その優しい性格と可愛らしい外見からペットとしても人気なモルモットは、いわゆるネズミが属するげっ歯類の仲間。
もともとは南米の古代インディオ達によって家畜化された動物で、日本へは江戸時代にオランダ商人によってもたらされました。
いくつかの品種がいますが、日本で良く見かけるモルモットは、異なる品種が混じったいわゆる雑種が一般的です。
モルモットの大きさ(体重と体長)を解説します。
モルモットの大きさはどれくらい?
モルモットの体長 | 20〜30cm |
モルモットの体重 | 700〜1200g |
モルモットの大きさは、その飼育環境や品種によっても微妙に異なりますが、通常は体長で20cmから30cmの間、体重で700gから1200g程度の間に収まります。
ただし、巨大な個体は体長で40cm近く、また、体重に至っては3kg(3000g)近くにまで達します。
そんなモルモットは、げっ歯類であるものの一般的なネズミと比べてそこまで繁殖率は高くなく、また、妊娠期間も60〜75日間もあります。その代わり、赤ちゃんはお母さんのお腹の中である程度まで大きく育つのが特徴です。
結果、モルモットの赤ちゃんは一度に1匹から多くても4匹程度までしか生まれず、生まれたばかりであっても体長は8〜10cm近く、また、体重は100g近くあることが良くあります。
この後、8週間もすればその体長は15〜20cm近くに達し、16週間後には20cmから25cm、そして、生後14ヶ月までには成熟し、その大きさも20cmから30cmの間となるなど、非常に成長が早いことで知られます。
モルモットのサイズをハムスターと比較してみると?
モルモットは良く、同じげっ歯類でペットとしても人気なハムスターと比較されることが多いので、モルモットの大きさをより深く理解するためにも両者の大きさを比較してみましょう。
ちなみにここで比較するハムスターとは、ハムスターの中で最も一般的で良く知られる「ゴールデンハムスター」を指すこととします。
ゴールデンハムスター | モルモット | |
体長 | 13〜19cm | 20〜30cm |
体重 | 85〜150g | 700〜1200g |
ゴールデンハムスターの大きさは、体長でこそモルモットのおよそ2/3程度ですが、体重で比べるとその差は歴然。
モルモットの方が10倍弱近く重く、その体の大きさはゴールデンハムスターの比ではないことが分かります。
モルモットの巨大さを理解するために
以下の動画では、飼育されたモルモットが飼い主と一緒に映っています。
人間と比較することでモルモットの大きさがさらに分かりやすくなると思うので、モルモットのサイズ感を知る上で参考になります。