日本最大のトンボであるオニヤンマは、成虫としては短命であるものの、幼虫時期も含めると想像以上に長い寿命を持っています。
そのオニヤンマの寿命を詳しく解説します。
オニヤンマの寿命はどれくらい?
寿命 | 4〜5年強 |
オニヤンマの寿命は卵から幼虫(ヤゴ)、そして成虫になって死ぬまでの全体を通しておおよそ4年から5年強とされています。
オニヤンマが各時期に掛けるおおまかな期間は以下の通りです。
卵時期(孵化するまで) | 約35日 |
幼虫時期 | 4〜5年(3年の場合もある) |
成虫時期 | 1〜2ヶ月 |
ちなみに、オニヤンマは幼虫として数年の長い期間を過ごすわけですが、この間におよそ10回に渡って脱皮を繰り返し、最終的には5cm近くになります。
また、5年近くもの間生き延びなくてはならないため、オニヤンマのヤゴは住む環境に敏感で、その水域は安定している必要があります。
具体的には大きな河川や湖や沼ではなく、緩やかな流れのある規模の小さな小川または水域がオニヤンマの幼虫時期の生息環境となり、周辺には森林環境が維持されていることが理想的です。
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