ニュージーランドの有名人を11名紹介していきます。歌手や俳優、そして登山家や首相など、世界的にも名前が知られるニュージーランドの出身者を確認していきましょう。
オセアニア地域に属するニュージーランドは、海を隔ててオーストラリアの東隣にある小さな国。
しかし、そんな小さな国であるにも関わらず、これまで数々の世界的に有名な人物を輩出し続けてきました。
様々な業界で自らの限界に挑み続け、輝かしい業績を残してきたのです。
この記事では、ニュージーランドの有名人を11名ピックアップして紹介していこうと思います。
- ニュージーランドの有名人1：アーネスト・ラザフォード
- ニュージーランドの有名人2：エドモンド・ヒラリー
- ニュージーランドの有名人3：キリ・テ・カナワ
- ニュージーランドの有名人4：ニール・フィン
- ニュージーランドの有名人5：ピーター・ジャクソン
- ニュージーランドの有名人6：ラッセル・クロウ
- ニュージーランドの有名人7：ジョナ・ロムー
- ニュージーランドの有名人8：ジャシンダ・アーダーン
- ニュージーランドの有名人9：スティーブン・アダムズ
- ニュージーランドの有名人10：ロード
- ニュージーランドの有名人11：フライト・オブ・ザ・コンコルズ
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- ニュージーランドの有名人｜歌手や俳優から登山家や首相まで！のまとめ
ニュージーランドの有名人1：アーネスト・ラザフォード
原子物理学の父とされるアーネスト・ラザフォード（1871〜1937年）は、ニュージーランド出身の物理学者。
ニュージーランドの南島のネルソンから、20km南西に離れたブライトウォーターで生まれました。
アーネスト・ラザフォードは、最も有名な業績である原子核の発見と人工変換を成し遂げる前、「元素の崩壊、放射性物質の化学に関する研究」を理由として1908年にノーベル化学賞を受賞したことで、化学者としても知られます。
アーネスト・ラザフォードの科学への貢献は計り知れず、国内外の多くの通りや建物、施設にアーネスト・ラザフォードにちなんだ名前が付けられています。
また、故郷のブライトウォーターには、記念碑が建てられています。
ニュージーランドの有名人2：エドモンド・ヒラリー
エドモンド・ヒラリー（1919〜2008年）は、ニュージーランド出身の冒険家であり登山家。
1953年に世界で初めてエベレストの山頂に到達した人物の一人として有名です。
ちなみに、エドモンド・ヒラリーはイギリスの登山隊に参加していたため、ニュージーランド人以外の人はエドモンド・ヒラリーをイギリス人と勘違いしていることも多かったようでした。
しかし、エドモンド・ヒラリーは正真正銘のニュージーランド人で、山頂に到達した際はニュージーランド人らしく、
We knocked the bastard off!（俺達はクソ野郎をやっつけたぞ！）
というセリフを残しています。
また、エドモンド・ヒラリーは、北極点、南極点、エベレスト山頂への到達するスリー・ポール・チャレンジを世界で初めて成し遂げた人物でもあります。
ニュージーランドの有名人3：キリ・テ・カナワ
とても美しく愛されている歌声を持つキリ・テ・カナワ（1944年〜）は、最も高い評価を受けているニュージーランド出身のオペラ歌手。
1970年代から世界中で活躍していたことで知られますが、1981年にチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式で歌を披露した結果、世界的に名前が知られるようになりました。
結婚式は世界中でテレビ中継され、キリ・テ・カナワの歌は6億人もの人が視聴したのです。
ちなみに、キリ・テ・カナワが生まれたニュージーランドの北島東海岸に位置するギズボーンは、ジェームズ・クック（キャプテン・クック）が初めて上陸した場所であり、世界で最初に日が昇る場所としても有名です。
ニュージーランドの有名人4：ニール・フィン
ニュージーランド版ジョン・レノンと言えば、ニール・フィン（1958年〜）。
ニール・フィンはニュージーランド出身のシンガーシングライターで、80年代と90年代に世界的な成功を収めたロックバンドであるクラウデッド・ハウスの発起人です。
「Don’t dream it’s over」や「Something so strong」などのヒット曲を生み出したクラウデッド・ハウスのアルバムは、全世界で1000万枚以上のセールスを記録。
また、オーストラリアのシドニーにあるオペラハウス前で行った解散コンサートでは、オーストラリア史上最多の約250,000人の動員を記録しました。
ニュージーランドの有名人5：ピーター・ジャクソン
ピーター・ジャンクソン（1961年〜）は、ニュージーランド出身の映画監督であり映画プロデューサー。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの監督を務めたことで知られ、ニュージーランの首都ウェリントンから車で30分ほどのポリルアのプケルア・ベイ出身です。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズは世界中で愛され、キングコングのリメイク版を手がけたこともありました。
