ドイツの有名人|歴史的に名を残す作曲家・哲学者・科学者・政治家など

ドイツの有名人を25人ピックアップして紹介していきます。作曲家、哲学者、科学者、そして政治家など、幅広い分野で歴史的なドイツ出身の有名人を見つけることが出来ます。

現在の西ヨーロッパにおいて大国とされるドイツは、その歴史の中で非常に多くの有名人を輩出してきました。

その有名人達の領域は一つに限らず、芸術、科学、哲学、政治、スポーツなど多岐に渡り、名前を知っているあの歴史的な有名人が、実はドイツ人だったなんてことがよくあります。

この記事では、そんなドイツが歴史の中で輩出してきた25人の有名人をピックアップして紹介していこうと思います。

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  1. ドイツの有名人1:ヒルデガルト・フォン・ビンゲン
  2. ドイツの有名人2:ヨハネス・グーテンベルク
  3. ドイツの有名人3:マルティン・ルター
  4. ドイツの有名人4:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
  5. ドイツの有名人5:フリードリヒ2世(フリードリヒ大王)
  6. ドイツの有名人6:イマヌエル・カント
  7. ドイツの有名人7:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
  8. ドイツの有名人8:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
  9. ドイツの有名人9:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
  10. ドイツの有名人10:リヒャルト・ワーグナー
  11. ドイツの有名人11:オットー・フォン・ビスマルク
  12. ドイツの有名人12:カール・マルクス
  13. ドイツの有名人13:カール・ベンツ
  14. ドイツの有名人14:ルドルフ・ディーゼル
  15. ドイツの有名人15:マックス・プランク
  16. ドイツの有名人16:アルバート・アインシュタイン
  17. ドイツの有名人17:オットー・ハーン
  18. ドイツの有名人18:アドルフ・ヒトラー
  19. ドイツの有名人19:ヴァルター・ハルシュタイン
  20. ドイツの有名人20:マレーネ・ディートリヒ
  21. ドイツの有名人21:クラウス・フォン・シュタウフェンベルク
  22. ドイツの有名人22:オスカー・シンドラー
  23. ドイツの有名人23:アンゲラ・メルケル
  24. ドイツの有名人24:ミハエル・シューマッハ
  25. ドイツの有名人25:シュテフィ・グラフ
  26. 合わせて読みたい世界雑学記事
  27. ドイツの有名人|歴史的に名を残す作曲家・哲学者・科学者・政治家などのまとめ

ドイツの有名人1:ヒルデガルト・フォン・ビンゲン

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1097年〜1179年)は、作家、神秘家、作曲家、そして中世ドイツを代表する宗教家であり、キリスト教カトリック教会において、聖人の中でも博学で偉大な業績を残した者へ送られる教会博士にも選ばれた女性。

当時、宗教界のみならず、社会全般において女性が重要な役割を担う事は滅多にありませんでしたが、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは例外的に、非常に高い学識を備えていたため、強い影響力を持ち、中世ヨーロッパ最大の賢女とさえ言われました。

ドイツの有名人2:ヨハネス・グーテンベルク

ヨーロッパにおいて活版印刷を発明したヨハネス・グーテンベルク(1400年〜1468年)は、ヨーロッパ中で印刷物の普及を可能にした印刷革命を起こした人物として有名なドイツ人。

また、グーテンベルクは西洋初の印刷聖書である「グーテンベルク聖書」を印刷したことでも知られます。

この印刷の革命はその後、宗教や科学など様々な分野の発展へ貢献することとなりました。

ドイツの有名人3:マルティン・ルター

マルティン・ルター(1483年〜1546年)は、ドイツの神学者で聖職者。

当時のローマ・カトリック教会は本来の信仰を失い堕落していると考えたルターは改革を試み、その宗教改革によってローマ・カトリック教会から分離する形で、プロテスタントが誕生することとなりました。

