ロシアの有名なものを15個紹介していきます。クレムリン大宮殿や世界一の国土、ロシア人の多くが誇りに思う宇宙事業など、ロシアに関して知っておきたいアレコレです。
「おそロシア」という言葉があるように、ロシアに行ったことがない人にとってロシアは、少し怖くて得体の知れない国かもしれません。
しかし、ロシアは長い歴史の中で多岐に渡って国際社会へ強い影響を与えてきた国であり、その結果、世界的にも有名な様々なものを生み出してきました。
さらに、世界一大きいとされるロシアだからこそ有名なものも存在します。
この記事では、そんなロシアに関して有名な15のアレコレを紹介していきます。
- ロシアの有名なもの1:クレムリン大宮殿
- ロシアの有名なもの2:ツァーリ・コロコル
- ロシアの有名なもの3:聖ワシリイ大聖堂
- ロシアの有名なもの4:ロシアは世界最大の国である
- ロシアの有名なもの5:11のタイムゾーンが存在する
- ロシアの有名なもの6:ウォッカ
- ロシアの有名なもの7:ロシア美女!
- ロシアの有名なもの8:マトリョーシカ
- ロシアの有名なもの9:モスクワの地下鉄
- ロシアの有名なもの10:エルミタージュ美術館
- ロシアの有名なもの11:バイカル湖
- ロシアの有名なもの12:スカイブリッジ
- ロシアの有名なもの13:オイミャコン
- ロシアの有名なもの14:世界で初めて人間を宇宙へと送り出した国
- ロシアの有名なもの15:意外に超親切で冗談好き
- 合わせて読みたい世界雑学記事
- ロシアの有名なもの|クレムリン大宮殿・国土・宇宙事業などのまとめ
ロシアの有名なもの1:クレムリン大宮殿
ロシアやモスクワを象徴するものとして、最も写真に収められることが多いクレムリン大宮殿は、まさしくロシアの有名なものの代表格。
ロシアに興味がある人で、このモスクワ市内の中心にあるクレムリン大宮殿を知らない人はほとんどいないでしょう。
現在は大統領府や大統領官邸が置かれており、また、有名な「赤の広場」もここにあります。
他にも、大統領の就任式、公式行事、海外の首脳陣を歓迎するレセプション会場などに使われていることから、テレビをはじめとしたメディアにも非常に頻繁に出てくる場所です。
さらに世界遺産にも登録され、今日では一般公開されていることもあり、絶対に一度は訪れてみたいロシアの有名な観光地です。
ロシアの有名なもの2:ツァーリ・コロコル
ツァーリ・コロコルは「皇帝の鐘」という意味を持つ、推定重量200トン前後、高さ6.14m、直径6.6mの青銅の鐘。
上で紹介したクレムリン大宮殿に現在は展示されています。
このツァーリ・コロコルにはちょっとした面白い話があるのですが、それは一時期、小さな寺院として利用されていたというもの。
欠損した大きな穴から出入りすることで、人々は中に入って祈りを捧げることがあったんです。
ちなみに、あまりにも重すぎたことと、完成後に一部が欠損してしまったことから、この鐘はこれまで一度も鳴らされたことがありません。
ロシアの有名なもの3:聖ワシリイ大聖堂
もう一つクレムリン大宮殿と赤の広場にあるものとして有名なのが、おとぎ話に出てきそうな可愛い外観で知られる「聖ワシリイ大聖堂」。
ロシア正教の大聖堂で、赤の広場に建ち、ロシア国内の聖堂の中では最も美しい建物の一つと言われ、1990年にはユネスコによって世界遺産に登録されました。
独特の建築様式によって周囲の他の建物とは異彩を放ち、ロシア人にとっては誇りでもある聖ワシリイ大聖堂ですが、一方で、歴史の中では幾度か消滅の危機に見舞われました。
火災、ナポレオンの侵攻、さらにはスターリン支持者による破壊計画などの危機です。
ロシアの有名なもの4:ロシアは世界最大の国である
ロシアに関する有名なこととして、「ロシアは世界最大の国土を有する国」というものがあります。
ロシアは地球の陸地面積の7〜8分の1を占めるとされ、1700万平方キロメートルという面積は2番目に大きな国であるカナダのほぼ2倍。
