世界最大のセミ(世界一大きいセミ)はテイオウゼミという名前の外国産のセミです。この世界一でかいセミについて、簡単に紹介していきます。
日本でも夏を迎えるとその鳴き声から存在感を示し始めるセミは、日本の初夏から初秋にかけての風物詩的生き物。
日本には約30種類のセミが生息するとされますが、世界を見渡すとその数は1600種近くにまでなります。
そして、世界には日本国内で見られるセミのサイズを大きく上回る大きなセミがおり、その中でも世界一でかいセミとして知られるのがテイオウゼミです。
この記事では、世界最大のセミと称されるテイオウゼミについて簡単に解説します。
世界最大のセミ「テイオウゼミ」とは?
世界最大のセミまたは世界一大きいセミとされるのは、「テイオウゼミ」という名前のセミ。
セミ科の生き物の中ではオオヒグラシ属に分類され、東南アジアの一部地域に生息。
具体的にはこれまで、カンボジア、インドネシア、ラオス、ネパール、マレーシア、そしてタイ国内で姿が確認されてきました。
その体長(頭からお尻までの大きさ)は7〜8cmで、翅を広げた大きさは18〜21cmほどに達します。
例えば、日本国内で最も一般的に姿が確認出来るアブラゼミの体長は3cm前後(※翅を入れた全長は6cm弱)であるため、テイオウゼミの体長はアブラゼミの体長の2倍以上になることが分かります。
ちなみに、テイオウゼミの翅まで入れた「全長」は13cm近くになります。
世界一大きいセミ「テイオウゼミ」の特徴とは?
その大きさに加えて、テイオウゼミには以下のような特徴があります。
世界一大きいセミは幼虫期間も規格外
セミは成虫としての期間がとても短い一方で、幼虫として過ごす期間がとても長いことで知られます。
例えば、日本で一般的なミンミンゼミやアブラゼミは3~5年程度を幼虫として過ごします。
一方で、「世界一大きいセミ」として名を馳せるテイオウゼミは、その幼虫期間も圧倒的。
なんと、推定10年から15年とされ、日本でよく見るセミと比べると3倍近い期間を幼虫として過ごしているのです。
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世界最大のセミ・世界一大きいセミ「テイオウゼミ」とは?のまとめ
世界最大のセミとされるテイオウゼミを簡単に紹介してきました。
日本国内最大のクマゼミの全長(翅までを入れた長さ)が7cm弱であるのに対して、テイオウゼミの体長は13cm前後と、その体はまさに世界最大の称号に相応しい大きさを誇っています。