そして、そのキャリアの中ではこれまで、アカデミー賞を複数回に渡って受賞しています。
ニュージーランド史上、最も優れた実績を持つ映画監督と言えるでしょう。
ニュージーランドの有名人6：ラッセル・クロウ
ラッセル・クロウ（1964年〜）は、ニュージーランド出身の俳優でありハリウッドで大活躍する有名人。
2000年に公開された映画「グラディエーター」は彼の代表作であり、この映画によってアカデミー主演男優賞を受賞したラッセル・クロウは、名実共に世界のトップ俳優の仲間入りをしました。
また、2001年に公開されて主役を務めた映画「ビューティブル・マインド」ではゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞しています。
その後も数々の映画へ出演し、2014年には映画監督デビューするなど、ニュージーランド出身の俳優としては最も有名な人物だと言えるでしょう。
ニュージーランドの有名人7：ジョナ・ロムー
ジョナ・ロムー（1975〜2015年）は、史上最年少の19歳でニュージーランドの国技とも言えるラグビーの同国代表（オールブラックス）に選ばれた国際的スーパースター。
身長196cm、体重120kgの巨体と驚くべきスピードを誇るジョナ・ロムーは強靭な選手で、1995年のラグビーワールドカップではイングランド戦で4回のトライを決めて大活躍しました。
しかし残念ながら、ジョナ・ロムーは2015年に40歳の若さで心臓発作によって亡くなっています。
ニュージーランドの有名人8：ジャシンダ・アーダーン
ジャシンダ・アーダーン（1980年〜）は、2017年の選挙で勝利を収め、37歳で世界最年少の女性首脳に就任して以降、国内外の注目を集める世界で最も優れた首相の一人。
就任数ヶ月後に妊娠を発表した際にはより多くの注目が集まり、出産を終えたジャシンダ・アーダーンは、世界で2番目に首脳在職中に出産をした女性となりました。
また、2020年に起きたコロナ禍においては、世界中から絶賛されたコロナ対策を主導する優れたリーダーシップを発揮しました。
このような実績によってジャシンダ・アーダーンは非常に高い人気を誇り、「ジャシンダマニア」なるファンも多く存在します。
ジャシンダ・アーダーンが生まれたハミルトンは、オークランドから車で1時間半ほどのニュージーランドで4番目に大きい街であり、美しいハミルトン・ガーデンズで有名です。
ニュージーランドの有名人9：スティーブン・アダムズ
オクラホマシティ・サンダーでセンターを務めるNBAのスーパースターであるスティーブン・アダムズ（1993年〜）は、ニュージーランド出身で最も成功を収めているスポーツ選手の1人。
2013年にNBAのドラフトで、オクラホマシティ・サンダーからニュージーランド人として初めて1巡目指名を受けました。
そしてチームで活躍し、2016年には1億米ドルで4年の延長契約を結んでいます。
2018年にはアメリカの経済誌「フォーブス」のスポーツ選手長者番付トップ100に選出されました。
ちなみに、砲丸投げでオリンピック金メダルを二度獲得しているニュージーランド出身の女性アスリート「バレリー・アダムズ」は、スティーブン・アダムズの姉です。
ニュージーランドの有名人10：ロード
ロード、本名エラ・マリヤ・ラニ・イェリッチ＝オコナー（1996年〜）は、ニュージーランド出身のシンガーソングライターで、2013年に発表したデビュー曲「ロイヤルズ」で、世界中に旋風を巻き起こしました。
2012年にはすでにニュージーランドとオーストラリアのチャートで2位を獲得していましたが、その翌年にアメリカのチャートで1位になり、ソロアーティストとして26年ぶりに最年少全米1位獲得の記録を塗り替えたのです。
また、同曲によって2014年に開催された第56回グラミー賞では、最優秀楽曲賞と最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞しています。
その独特なスタイルから、ロードは世界で最も有名で人気なニュージーランド出身のシンガーソングライターの1人だと言えるでしょう。
ニュージーランドの有名人11：フライト・オブ・ザ・コンコルズ
自称「ニュージーランドで4番目に有名なフォーク・パロディ・デュオ」であるフライト・オブ・ザ・コンコルズ（1998年から活動開始）は、世界中で人気なミュージカル・コメディ・デュオ。
ウェリントンのヴィクトリア大学で学んだ2人によって1998年に結成され、2003年にはエディンバラ・フェスティバル・フリンジ（スコットランドの首都エディンバラで毎年8月に3〜4週間にわたって開催される世界最大の芸術祭）でペリエ賞（喜劇賞）を受賞。
2007年にはHBOで自身のテレビ番組を持ち、ニュージーランドのコメディ界で確固たる地位と成功を手に入れました。
合わせて読みたい世界雑学記事
ニュージーランドの有名人｜歌手や俳優から登山家や首相まで！のまとめ
ニュージーランドの有名人を歌手や俳優、そしてアスリートや首相まで11名紹介してきました。
歴史も浅く国土も小さく人口も少ないですが、その割には世界的に有名な人たちを輩出続ける国がニュージーランドなんです。
