ノルウェーの有名人を、歴史的な人物から画家、歌手、スキー選手まで27名紹介していきます。ノルウェーについて理解を深めるためにも確認してみましょう。
北欧の国に分類され、スカンディナヴィア半島に位置するノルウェーは、世界で最も生活水準が高い国の一つとして知られますが、同時に、その歴史の中で多くの有名人を輩出してきた点でも優れています。
ノルウェーの有名人を、歴史的人物から画家、歌手、スキー選手まで紹介していきます。
- ノルウェーの有名人1:赤毛のエイリーク
- ノルウェーの有名人2:ヘンリック・イプセン
- ノルウェーの有名人3:エドヴァルド・グリーグ
- ノルウェーの有名人4:クヌート・ハムスン
- ノルウェーの有名人5:フリチョフ・ナンセン
- ノルウェーの有名人6:エドヴァルド・ムンク
- ノルウェーの有名人7:ロアール・アムンセン
- ノルウェーの有名人8:トール・ヘイエルダール
- ノルウェーの有名人9:マックス・マヌス
- ノルウェーの有名人10:グロ・ハーレム・ブルントラント
- ノルウェーの有名人11:モートン・ハルケット
- ノルウェーの有名人12:イェンス・ストルテンベルグ
- ノルウェーの有名人13:ジョー・ネスボ
- ノルウェーの有名人14:エルナ・ソルベルグ
- ノルウェーの有名人15:オーレ・グンナー・スールシャール
- ノルウェーの有名人16:ペター・ソルベルグ
- ノルウェーの有名人17:オーレ・アイナル・ビョルンダーレン
- ノルウェーの有名人18:アーネ・ブルン
- ノルウェーの有名人19:クリストファー・ヒヴュ
- ノルウェーの有名人20:マリット・ビョルゲン
- ノルウェーの有名人21:アクセルルント・スビンダル
- ノルウェーの有名人22:ペッテル・ノールトゥグ
- ノルウェーの有名人23:テレーセ・ヨーハウグ
- ノルウェーの有名人24:マルティン・ウーデゴール
- ノルウェーの有名人25:マグヌス・カールセン
- ノルウェーの有名人26:アストリッドS
- ノルウェーの有名人27:マルケス&マルティネス
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- ノルウェーの有名人|画家・歌手・スキー選手・歴史的人物までのまとめ
ノルウェーの有名人1:赤毛のエイリーク
赤毛のエイリークとして知られているエイリーク・ソルヴァルズソン(950年頃〜1003年頃)は、グリーンランドに初めて入植したバイキングとして、中世及びアイスランドのサガにその名が刻まれている人物。
現在のノルウェーのヤーレンに当たる地域で生まれ、幼い頃、父親が殺人の罪で国外追放されたため、一家はアイスランドに移住しました。
そして、アイスランドに移住後、赤毛のエイリークも982年頃に殺人を犯し、3年間国外追放されます。
そうして国外追放となった際、赤毛のエイリークは航海に出てグリーンランドを発見。
ノルウェー出身の人物として歴史に名を残す有名人となったのです。
ちなみに、赤毛のエイリークの息子であるレイフ・エリクソンは、北アメリカ大陸を初めて発見したヨーロッパ人として有名です。
ノルウェーの有名人2:ヘンリック・イプセン
最も有名なヨーロッパの劇作家の1人であるヘンリック・イプセン(1828年〜1906年)は、ウィリアム・シェイクスピアに次いで世界で2番目に多く上演されている劇作家。
度々「近代リアリズム劇の父」と称されていて、近代演劇の創始者の1人だと言われています。
なお、ヘンリック・イプセンの戯曲の多くは、ヨーロッパ演劇の伝統的道徳と対照的に不道徳であると考えられています。
これは、ヘンリック・イプセンの作品の多くは、現代社会の現実を考察しているというのに起因します。
ノルウェーの有名人3:エドヴァルド・グリーグ
ノルウェーのベルゲン出身のエドヴァルド・グリーグ(1843年〜1907年)は、世界的に有名な作曲家でありピアニスト。
最も著名なベルゲン出身の人物で、ベルゲンでは街の至る所でエドヴァルド・グリーグの名前を目にすることができます。
エドヴァルド・グリーグは、ノルウェーの伝統的なフォークソングの影響を受け、現在も世界中で愛されている名曲を作曲しました。
ノルウェーの有名人4:クヌート・ハムスン
ノーベル文学賞受賞経験もあるクヌート・ハムスン(1859年〜1952年)は、有名なノルウェー人作家の一人。
多くの専門家は、クヌート・ハムスンが20世紀の変わり目の「新ロマン主義の反乱」の指導者であると考えています。
1920年にノーベル文学賞を受賞しました。
ノルウェーの有名人5:フリチョフ・ナンセン
スキーとアイススケートの達人であるフリチョフ・ナンセン(1861年〜1930年)は、1888年に初のグリーンランド横断を成し遂げた人物。