日本が45個も入ってしまう広大な土地を持っているんです。
しかも、ロシアの国土はヨーロッパとアジアの両方にまたがっており、大陸を横断しているため、ロシアには亜熱帯から永久凍土まで、様々な気候帯があったりします。
ロシアの有名なもの5:11のタイムゾーンが存在する
また、東アジアから東ヨーロッパにまで届く広大な国土を持つロシアには、標準時(タイムゾーン)が複数あるわけですが、その数はなんと11にも及ぶから驚き。
つまり、ロシアの東端と西端では、およそ半日もの時差が存在するというわけで、一つの国でこれほど大きな時差を抱えるのは世界でも唯一ロシアだけなんです。
まさしく「おそロシア!」な特徴だと言えるでしょう。
ロシアの有名なもの6:ウォッカ
ロシアの有名なものとして、ウォッカを忘れてはいけません。
大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなど穀物を原材料とし、蒸留して作るられるアルコール度数が非常に高いお酒で、ちょっとした集まりなどがロシアであれば、ウォッカをショットでグビッとやるのがお決まりです。
ちなみに、ウォッカの起源についてはロシアとポーランドの間で論争中ですが、ロシアほどウォッカと密接に関わる国は他にないと言って良いんじゃないでしょうか?
ちなみに、ウォッカ(vodka)という言葉は、 ロシア語で水を意味する「voda」から来ています。
ロシアの有名なもの7:ロシア美女!
ロシアに関する話題を挙げる時、度々持ち上がるのが「ロシアには美女が多くいる」という話。
そう、ロシアはこれまで非常に多くの美女モデルたちを世界に送り出してきたことからも分かる通り、美人を多く抱える美人大国としても有名です。
スラブ人をベースにしながらも、歴史的に多民族が混ざり合って出来上がってきた国だからか、はたまた寒冷な気候によって肌がきめ細かくなって美しさが増しているのか、その理由は謎ですが、ロシアではスタイル抜群な美女に遭遇する確率が非常に高いんです。
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ロシアの有名なもの8:マトリョーシカ
胴体の部分で上下に分割すると、中からサイズの小さい人形が出てきて、その小さい人形を分割するとさらに小さな人形が出てくる。
そのような人形を見たことがある人は多いかと思いますが、これこそロシアの有名な民芸品の人形であるマトリョーシカ。
通常は木で作られており、そのデザインは一般的に伝統的なロシア人女性や「バブシュカ(老婦人の意味)」をモデルにしています。
ロシアを代表する民芸品なので、お土産に困った時はマトリョーシカを検討してみましょう。
ロシアの有名なもの9:モスクワの地下鉄
モスクワの地下鉄網は「地下宮殿」と呼ばれるほど豪華な装飾で知られ、ソ連時代の「社会主義リアリズム」の名残を感じられる場所として世界的に有名。
80年超の歴史を誇るモスクワ地下鉄は、200を超える駅を抱え、毎日900万人超の乗客を運びます。
1935年の開設当初は13駅を通る1本の引き込み線でしたが、それが2017年には229駅を結ぶ14線まで膨れ上がり、現在は世界トップ5に入る大地下鉄網になっていると言われます。
このモスクワの地下鉄は、ソビエト連邦の理想と芸術家の技術を世に披露する場だった場所で、近現代のロシア文化や歴史を感じるためにも最適なんです。
ロシアの有名なもの10:エルミタージュ美術館
ロシア第二の都市であり帝政時代のロシアにおいては首都だったサンクトペテルブルグには、とても有名なエルミタージュ美術館があります。
サンクトペテルブルクで一番有名な観光スポットで、「世界で最も大きな美術館」の一つや「超一流の美術館」として知られ、300万点超の芸術品が収蔵されています。
