オーストラリアの動物15選|かわいい有名なものから危険種類の動物までを名前と一緒に紹介!

オーストラリアの動物の中でも、かわいい有名なものから危険なものまでを15種類ピックアップして紹介していきます。名前や簡単な特徴などを確認してみましょう。

広い国土を持つオーストラリアには、手付かずな自然が残っていると同時に、政府の積極的な自然保護政策によって、非常に多くの動物が生息しています。

そして、その動物達の実に8割程度はオーストラリアにしか生息していない固有種とされ、袋の中で子供を育てるカンガルーなどの有袋類や、卵を産む哺乳類であるカモノハシなど、とても珍しい動物を数多く見かけることが出来るのです。

この記事では、そんなオーストラリアに住む動物達の中でも、かわいい有名な動物から、避けるべき危険な動物達までを、合計で15種類ピックアップし、名前やちょっとした特徴などをあわせて紹介していきます。

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オーストラリアの動物1:コアラ

コアラと言えば、オーストラリアの「かわいい動物」を代表する生き物の一つで、実物は見たことがなくても、恐らく誰でも名前は知っているであろう有名な動物。

母親の子宮の代わりに、未熟な乳仔を育児嚢と言われる袋のような部位で育てる「有袋類」に含まれるため、コアラはお母さんのお腹についているその袋の中で子供時代を過ごします。

また、オーストラリアの中では主に東海岸地域に分布し、一部の林や熱帯雨林に住んでいます。

そのコアラの体長は、オスやメス、また生息する地域によって異なるものの、成長してもせいぜい65cm〜80cm程度で、体重も7kgから14kgほど。

そして、餌となるユーカリやアカシア、ティーツリーの葉や芽を餌として食べ、1日のうちのほとんど(20時間ほど)を寝て過ごします

ちなみに、クイーンズランド州のブリスベンから少し離れたところには、世界最大のコアラ保護区であるローンパイン・コアラ・サンクチュアリがあるので、実物を見たければ、また、(条件があるものの)抱っこしてみたければ、訪れてみると良いかもです!

オーストラリアに住む動物2:ウォンバット

オーストラリアに長期滞在しているなら、恐らく一度は目にすることになるであろうオーストラリア固有の動物の一つがウォンバット。

「バット」という名前から、最初はコウモリ(バット)の一種か何かと思うからもしれませんが、その見た目は大きなネズミとコアラを足して2で割ったような感じ

実際に、コアラに近いとされる動物で、よくよく見るとコアラのようにかわいい顔をしているのに気づきます。

穴に住む動物で最大35kg近くになることがあり、また、頭胴長は最大110cmにもなる、比較的大きな動物です。

ちなみに、オーストラリア最大の都市であるシドニー近郊でも、普通にアスファルトの道を横切っているウォンバットを見かけることがあったりします。

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オーストラリアに住む動物3:カンガルー

コアラと同じ有袋類であり、オーストラリアの国章に描かれているオーストラリアの有名なかわいい動物と言えばカンガルー。

細かく分けていくと、オーストラリアには50を超えるカンガルー種が存在していると言われ、体長は小さな種では25cm程度から、大きいものでは2m弱にもなります。

また、その個体数はおよそ4500万であり、これはオーストラリアの人口数「2450万人」を大幅に上回っおり、実際、オーストラリアに住んでいると、大都会の郊外などで跳ねまわっている野生のカンガルーを見ることがあります。

コアラのところで挙げたローンパイン・コアラ・サンクチュアリにはカンガルーもいる上、カンガルーに関しては特に制限なく触れるので、カンガルーとコアラに触れ合いたいならおすすめです。

