西ヨーロッパの中で山や自然好きにとっては観光名所として人気で、お菓子やファッションブランドの名前にまで採用されているモンブランは、フランスとイタリアの国境に位置する山。
ヨーロッパ中央部を東西に横切るアルプス山脈に連なる山で、アルプス山脈の最高峰であると同時に西ヨーロッパの最高峰としても知られます。
モンブランの標高(高さ)について解説していきます。
モンブランの標高(高さ)はどのぐらい?
モンブランの標高(高さ) | 4,807.81m(2021年時点) |
モンブランの標高(海抜)は、2021年の9月に公開された最新調査時点で4,807.81mとなっています。
これは、2017年に公開された前回の調査結果である4,808.71mから90cmほど低い結果です。
モンブランの山頂は厚い標高に覆われているのが特徴で、氷河の融解や凝固によってその標高は変わるからです。
そのため、モンブランの標高は定期的に調査されており、2005年の調査では4,808.75mと、2003年に公開された4,808.45mを30cm上回る結果となったこともありました。
ただ、気候変動の直接的な影響を受けている可能性は低いとされているものの、2001年以降は毎年平均13cmずつ低くなっていることが判っています。
とはいえ、現在でもヨーロッパアルプス山脈に連なる山の中では最高峰であり、もちろん西ヨーロッパでも最高峰となります。
モンブランの高さを様々なものと比較してみると?
モンブランの標高について理解した上で、その高さをいくつかのものと比較してみましょう。
世界最高峰のエヴェレストのおよそ半分
世界最高峰と言えばネパールと中国国境にあるエヴェレストが有名ですが、モンブランはこのエヴェレストの約半分ほどの高さとなります。
エヴェレストの標高(高さ) | 8,848.86m |
モンブランの標高(高さ) | 4,807.81m |
モンブランの標高を二倍にすると9600mを超えるため、正確に約8850mのエヴェレストの半分とは言えませんが、イメージとしてモンブランの高さはエヴェレストの半分強と考えておくと良いかと思います。
富士山の高さの2.28倍
さらに、日本最高峰の富士山とも比較してみましょう。
富士山の標高は3,776mであるため、
富士山の標高(高さ) | 3,776m |
モンブランの標高(高さ) | 4,807.81m |
モンブランの方がおよそ1030mほど高くなっていることが分かり、両者の間にはおよそ東京タワー(333m)3つ分の高さの差があると言えそうです。