印象派の作品から魅力的な東洋の宝まで、豊富なコレクションを見ることが出来るんです。
また、元々は宮殿として使われていたこともあり、建物自体も非常に荘厳で、訪れた人を魅了します。
ロシアの有名なもの11:バイカル湖
バイカル湖は、ロシア南東部とモンゴルとの国境、地域的にはシベリアに位置する世界最古の淡水湖。
また、「世界で最深の湖」や「世界最高の透明度を誇る湖」としても有名で、湖の周りの遊歩道コース「大バイカル湖トレイル」は、この地を訪れた人たちに人気です。
一方で、非常に寒冷な気候にも関わらず、バイカル湖は世界でも指折りの生物多様性を誇る場所で、生物進化の博物館などとも呼ばれます。
1996年にはユネスコによって、世界自然遺産にも登録されました。
ロシアの有名なもの12:スカイブリッジ
ロシアの有名なものとしては比較的最近建てられたのが、2014年にソチに建設されたスカイブリッジという橋。
なんでこのスカイブリッジが有名になっているかというと、200m超の高さから飛び降りる、ロシアにおいては初のバンジージャンプ用の常設橋だから。
さらに、440m近い長さを持つスカイブリッジには1度に最大3万人の人が乗ることが出来るとしても知られています。
ロシアの有名なもの13:オイミャコン
ロシアは国全体が寒いとして知られていますが、そんなロシアにおいてさえも「寒い」として有名なのがオイミャコンという、シベリアに位置するサハ共和国の中にある居住地。
なんでそこまで「寒い」として有名かと言うと、このオイミャコンは地球上で最も寒い定住地だと言われるから。
現在はおよそ500人が定住していると言われるものの、ここでの真冬の平均気温は−45℃を下回り、一年間の平均気温も−15℃前後。
さらに、正確な記録かどうかの議論はあるにせよ、1926年には−71.2℃が記録され、1933年には−67.7℃が記録されました。
ロシアの有名なもの14:世界で初めて人間を宇宙へと送り出した国
今日、宇宙に関する技術に関してはアメリカが頭一つ分抜きん出ていると言えますが、世界で一番最初に人間を宇宙へと送り出した国はロシア(当時はソビエト連邦)でした。
そう、ロシアは世界初の人間を宇宙へ送り出した国として有名なんです。
その時に送り出された人物は、ユーリイ・ガガーリンという名前のロシア人で、1961年4月12日に宇宙船で地球の周りをまわった初の人物となりました。
ちなみに、ガガーリンは結構なイケメンだったことでも知られています。
ロシアの有名なもの15:意外に超親切で冗談好き
「おそロシア」なんて言われるロシアは、どちらかというと「冷たくて怖い」といったイメージを持たれがちです。
しかし、ロシアに滞在したことがある人の間で結構有名なのが、おそロシアなイメージとは違い、ロシア人は超親切で冗談好きだってこと。
確かにソ連時代の影響なのか、お店に行くととても無愛想に対応してくる店員に遭遇することがあったり、ニコッとも笑わないロシア人と出会うことがあります。
しかし、そんな彼らでも、人が困っているところに出くわすととても親切になったり、また、一緒に時間を過ごし、ある一線を越えると急に心理的な距離を縮めて冗談を言い始めたりと、一般的なロシア人に対するイメージとは全く違う、とても人間臭い側面を見せてくるんです。
最近では、ソ連時代の影響を受けていない世代への若返りによって、最初から親切だったりオープンマインドな人に出くわすことが多くなってきましたが、そうでない場合でも、ある一定の壁を越えると、日本以上に人思いな側面を見せ始めるのがロシア人です。
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ロシアの有名なもの|クレムリン大宮殿・国土・宇宙事業などのまとめ
ロシアに関する有名なものを15個ピックアップして紹介してきました。
ロシアに行ったことがない人も、今回紹介したものを参考にして、ロシアを楽しんでみると良さそうです。