長い鼻が印象的で人気な象は、とても長寿な動物として知られます。
象と呼ばれる動物には、アフリカゾウ、アジアゾウ、マルミミゾウ の三種がいますが、どれもそれぞれ長寿です。
象の寿命を解説します。
象の寿命はどれくらい?
ゾウの寿命 | 60〜80年 |
ゾウの寿命は野生下において60年から80年とされます。
この寿命に関してはアフリカゾウ、アフリカゾウの亜種とも言われることがある小型のマルミミゾウ 、そしてアジアゾウ全てで共通しています。
一方で、ゾウの寿命は飼育下では野生化よりも短くなるとされ、研究によると飼育下での寿命は平均的に野生化での寿命のおよそ1/2程度にまで短くなってしまうことが確認されています(参照:NATIONAL GEOGRAPHIC)。
ただし、中には飼育下でとても長く生きる個体もおり、2003年に台湾の動物園で亡くなったアジアゾウのオスの個体「リン・ワン」は86歳まで生きました(参照:BBC)。
ちなみに、性成熟の点でアフリカゾウとアジアゾウを比べると、アフリカゾウの方が若干早いことが分かります。
アフリカゾウは10〜12歳で性成熟を迎えるのに対して、アジアゾウは12〜15歳で性成熟を迎えます。
合わせて読みたい世界雑学記事
アフリカゾウの大きさ(体重&体長)【世界最大の陸上動物】
サハラ砂漠以南のアフリカ大陸にあるサバンナに生息するアフリカゾウは、陸棲の動物としては、地球上に生きる世界最大の動物です。 アフリカゾウの体重や身長などを含めた大きさを解説します。 アフリカゾウの大きさ(体重や体長など)はど...
アジアゾウの大きさ(体重&体長)【アフリカゾウより小さい】
インド北東部から北西部、中部、南部、そしてインドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、中国雲南省、ネパール、バングラデシュ南東部、マレーシア、ミャンマー、ラオスにまで生息域が広がるアジアゾウの大きさを解説します。 アジアゾウの大き...
象の鼻の長さはどれほど?太さや重さと併せて簡単に解説
象の鼻は推定10万にも及ぶ筋肉と腱から成っていることで、骨や関節に依存しなくても力強く伸ばしたり曲げたり出来る、とてもユニークな器官です。 また、骨や関節に依存していないということは、その可動域や柔軟性が想像以上に高く、あらゆ...
サイの寿命はどれくらい?【種類別の一覧表】
日本国内でも動物園によってはその姿を確認出来るサイと言えば、アフリカに生息するシロサイやクロサイを思い浮かべることが多いと思いますが、実はアジアにもサイは生息しており、世界には現在、5種類のサイが存在します。 サイの寿命を種類...