オーストラリアの山|山登りにおすすめな10選と最高峰トップ10!

オーストラリアにある山の中でも、山登りにおすすめな10の山々を紹介していきます。また、オーストラリアで最も高い山トップ10もランキング形式にして掲載しておきます。

南半球最大の国オーストラリアは広大な国土を誇りますが、その広い国土にも関わらずオーストラリアには、その地理的特徴から世界レベルで高い山というのは存在しません。

最も高い山々でもせいぜい2000m強なのです。

しかし、オーストラリアの山の中には世界遺産に登録されているものがあったり、また、頂上からの絶景が圧巻であったり、逆にそこまで高くないからこそ気軽に登山出来たりと、山登りにチャレンジしてみたい山が意外に多くあります。

そこで、この記事ではオーストラリアの山の中でも山登りにおすすめしたい、10の山々を紹介していこうと思います。

また、最後の方ではオーストラリアにおいて最も標高の高い山トップ10をランキング形式で掲載しておくので、興味があれば参考にしてください。

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山登りにおすすめしたいオーストラリアの山10選!

オーストラリアの山1:クレイドル山

オーストラリア本土の南方に浮かぶタスマニアの北西部には、広大なクレイドル山国立公園があり、そこには標高1545mを誇るクレイドル山がそびえ立っています。

その山頂は、遠くから見ても分かるギザギザした玄武岩が特徴的です。

このクレイドル山を登山で楽しむには、オーバーランド・トラックと言われる道のりを進んでいくのがおすすめで、途中では美しい湖や周囲を囲う山々、生い茂る草木やオーストラリアを代表するワラビーやウォンバットなどの動物を楽しむことが出来ます。

ただし、最初こそ整備された平坦な道が続きますが、最後の方では急な斜面に非常に多くの岩がごろごろしているいわゆる「がれ場」を登っていくことになるので、その点は心しておきましょう。

また、天候が荒れやすいので、事前に天気予報をチェックするのは当たり前として、雨具や防寒具を持っていくことも忘れないようにしましょう。

オーストラリアの山2:ウォルシュズ・ピラミッド

オーストラリア第三の規模を誇る都市ブリスベンから北西へ1367km行ったところには、クイーンズランド州に属するウールーヌーラン国立公園があります。

そして、この国立公園にあるのが標高922mのウォルシュズ・ピラミッドで、クイーンズランド州のケアンズから20kmほど南へ下ったところにそびえ立っています。

ウォルシュズ・ピラミッドの登山道はほとんど整備されていなく、途中ではでこぼこした岩場に出くわすことがある上に、急な勾配になっているなど、その難易度は難しめ。

登山好きの経験者にとっておすすめの山と言えるでしょう。

ちなみに、この山は年に一度開催されるグレート・ピラミッド・レースと呼ばれるトレッキングレースの中心地です。

オーストラリアの山3:マウントウォーニング

ニューサウスウェールズ州の緑豊かなツイードバレーを占めているのが、山登りに人気なマウントウォーニング。

斜めに尖った山頂は、オーストラリア大陸最東端にあるバイロンベイを眺めています。

世界遺産に登録されているウォランビン国立公園にあり、標高1156mのマントウォーニングは、一年中多くのファンを魅了。

オーストラリア最初の日の出を眺めるために、夜明け前から懐中電灯を片手に往復5時間、およそ9kmのハイキングへ出かける登山客もいるぐらいです。

ちなみに、もし明るいうちに出発して戻ってきたいなら、オーストラリアでいう冬の時期(6月〜9月頃)には、午後1時前に出かけるようにするのがおすすめ。

また、チェーンで補助しながら急勾配の岩の斜面を這い上がる最終部分に関しては、心の準備をしておきましょう。

オーストラリアの山4:ゴワー山

ニューサウスウェールズ州に含まれるものの、オーストラリア大陸ではなく、大陸から東へ約600km離れた世界遺産のロード・ハウ島にあるのがゴワー山。

この島で最も高い標高875mを誇り、山頂にあるユニークな雲霧林に覆われた台地までの往復約14km、8.5時間のトレッキングを楽しめるため、日帰りで山登り出来る山としておすすめ。

また、ゴワー山から標高777mのリッジバード山や、お城のようなボールズ・ピラミッドの小島、さらにはロード・ハウ島を囲む美しい海を眺めるのは最高です。

ただし、このゴワー山の山登りはロード・ハウ島で最も難易度が高い上に、道中には標識がないため、資格を持ったガイドを同行させることが義務付けられている点は注意。

とはいえ、道中の厳しい道のりにおいて、このガイドの存在に感謝することは間違いありませんが。

オーストラリアの山5:セント・メアリー山

南オーストラリア州にある太陽降り注ぐ雄大なフリンダース山脈には、標高1189mで同山脈最高峰のセント・メアリー山があります。

ノコギリの歯のような外観が特徴的で、登るには「ウィルペナパウンド・ビジターセンター(Wilpena Pound Visitor Centre)」と呼ばれる場所からスタートし、往復およそ18kmの道のりを行き来することになり、その道中には比較的困難な場所もあるのでそれなりにくたびれます。

ただし、山頂からの絶景は、その道のりをも忘れさせてくれるほどです。

一方で、この地に昔から住んでいるアボリジニのアドニャマタンハ族は、セント・メアリー山を聖なる場所として考えているため、観光客が登山することに対して懸念を表面している点は忘れてはなりません。