オーストラリアに住む動物4:クオッカ

オーストラリアのかわいい動物の代表格とも言えるのが、クオッカ(クアッカワラビー)と呼ばれる動物で、厳密にはカンガルーに含まれる有袋類。

オーストラリアの南西部に生息し、体長は大体50cm前後で、体重は3.5kg前後と小さめな生き物。

その姿が非常に愛くるしく、特に正面から見た時の表情は笑顔に見えるため、とにかくかわいい動物として有名です。

ちなみに、オーストラリア西部の都市パースの海岸線から18kmほど沖合にいったロットネス島には、このクオッカが多く生息していると言われます。

オーストラリアに住む動物5:ワライカワセミ

カワセミの中では最大の種で、くちばしから尻尾まで最大47cmにも成長するワライカワセミは、名前から推測出来る通り、「人間の笑い声に似た鳴き声」を出すのが特徴。

その鳴き声があまりにも特徴的である上、一部の都市に進出しているため、見つけようと思えば比較的簡単に目にすることが出来るオーストラリアの動物です。

また、現在はオーストラリアだけでなく、ニュージーランドにもその分布を広げているとされます。

ワライカワセミの鳴き声を確認したい場合は、以下の動画を確認してみてください。

Laughing Kookaburra s

オーストラリアに住む動物6:エミュー

カンガルーと一緒にオーストラリアの国章に描かれているエミューは、オーストラリア全域の草原などに生息している大型の鳥。

その体高は2m弱、そして体重は最大で60kg程度にもなるため、ダチョウと同じように空を飛ぶことが出来ない「飛べない鳥」の一種。

しかし、代わりに最高時速50km程度のスピードで走ることが出来る能力を兼ね備えています。

都市部などで野生の個体を見ることは難しいですが、場所によってはエミューの肉料理を提供するレストランなどもあり、実物を見たことがないけど食べたことがあるなんて人は結構いるかもしれません。

オーストラリアに住む動物7:ヒクイドリ

喉元から垂れ下がる肉垂によって火を食べているように見えることから、「ヒクイドリ」という日本名を持つこの鳥は、エミューと同様に飛べない代わりに最高時速50km程度で走れる鳥の一種。

体高はエミューと大体同じぐらいですが、その体重は大きな個体だと85kg程度にもなり、オーストラリアに生息する鳥としては最も重い鳥としても知られます。

また、真っ黒な体と顔から首にかけての青色に加えて、頭には大きな角質突起を持ち、太い足には3本の指があってそこには殺傷力が非常い強い爪が伸びています。

そして、気性も荒いため、怒った場合は「世界で最も危険な鳥になる」とさえ考えられているんです。

オーストラリアに住む動物8:カモノハシ

カモノハシは哺乳類でありながら卵を産む、ちょっと変わったオーストラリアの動物。

また、アヒルのようなくちばしと、ビーバーのような尻尾を持ち、非常に独特でありながらかわしい外見を持つのが特徴的。

オーストラリアの熱帯雨林や高山地帯などの淡水の川や湖の岸に穴を掘って暮らし、また、水辺で生きるために手足には水かきが発達しています。

一方で、そのかわいい外見とは裏腹に、オスは後ろ足に毒が混じった分泌液を持つ蹴爪を持っており、人間がその爪で攻撃されると生命を脅かすほどではないものの、強い痛みを感じるとされます。

ただ、カモノハシは非常に臆病な動物で、近づくと水中に隠れてしまうため、実際に野生のカモノハシに人間が攻撃されることは、よっぽどのことがない限りないかと思いますが。

オーストラリアに住む動物9:ハリモグラ

その背中の針(トゲ)に加えて、それ以外の部分(例えば顔つき)がモグラと似ていることから、モグラとの生物学上の共通点はないもののハリモグラと呼ばれるこの動物は、砂漠地域を除いたオーストラリア全土に住んでいる動物。

体長は40cm前後で体重は5kg前後と、決して大きな動物ではなく、その動きが非常にかわいい動物で、カモノハシと同じで卵を産む哺乳類という特徴を持ちます。

また、危険が迫ると腹部を背中のトゲで守るために丸まった態勢となり、その時の姿はまるで巨大なウニのようにも見えます。

そして、ハリモグラの舌は長くて粘着性があり、主に昆虫を食べて暮らします。

オーストラリアに住む動物10:タスマニアデビル

コアラやカンガルーと同じように、育児嚢を持つ有袋類で肉食獣のタスマニアデビルは、体長も50〜60cm程度で、一見するととてもかわいい外見を持ったオーストラリアの動物。

しかし、「デビル」という名前が示す通り、気性が荒く攻撃的になった時には、おぞましいほどの唸り声または叫び声(鳴き声)を出し、それに加えて凶暴さが滲み出る尖った歯を見せて威嚇してくることになります。

