うずらはキジ科に含まれる鳥で、家禽としてはキジ科最小。その小ささは、全長20cmほどにしかならないことでも分かります。
そのため、うずらの卵の大きさも同じように小さいことで知られます。
うずらの卵の大きさを解説します。
ウズラの卵の大きさ(直径と重さ)はどれくらい?
縦の長さ | 3.175cm(1.25インチ) |
横の長さ(幅) | 2.54cm(1インチ) |
重さ | 9~11g |
うずらの卵は、最も典型的な大きさのもので、縦の長さ3.175cm前後、横の長さ2.54cm前後、そして重さは9〜11gとなります。
ただし、中には重さが15g近くになる比較的大きな卵もあります。
ちなみに、うずらの卵はニワトリの卵に比べて黄身の割合が多いため、同じ量を食べた場合はより高いタンパク質量、脂質、リンを摂取出来ます。
うずらの卵の殻は厚みはニワトリの卵の約2/3
そして、全体的な大きさが小さいうずらの卵の殻の厚さは、ニワトリの殻に比べて約2/3とされます。
平均的なニワトリの卵の殻が0.3mm前後なることを考えると、うずらの卵の殻の厚さは約0.2mmとなるのです。
一方で、うずらの卵にもニワトリの卵にも、殻の内側に薄い膜(内卵殻膜)がありますが、この膜に関しては、うずらの卵の方がニワトリの卵よりも2倍ほど厚くなっています。
うずらの卵の大きさ(長さと重さ)をニワトリの卵と比較
うずらの卵の大きさをもっとよく理解するためにも、世間一般に良く知られるニワトリの卵とうずらの卵の大きさを比較してみましょう。
縦の長さ | 横の長さ | 重さ | |
ニワトリの卵 | 5.5cm | 4.3cm | 58〜64g |
うずらの卵 | 3.175cm | 2.54cm | 9~11g |
ニワトリの卵には様々なサイズがありますが、ここでは中間サイズとなるMサイズを参考値としてます。
まず、縦の長さについては、
- 3.175 ÷ 5.5 = 0.57
となり、うずらの卵の縦の長さはニワトリの卵の半分より少し長い程度だということになります。
そして、横の長さを比べると、
- 2.54 ÷ 4.3 = 0.59
となり、こちらもニワトリの卵の半分より若干長い程度です。
そして重さに関して、ちょうどそれぞれの中間値を取って計算すると、
- 10g ÷ 61g = 0.163(約1/6)
となり、平均的なうずらの卵6個分で、ようやく平均的なニワトリの卵と同等サイズに近くなることが分かります。
うずらの卵の大きさを理解するためにこちらも参考に
以下の動画では、うずらの卵が茹でられている場面と、殻が剥かれている場面が映されています。
指の大きさと比べることで、うずらの卵の大きさが概ね分かると思うので参考にしてください。