オーストラリアの山6:コジオスコ山

オーストラリア大陸東海岸から少し内陸へ行ったところには、ニューサウスウェールズ州が管轄するコジオスコ国立公園がありますが、その中心地となるのがコジオスコ山。

オーストラリア大陸における最高峰で、その標高は2228m

ただし、オーストラリア最高峰と行っても山頂へ到達するのは比較的容易で、特にリフトを使ったコースを利用すれば、登山経験がほとんどない初心者でも簡単に登ることができます。

その初心者コースとは、スキーリゾートであるスレドボビレッジと呼ばれる場所からリフトを使って標高1930mまで行き、そこから残りの標高300m程度を登る方法。

これだと、頂上までの距離は6.5kmになり、体力に自信がなくてもよっぽどでなければ登れるはずです。

もちろん、そのような簡単な道を選ばずに、シャーロット峠という場所から頂上を目指す道のりもありますが、こちらの登山道も比較的平坦であるため、登山経験がない人でも体力さえあれば問題なく山頂を目指せると思います。

いずれにせよ、山頂からの眺めは絶景で山登りをする価値は十分です。

ただし、山頂に向かう道は5月から10月まで雪が積もる可能性があるので、登山道の状況を事前に確認しておくことは忘れずに。

オーストラリアの山7:フェザートップ山

オーストラリアのビクトリア州を代表する山登り好きにおすすめな山が、フェザートップ山と呼ばれるビクトリア州で2番目に高い山。

その標高は1922mで、オーストラリアアルプスと呼ばれるオーストラリア東海岸の南側に位置する山脈に属しています。

3本の散策路がフェザートップ山の山頂に繋がっているので、好きな道を選んで登頂していけば良いかと思いますが、最も人気があるのがバンガロー・スプール・ハイキング・トレイル。

海抜510mに位置するハリエットビルと呼ばれる場所から、約1400m登っていく道のりになります。

ただし、緩やかな勾配と、道中はずっと景色を見ていたいという人は、レイザーバック・トレイルという道を選ぶと良いかもしれません。

オーストラリアの山8:バーニー山

クイーンズランド州にある国立公園の一つ「マウント・バーニー国立公園」には、標高1359mのバーニー山が位置しています。

岩の地肌が露出して険しくそびえ立つ山で、ウェストピークと呼ばれる標高1359mの山頂と、イーストピークと呼ばれる標高1354mの山頂があり、この二つの花崗岩の頂上に登るには、いくつかのルートが存在します。

ただし、そのルートには標識がほとんどないため、ある程度高い山登りのスキルや経験が必要となるため、初の登山には地元のガイドを雇って連れていくのが安全です。

ちなみに、バーニー山があるマウントバーニー国立公園は、世界遺産に登録されている「オーストラリアのゴンドワナ多雨林群」の一部で、固有の植物や多くの山や深い谷など、山登り以外でも楽しめるものが多くあります。

オーストラリアの山9:ンガンガン山

クイーンズランド州にあるンガンガン山は、太古の火山活動によって作られた山で、ハイキングをするには非常に人気が高い山。

というのも、その標高はたったの253mしかなく、麓から山頂までに必要な所要時間はおよそ40分前後と、ちょっとした運動や気分転換にはちょうど良い山だから。

また、その頂上から眺める辺り一面の景色も十分に美しく、本格的な山登りは嫌だけど気軽に山を登ってみたいという人にとっては超おすすめなんです。

ただし、いくら登るのに必要な時間が短いといっても、途中には急勾配や岩がゴロついた場所もあるので、普段運動しない人にとっては、思った以上に良い運動になるかもしれません。

オーストラリアの山10:ブルーマウンテン

オーストラリア最大の都市「シドニー」から電車に乗って2時間揺られ、たどり着いたカトゥンバ駅からさらに少し行ったところにあるブルー・マウンテン国立公園は、シドニーからとても近いだけでなく、世界遺産に登録されているため、絶対に訪れておきたい場所。

この場所には標高1215mのウェロング山があり、山登りをするにも良いですが、実はカトゥンバ駅へ着けば、あとはバスで様々な所へ行けたりするので、本格的な山登りは嫌だけど美しい山の大自然を感じたいというわがままな人にはとてもおすすめ。

さらに、ロープウェイやゴンドラ、シーニックレイルウェイと呼ばれるトロッコもある上、山の頂上だけでなく、天然の原生林が広がるジャスミン渓谷や、ウェントワース滝などの美しい滝など、見るものも沢山あります。

ちなみに、ブルーマウンテンを訪れた際には、この地で最も有名な「スリーシスターズ」と呼ばれる3つのそびえ立つ岩は絶対にチェックしておきましょう。

オーストラリア一高い山ランキングトップ10

最後にオーストラリアの山として最も高いトップ10を、標高と一緒にランキング形式で紹介しておくので参考にしてください。

順位山の名前標高(m)
1コジオスコ山2228
2タウンセンド山2209
3トウィナム山2196
4ラムス・ヘッド2190
5エザリッジの尾根にある名の無い山頂
(ニューサウスウェールズ州に位置する)
2180
6ラムス・ヘッド・ノース2177
7アリス・ローソン・ピーク2160
8アボットピーク南西にある名の無い山頂2159
9アボットピーク2145
10ノースコート山2131

(参照:Australian Government

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オーストラリアの山|山登りにおすすめな10選と最高峰トップ10!のまとめ

オーストラリアにある山の中でも、山登りにおすすめな10の山々と、比較的高い標高を誇る10の山々を紹介してきました。

オーストラリアを訪れた際に山登りがしたくなったら参考にしてみてください。

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