ウォンバットは、姿を見たことがない人にはその名前(バット)からコウモリと間違われ、姿を見たことがある人には、その外見からネズミの仲間と間違われがちです。
しかし、実はコアラに近い、現地では誰もが目撃するであろう、オーストラリア固有で名物と言える動物です。
そのウォンバットの大きさ(体長や体重)を解説します。
ウォンバットの大きさはどれくらい?
体長 | 90〜115cm |
体重 | 20〜35kg |
尻尾の長さ | 2.5〜6.0cm |
ウォンバットの大きさは通常、体長で90cmから115cm、体重で20kgから35kg、そして尻尾の長さで2.5cmから6cmの間に収まります。
また、現存するウォンバットには、
- ウォンバット(ヒメウォンバット)
- キタケバナウォンバット
- ミナミケバナウォンバット
の3種類が含まれますが、どの種類も平均的な体長は1m程度で、また体重もそれぞれほとんど変わりません。
ちなみに、2015年には世界最大のウォンバットとして、オーストラリアのヴィクトリア州にあるバララット野生動物園で飼育されていた、体重38kgを超す当時29歳のウォンバットが世界的に有名になりました。
(出典:Twistedsifter)
ウォンバットは飼育下であっても通常は20年程度しか生きないため、29歳に達したこのウォンバットはかなりの長寿であり、同時に、通常の体重範囲を圧倒的に上回る大きな体を持つ個体として注目を浴びたのです。
ウォンバットの大きさを比較して別な物に例えると?
体長と体重は秋田犬と同じぐらい
日本の秋田県原産の犬であり、最近は世界的にも人気が高まりつつある秋田犬は、ウォンバットの大きさをイメージする上で参考にしたい動物です。
というのも、秋田犬の体長は93cmから110cmで、体重はオスとメスで異なるものの、23kgから40kgの間に収まり、ウォンバットとほぼ同水準だからです。
ただし、秋田犬は65cm程度あるため、脚が短く体高が低いウォンバットとは、この点で大きく異なります。
ウォンバットの大きさについて参考になる動画
以下は、茶臼山動物園で飼育されているウォンバットと飼育員さんの触れ合いが記録された動画です。
人間と比較することで、ウォンバットの大きさをより理解しやすくなると思います。