また、名前のもう一部「タスマニア」から分かる通り、オーストラリアの中でもタスマニア島に分布している動物です。

ちなみに、タスマニアデビルは現在数を減らしており、オーストラリア政府によって絶滅危惧種に指定されています。

オーストラリアに住む動物11:ディンゴ

ディンゴはオーストラリア最大の肉食獣

ただし、肉食獣と言っても、元々は数万年または数千年前にこの地へやってきた人間によって連れてこられた犬が、野生化した野犬と言われています。

そのため、一見すると、ディンゴはペットの犬に似てなくもないですが、

  • 鼻づらが長い
  • 耳が大きい
  • 歯が鋭い
  • 茶色いふわふわした毛を持つ
  • 大きな尻尾を持つ

といった点が特徴的。

また、野生の小動物を主な餌としているものの、人間が飼っているヒツジやその他の家畜を襲う上、人間が襲われることもあるなど、肉食獣にふさわしく非常に獰猛な性格を備えているのが飼い犬との大きな違いです。

また、狼のように群れを作って狩りをする点が、生存競争においてディンゴを優位にしています。

オーストラリアに住む動物12:シドニージョウゴグモ

全てのクモの中で最強の毒蜘蛛とさえ言われるのが、オーストラリアの最大都市「シドニー」の周辺に生息するシドニージョウゴグモ。

体長は約4cmで、足を広げた場合はおよそ10cm近くになり、その毒は、成人男性であっても、噛まれてから1時間以内に死ぬことがあると言われるほど強力。

血清が存在しなかった1950年代までは、この蜘蛛による被害が起きていましたが、現在は血清があるため、死者は出ていないとされています。

ちなみに、林にある倒木や、岩または石の下や隙間などにいるため、草原地帯でハイキングをするときや、庭仕事をする時には、注意または予防対策が欠かせません。

オーストラリアに住む動物13:オーストラリアハコクラゲ

オーストラリア西方の近海に生息するオーストラリアハコクラゲは、最大で4.5mにもなると言われる触手を持ち、全長が5m近くになる大きなクラゲ。

その傘の部分が箱のような形をしていることから、ハコクラゲと呼ばれ、また、その毒は地球上に存在するクラゲの中で最強と言われます。

実際、人間が刺されると、視力低下や呼吸困難などの致命的な症状が現れ、1〜10分程度で死に至ることもあるなど、非常に危険なクラゲです。

そのため、夏にクラゲ注意時報が出ている時は、オーストラリア西海岸の海に入ることは避けるべきでしょう。

オーストラリアに住む動物14:ソルトウォーター・クロコダイル

オーストラリアの北部沿岸に生息するイリエワニは、オーストラリアではソルトウォーター・クロコダイルやソルティーと呼ばれるクロコダイルの一種。

地球上に存在するワニの中では最大の個体で、平均的な個体でも全長が4m、体重は450kgにもなり、大きな個体では全長が7m、体重は1トン近くにもなるとされます。

ソルティーは全く動かずに1時間、水の中に半分浸かった状態、または完全に潜水した状態で獲物を待つことができ(1時間ほどなら息を止めることが出来る)、それに気づかずに獲物が近寄ってくると、一気に超強力な顎の力で襲いかかるのです。

また、人間を襲ってくるともあるため、生息地域での遊泳や釣りは、厳重な警戒が必要とされます。

オーストラリアに住む動物15:タイパン

ニューギニア島南部やオーストラリア北部の沿岸部の森林地帯などに生息するタイパンは、現地では最も危険な蛇として考えられることがある毒蛇。

極端に神経質で警戒心が強く、近くで動くものは全て襲うほどの攻撃性を持ち、また、その毒は神経毒であると同時に、出血毒でもあり溶血毒(赤血球を破壊する毒)

そのひと咬みで成人男性を十数人は殺せると言われます。

一方で、タイパンは争いが嫌いで、基本的には避けるように静かに去ろうとしますが、その脅威が続いたり追い詰められると一変し、攻撃的になるので注意が必要です。

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オーストラリアの動物15選|かわいい有名なものから危険種類の動物までを名前と一緒に紹介!のまとめ

オーストラリアに生息する多くの動物達のなかから、かわいいものや危険なものを合わせて15種類の動物をピックアップしてきました。

オーストラリアに興味がある場合などは、ちょっとした雑学知識として覚えておくと良いかと思います。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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