世界最大のミミズ(世界一大きいミミズ)を紹介していきます。オーストラリアに住むミミズの一種が、名実共に世界一でかいミミズです。
日本国内にだけでも数百種類が生息するとされるミミズは、世界中に生息しており、地球上全体のミミズを考慮した場合、数千に上る種が存在すると考えられています。
では、そんな非常に種類の数に富んだミミズの中で、「世界最大のミミズ」や「世界一大きいミミズ」とされるミミズは、なんというミミズなのでしょうか?
この記事では、世界最大のミミズについて紹介すると共に、比較として日本最大のミミズも簡単に紹介しておきます。
世界最大のミミズ・世界一大きいミミズとは?
「世界最大のミミズ」または「世界一大きいミミズ」の称号を手にしているのは、オーストラリアに生息する、学名で「メガスコリデス・アウストラリス」と呼ばれる巨大ミミズ。
主にヴィクトリア州のギプスランドに暮らす、別名「ジャイアント・ギプスランドミミズ」とも呼ばれるこの世界一大きいミミズは、1000近い種のミミズが暮らすオーストラリアはもとより、世界全体で見てもその大きさは圧倒的。
具体的には以下のようなサイズを誇ります。
平均体長 | 100cm |
平均直径 | 2cm |
平均体重 | 200g |
しかも、巨大な個体の体長は3m以上にもなる上に、その体は伸縮自在なため、実際の大きさよりも長く見えることさえあるほど。
3m近い巨大な個体を例えれば、通常の建物の1階分の高さ(約3m)に等しく、また、その巨大な個体が体を伸ばした場合、黒板の横の長さ(3.6m)かそれ以上になると言えます。
現地では地面から約50cm下の下層土に棲んでおり、大抵の時間は地中の巣穴で暮らし、およそ5年をかけて成熟します。
また、通常、その動きは緩慢ですが、稀に素早く動く際には、その大きさもあり、地中にいてもゴボゴボという音が聞こえるため、姿が見えなくても世界最大のミミズの存在に気づくことがあります。
日本最大のミミズを比較として紹介
世界最大のミミズ「メガスコリデス・アウストラリス」について簡単に解説しましたが、比較として日本最大のミミズについても紹介しておきます。
その日本一大きいミミズとは「シーボルトミミズ」という名前のミミズで、主に西日本の山林に生息する日本の固有種。
(出典:wikipedia)
その平均体長は25cm前後で体重は40gほど。ただし、大きい個体の体長は40cm近くにも及びます。
しかし、それでも世界一大きいメガスコリデス・アウストラリスに比べると、平均的に1/4〜1/5程度であり、また、最大級の個体同士を比べると1/7程度にしかならず、この両者の比較からもメガスコリデス・アウストラリスのずば抜けた大きさが分かります。
ちなみに、シーボルトミミズはメガスコリデス・アウストラリスと違い、地中に生息するものの比較的良く地表にも出てくることがある上に、その動きは意外に素早かったりします。
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