアゴでガッチリと噛み付かれます。

その後、クロカイマンは獲物を水の中で引きずりこんで溺れさせ、相手の命を奪った後に食べるのです。

一方で、基本的には脅さない限り人間が襲われることは少ないため、危険を避けるためにも不用意に近づいたりしないようにすることが大切です。

アマゾンの危険生物8:ジャガー

ネコ科の肉食動物「ジャガー」は、アマゾン熱帯雨林も含めて北と南アメリカ大陸に広く分布している危険生物。

体長は大きいもので2m近くになったりと、世界では3番目、南アメリカでは最大の大きさを誇るネコ科動物で、硬いカメの甲羅を噛み千切る強靭なアゴの力を利用して、野生の生き物や家畜などを襲います。

特に、ジャガーは夜行性であるため、他の動物がゆっくりしているところを襲い、さらに地面だけでなく木の上や水中にいる獲物までを襲うのです。

一方で基本的にはジャガーが人間を襲うことは少ないため、そこまで恐ることはないかもしれませんが、それでも遭遇しないように行動するのが一番の危険回避策でしょう。

アマゾンの危険生物9:ピラニア・ピラヤ

ピラニアと聞くと「人食い魚」として直ぐに危険生物と理解出来るかと思いますが、アマゾン川には多くのピラニアの種が生息しています。

中でもピラニア・ピラヤは最大50cm、体重6kgにもなる大型種で、腹部が赤く、最も一般的にイメージされるピラニア種です。

そしてピラニア・ピラヤは、興奮すると大きな群れで対象となる獲物を襲い、物凄い勢いで一斉に食らいついていく習性があります。

一方で、大人であれば溺れない限りピラニアに襲われて死ぬことは無いと言えるでしょう。

攻撃されたとしても溺れずに直ぐに体を水面へ出せれば、それ以上襲われることはなく、手足に多数の傷を残すだけで済むからです。

ただ、怪我人や子供、泳げない人などにとっては死の危険があると言えます。

アマゾンの危険生物10:マツゲハブ

目の上にある小さな複数の突起がまつ毛に見えることからマツゲハブと呼ばれるこの蛇は、アマゾンの熱帯雨林で確認出来る蛇。

その美しい外見とは裏腹に強力な毒を持ち、静かに待ち伏せて近寄ってきた獲物が射程距離に入ると一気に飛びかかって襲い、命を奪います。

そしてその対象には人間も含まれるため、不用意にアマゾンの熱帯雨林を歩き回ると、気づかないうちにこの危険生物の射程圏内に入り、ガブッと襲われる可能性があるのです。

そんなマツゲハブに関して南米の一部では、「攻撃した後に被害者へ向けてまつ毛をアピールしながらウインクをする」という噂が存在します。

アマゾンの危険生物11:サシガメ

サシガメは世界に6000以上の種が存在すると言われる昆虫で、南米のアマゾンにも数十種類のサシガメが確認されています。

見ればすぐに分かる「口から飛び出た針のような器官口針)」が特徴で、アマゾンに生息する種の中には、口針を突き刺して有毒な唾液を獲物の体内に注入する危険なものも存在します。

そして、このサシガメに人間が刺されると、激しい痛みを引き起こされるだけでなく、シャーガス病と呼ばれる感染症に感染して命が危険にさらされる可能性があるのです。

アマゾンの危険生物12:ペルビアンジャイアントオオムカデ

体長20cmから30cm、大きな個体であれば40cmにまで成長するペルビアンジャイアントオオムカデは、アマゾンの熱帯雨林に生息する危険な肉食生物で、殺せるものなら何でも食べる生き物。

大きな体に相応しい強力な牙を持ち、その威力はプラスチックの網などを砕いてしまうほどです。

昆虫、小型の鳥、トカゲ、カエル、ネズミ、小型のヘビ、コウモリなどに噛み付くと同時に毒を注入。

さらに体を獲物に巻きつけて、まだ生きているそばから食べ始めるのです。

人間がこの危険生物に噛まれたとしても同じように食べられることはありませんが、それでも激しい痛みに加えて寒気、熱、体の衰弱などといった症状を引き起こすとされます。

アマゾンの危険生物13:クロドクシボグモ

アマゾンの熱帯雨林に生息するクロドクシボグモは、バナナスパイダーとも呼ばれており、出会うことが無いように何としてでも避けたい超危険生物。

非常に強力な毒を有する上に性格は攻撃的で、なんとギネス世界記録によって「世界一の猛毒を持つクモ」と認定されているほど。

一匹が持つ毒量だけで、人間であれば数十人は殺せると言われます。

また、体長も8cm近くになるため、ひと噛みで相手の命を奪え、人間であっても数十分以内に命を落としてしまう可能性があるのです。

ただし、現在は血清が作られているため、迅速な処置さえ可能であれば、命を落とすことはないとされます。

アマゾンの危険生物14:サシハリアリ

アマゾン熱帯雨林で最も危険な生物の一つサシハリアリは、体長こそ2.5cmしかありませんが、お尻にある針で刺されると想像を絶する痛みを引き起こす危険生物。

その痛みは世界中のハチやアリの中で最も強力だと言われ、「銃で打たれた時のように痛い」という意味も込めて、英語では「Bullet Ant(弾丸アリ)」と呼ばれます。

その強力な痛みを伴う針攻撃だけでなく非常に攻撃的な性格を持ち、人間も躊躇なく襲い、万が一にでも襲われると、激しいズキズキとした痛みが一日中以上続くのです。

一方で、この危険生物は毒も出しますが致死力はなく、刺された箇所が一時的に麻痺する程度だと言われます。

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アマゾンの熱帯雨林や川に生息する危険生物・動物14選!のまとめ

アマゾンの熱帯雨林や川に生息する危険な生き物達を見てきました。

アマゾンは生物の楽園である一方で、自らの身を守ったり生き延びるために、人間にとっては非常に危険な特徴を備えることとなった生物が数多く生息しています。

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