このような理由から、マルティン・ルターはプロテスタントの祖だと考えられています。

ドイツの有名人4:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

作曲家・音楽家のヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685年〜1750年)は、18世紀に活躍したドイツ出身の作曲家で、史上最も偉大な作曲家の1人だと考えられています。

現在も人気がある合唱曲や管弦楽曲を作曲し、西洋音楽の基礎を作り上げた作曲家であると言われることさえあります。

ドイツの有名人5:フリードリヒ2世(フリードリヒ大王)

ドイツの前身であり、現在のドイツ北部からポーランド西部にかけての広い領土を誇ったプロイセン王国(1701年〜1918年)において、「大王」と呼ばれることもあったフリードリヒ2世(1712年〜1786年)は、第3代目のプロイセン王。

軍事的才能と優れた国家運営手腕でプロイセンを強化し、18世紀から20世紀初頭にかけてのプロイセン繁栄の礎を築きました。

また、その国家運営においてはトップダウンで近代化を促した(啓蒙思想を掲げた)ことから、啓蒙専制君主の典型例と言われることもあります。

ドイツの有名人6:イマヌエル・カント

イマヌエル・カント(1724年〜1804年)は、ドイツ出身の哲学者の一人。

著書「純粋理性批判」では、経験と理性を統合し、理性主義者と経験主義者の議論から哲学を前進させました。

また、ドイツ古典主義哲学の祖と言われ、その後に続くドイツ出身の哲学者に強い影響を与えました。

ドイツの有名人7:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

詩人・劇作家・小説家・政治家のヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749年〜1832年)は、数々の作品を残した作家で、ドイツの歴史を代表する文豪でした。

有名な作品としては「ファウスト」、「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」、「親和力」などが挙げられ、多くの文化的遺産を残した人物です。

ちなみに、ファウストは20代の頃から死ぬ直前まで書き続けられた、ゲーテにとってのライフワークであり大作です。

ドイツの有名人8:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

オーストリアの古典派音楽の作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756年〜1791年)は、600曲以上の作品を残し、史上最も偉大な音楽家の1人だと考えられているドイツの有名人。

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンに代表される18〜19世紀初頭にウィーンで活躍した作曲家達の総称「ウィーン学派」の三代巨匠の一人と言われ、神聖ローマ帝国皇室宮廷作曲家としての称号を持っていました。

「フィガロの結婚」や「ドン・ジョヴァンニ」を始め、数多くの名作を残しています。

ドイツの有名人9:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

現在のドイツ領にあたる神聖ローマ帝国ケルン大司教領のボンで生まれた作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770年〜1827年)は、古典派音楽とロマン派音楽の橋渡しをした音楽の天才。

作曲家として活動し始めた当初は問題なかったものの、徐々に持病の難聴が悪化して、28歳頃には最高度の難聴者となってしまいました。

しかしそれでもベートーヴェンは、交響曲第9番、ピアノソナタ、弦楽四重奏曲、ミサ・ソレムニスなど、多くの大作を残したのです。

ドイツの有名人10:リヒャルト・ワーグナー

リヒャルト・ワーグナー(1813年〜1883年)は、「ニーベルングの指環」などの壮大なオペラを作曲した作曲家です。

また、19世紀のヨーロッパを中心とする音楽を指す「ロマン派」を代表する人物と知られ、作曲だけではなく指揮者としても活躍しました。

さらに、作家としても活動しており、哲学的なものを中心とした複数の著書を残しています。

ドイツの有名人11:オットー・フォン・ビスマルク

オットー・フォン・ビスマルク(1815年〜1898年)は、1871年のドイツ帝国成立において重要な役割を担った政治家であり、ドイツ帝国の初代首相です。

ドイツの諸州を統一し、平和維持を重視した比較的穏健な外交政策を追求したことで高い評価を得た結果、当時の国政政治においても重要な人物の一人となりました。

ドイツの有名人12:カール・マルクス

哲学者であり思想家として知られるカール・マルクス(1818年〜1883年)は、プロイセン王国に生まれたものの、1845年にはプロイセン国籍を捨て、以降は無国籍者となって1849年にはその過激な思想からイギリスに亡命しました。

