南米ペルーにある15世紀のインカ帝国時代の遺跡として有名なマチュピチュは、世界で最も有名な観光地であり、新世界の七不思議の一つとしても数えられます。
そのマチュピチュの大きさとはどの程度なのでしょうか?
マチュピチュの標高(海抜)と面積について解説していきます。
マチュピチュの標高(海抜)と面積はどのぐらい?
マチュピチュの高さ
マチュピチュの標高 | 2,430m |
マチュピチュの高さ(標高・海抜)は2,430mです。
又の名を「聖なる谷」と呼ばれる、かつてのインカ帝国の首都である「ウルバンバの谷」に沿ったように走る山の尾根に位置しています。
ちなみにウルバンバの谷は、マチュピチュへの旅を考える際に重要な拠点都市、ペルー南部のクスコを囲むように存在しています。
マチュピチュの大きさ
マチュピチュ遺跡の面積 | 約13㎢ |
マチュピチュ遺跡の面積(大きさ)は約13㎢です。
ただし、表記にある通り、この大きさはあくまでも「マチュピチュ遺跡」部分が占有する大きさです。
一方で、ペルーは1981年、マチュピチュも含めた総面積325.92㎢の周辺地域を「歴史的な聖域」と呼び、海外ではマチュピチュの面積としてこちらの数字が挙げられることがある点は覚えておくと良いかもしれません。
マチュピチュ周辺の拠点や山々の標高(高さ)も簡単に解説
マチュピチュ駅の高さは1800m
クスコからマチュピチュ遺跡を目指す上で、おそらく通常は立ち寄ることになるであろう拠点の一つマチュピチュ村へは、鉄道を使って行くのが最も快適なことで知られますが、そのマチュピチュ駅は標高約1800mのところに位置します。
つまり、マチュピチュ遺跡よりもかなり下に位置しており、ここからはまだマチュピチュ遺跡を望むことは出来ません。
ワイナピチュ山の標高は2693m
ワイナピチュと言えば、マチュピチュ遺跡の写真には必ずと言っていいほど映り込む有名な山で、そこから下にマチュピチュ遺跡を望む光景が大迫力だとして、マチュピチュを訪れた人の間では比較的人気な山です。
このワイナピチュの標高はマチュピチュよりも253m高い2693mとなっています。
マチュピチュ山の標高は3082m
一方で、ワイナピチュほど有名ではないものの、マチュピチュ遺跡周辺には同じ名前を持つマチュピチュ山が聳え立っています。
このマチュピチュ山の標高は3082mで、標高がワイナピチュ山よりも高いため、マチュピチュ遺跡を望むにあたってはより良い場所となりそうに聞こえますが、実はマチュピチュ遺跡からはワイナピチュ山の方が近いため、マチュピチュ遺跡を上から眺めるという点ではそこまで人気がありません。
ただし、その高い標高から、マチュピチュ周辺地域を眺める上ではより素敵な光景を見れることになり、マチュピチュ遺跡を取り囲む山々の光景は、こちらのマチュピチュ山からの方が絶景です。