カール・マルクスが著した「資本論」と「共産党宣言」は世の中へ大きな影響を与え、また、20世紀の社会主義国家の誕生へと繋がっていきました。

ドイツの有名人13:カール・ベンツ

発明家であり起業家のカール・ベンツ(1844年〜1929年)は、世界初の実用的なガソリン自動車を開発し、1879年に特許を取得。

その後には、製造会社を創業して成功し、現在にも残るベルセデスベンチの礎を築いたことで知られるドイツ人です。

ちなみに、自動車が世界的に認知される過程では、彼の妻であるベルタ・ベンツが夫に内緒で行った106kmにも渡る長距離ドライブが有名です。

この長距離ドライブを行った結果、ベルタの思惑通り、世間はベンツの自動車に注目するようになり、世界中に知られることとなりました。

ドイツの有名人14:ルドルフ・ディーゼル

ドイツ人の両親の下でフランスのパリで生まれたルドルフ・ディーゼル(1858年〜1913年)は、1890年代初頭にディーゼルエンジンを発明したことで有名です。

一方でディーゼルはまた、謎に包まれた死でも注目されることになりました。

1913年9月29日、忽然と姿を消して、同年の10月中にノルウェーに近い海の上で遺体となって発見されたのです。

ドイツの有名人15:マックス・プランク

理論物理学者のマックス・プランク(1858年〜1947年)は、量子力学の進展に貢献したドイツの有名人。

現在盛んに研究が進んでいる「量子論」の創始者の一人であり、「量子論の父」として知られる人物です。

その功績によって1918年には、ノーベル物理学賞も受賞しています。

ドイツの有名人16:アルバート・アインシュタイン

ドイツ生まれのユダヤ人で、理論物理学者であったアルバート・アインシュタイン(1879年〜1955年)は、特殊相対性理論一般相対性理論など、それまでの物理学を再定義する様々な理論を発表した、世界的にも有名で歴史的な科学者。

1921年にはノーベル賞を受賞し、現代物理学の父と呼ばれることさえあります。

また、アルバート・アインシュタインは、平和を推進した人道主義者としても有名でした。

ドイツの有名人17:オットー・ハーン

フランクフルト出身の化学者であり物理学者のオットー・ハーン(1879年〜1968年)は、放射線の分野では先駆的な科学者で、1939年に核分裂反応を発見したことで知られる人物。

ただし、ユダヤ人の家庭に生まれたため、1938年にはドイツからスウェーデンに移住を余儀なくされました。

そのような苦しい状況の中でも研究を続け、1944年にはノーベル化学賞を受賞しています。

ドイツの有名人18:アドルフ・ヒトラー

ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)の党首であり、1933年にドイツの首相に指名されてからは、一極集中型の独裁体制を築き上げたドイツ史上並びに現代史上最悪の独裁者と言われるのがアドルフ・ヒトラー(1889年〜1945年)。

第二次世界大戦を引き起こした中心人物の一人で、また対戦中には、ユダヤ人を中心とした少数派の人々を組織的に虐殺したホロコーストを主導するなど、悪名高いことで有名なドイツ人です。

ドイツの有名人19:ヴァルター・ハルシュタイン

(出典:wikipedia

シュトゥットガルト出身の外交官で政治家のヴァルター・ハルシュタイン(1901年〜1982年)は、欧州経済共同体(EEC)の前身である欧州石炭鉄鋼共同体の立案者の1人でした。

また、後にEECは、1967年に欧州石炭鉄鋼共同体と欧州原子力共同体と統合されて欧州諸共同体(EC)となり、1993年には欧州連合(EU)となったことから、EUの祖であるとさえ言えるかもしれません。

ドイツの有名人20:マレーネ・ディートリヒ

ドイツのベルリン出身の女優マレーネ・ディートリヒ(1901年〜1992年)のキャリアは、1922年に公開された映画「ナポレオンの弟」から始まりました。

その後、その美しい美貌や官能的な演技、そしてセクシーな歌声によって世界的に人気が高くなると、1930年にはアメリカへ渡り、ハリウッドスターとなって、1939年にはアメリカの国籍を取得するに至りました。

一方で、ヒトラーがマレーネのファンだったことから、彼女は何度もドイツへ戻るように要請されましたが、ナチス政権に対して嫌悪感を抱いていた彼女は、そのヒトラーの誘いを断り続けた人物としても知られます。

ドイツの有名人21:クラウス・フォン・シュタウフェンベルク

(出典:wikipedia

イェッティンゲン=シェパッハ出身の貴族の軍人クラウス・フォン・シュタウフェンベルク(1907年〜1944年)は、ドイツ国防軍内における反ヒトラー運動の主要メンバーだった人物。

結局失敗に終わりましたが、陸軍国内予備軍参謀長を努めていた際の1944年7月には、爆弾でヒトラー暗殺を試みました。

そして、最終的には逮捕されて処刑されています。

しかし、ヒトラーとナチスドイツによる様々な行為を犯罪とみなす今日のドイツにおいては、英雄の一人と考えられている人物です。

ドイツの有名人22:オスカー・シンドラー

人種的にドイツ人であったオスカー・シンドラー(1908年〜1974年)は、ドイツの実業家で、その生涯の中ではナチス党に志願して入党したこともある人物でした。

しかし、第二次世界大戦の最中でナチス政権によるユダヤ人への大量虐殺「ホロコースト」が本格化し始めると、ナチス政権へ抵抗する形で、自社工場で働いていた1,200人に及ぶユダヤ人達を虐殺から救ったのです。

このシンドラーの功績は後に、「シンドラーのリスト(1993)」という映画が公開されたことで、世界的にも知られるようになりました。

ドイツの有名人23:アンゲラ・メルケル

アンゲラ・メルケル(1954年〜)は、2005年から8代目のドイツの首相を務めており、またドイツの歴史上で初めて首相となった女性として有名な人物。

また、欧州連合の事実上のリーダーでもあり、欧州統合と欧州金融危機に影響する多くの決断を下すなど、現代の国際社会において非常に強い影響力を持つ、ドイツが誇る女性です。

一方で、長期に渡って首相の座をつとめてきたこともあり、2021年の首相退任を表明しています。

ドイツの有名人24:ミハエル・シューマッハ

ドイツのフュルト・ヘルミュールハイムで生まれたミハエル・シューマッハ(1969年〜)は、元F1ドライバーとして活躍したドイツの有名人。

ドイツ出身の人物としては初めてF1ドライバーズチャンピオンとなり、生涯の中で91回の優勝、そして、「世界チャンピオン」に7回も輝くなど、それまでの様々なF1歴代記録を塗り替え、現役当時はドイツだけでなく世界中を魅了していました。

そのため、史上最も偉大なF1ドライバーだと考えられることがあります。

ドイツの有名人25:シュテフィ・グラフ

ドイツのマンハイムで生まれたシュテフィ・グラフ(1969年〜)は、現役時代は最強の名を欲しいままにしていた女子テニス選手。

グランドスラムと呼ばれる四大大会では、シングルスで22回の優勝を飾り、また、通算377週も世界ランキング1位に在位した記録を持っています。

ちなみに、この通算377週の世界一在位記録は、男女を通じてテニス史上最高とされ、女帝グラフの黄金時代を象徴しています。

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ドイツの有名人|歴史的に名を残す作曲家・哲学者・科学者・政治家などのまとめ

ドイツの有名人を25名紹介してまとめてきました。

見てきたように、ドイツの歴史の中では、世界的に非常に有名な多くの作曲家や哲学者、そして科学者や政治家などが生まれています。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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