また、フラム号を設計し、1893年から1896年にかけてフラム号による北極遠征を行ったことでも有名です。
外交官・人道主義者として活躍したりもしました。
ノルウェーの有名人6:エドヴァルド・ムンク
エドヴァルド・ムンク(1863年〜1944年)は、最も有名なノルウェーの美術作品で、一般的にも「ムンクの叫び」として知られる「叫び」を描いた画家として有名。
ノルウェーのアダルスブルクという小さな村で生まれ、オスロ(当時はクリスチャニアと呼ばれていました)で育ったエドヴァルド・ムンクは病弱な少年でした。
そのため、病気で学校に行けないときはよく絵を描いていたそうで、これが後の偉大な画家の基盤となりました。
エドヴァルド・ムンクは工学を学ぶために工業大学に入学し、物理学や数学などの科目で優秀な成績を収めましたが、1年後には工業大学を辞めて美術を学ぶためにノルウェー国立工芸・芸術産業学校に入学しています。
その後、学校を卒業するとムンクは、ヨーロッパを旅して自分の画法を模索し続けました。
ノルウェーの有名人7:ロアール・アムンセン
ノルウェーの小さい町ボルゲで生まれたロアール・アムンセン(1872年〜1928年)は、極地探検家として有名なノルウェー人。
1910年から1912年まで、南極点遠征隊を率いて世界で初めて南極点に到達しました。
またその10年後、ロアール・アムンセンは飛行船で北極点に到達し、世界で初めて両極点に到達した人物になりました。
1905年には、北西航路横断航海にも成功しています。
ノルウェーの有名人8:トール・ヘイエルダール
ノルウェーのラルヴィク出身のトール・ヘイエルダール(1914年〜2002年)は、1947年のコンティキ号航海で最も有名な探検家であり民族誌学者。
コンティキ号航海では、木製のいかだで8,000km以上の太平洋航海を行いました。
コンティキ号航海を描いた映画「コン・ティキ」は、ノルウェー国内外で多くの賞を受賞したことでも知られます。
ノルウェーの有名人9:マックス・マヌス
マックス・マヌス(1914年〜1996年)は、第二次世界大戦中のナチスドイツ占領下のノルウェーにおいて、反独レジスタンス運動の指導者として活躍した戦争の英雄。
彼を題材にした映画「ナチスが最も恐れた男」が2008年に公開されるなど、ノルウェーでは現代史上の有名人です。
マックス・マヌスはまた、ノルウェーで最高位の軍事勲章を2回授与され、戦後はドイツ占領下の体験を書いた本を出版しました。
ノルウェーの有名人10:グロ・ハーレム・ブルントラント
グロ・ハーレム・ブルントラント(1939年〜)は、ノルウェー初の女性首相を務めた人物。
首相を3期務めた後、世界保健機関(WHO)の事務局長になりました。WHOでは名誉事務局長のタイトルも獲得しています。
ノルウェーの有名人11:モートン・ハルケット
モートン・ハルケット(1959年〜)は、ノルウェーで最も有名なバンドa-haのリードボーカル。
シングル「Take on Me」は世界的に大ヒットし、a-haは約30年間、世界的に活躍してきました。
2010年にオスロで行われた公演の後、バンドは一旦解散しましたが、モートン・ハルケットはソロ活動を行ったり、他の音楽家と共演したり、その後も精力的に活動しています。
ノルウェーの有名人12:イェンス・ストルテンベルグ
ノルウェーのオスロで生まれたイェンス・ストルテンベルグ(1959年〜)は、長い間政治家として活躍しています。
ノルウェー労働党の青年組織の代表としてキャリアをスタートさせ、財務大臣や産業・エネルギー大臣を務め、2000年に首相になりました。
しかしその後、選挙に敗れ、1期目はわずか1年で首相を辞任しましたが、2005年から2013年まで再び首相を務めました。
また、2011年には世界的な問題を解決するために新たな視点をもたらし、開発目標を達成したとして、国連のチャンピオン・オブ・グローバル・チェンジ・アワード を受賞。
現在はNATOの事務総長を務めています。
ノルウェーの有名人13:ジョー・ネスボ
ジョー・ネスボ(1960年〜)は、音楽家や経済学者、記者としても活躍している多才な作家。
最も有名な作品は推理小説であり、優れたノルディック・ノワール(北欧ノワール)の伝統を継承しています。
代表作の「刑事ハリー・ホーレ」シリーズでは、ノルウェーやオーストラリア、コンゴ共和国など様々な国を舞台に刑事ハリー・ホーレが事件を解決します。
また、「スノーマン」を始めとした作品のいくつかは映画化されています。
ノルウェーの有名人14:エルナ・ソルベルグ
2013年からノルウェー首相に就任したエルナ・ソルベルグ(1961年〜)は、ノルウェーのベルゲンで生まれました。
2004年に保守党の代表となり、中道右派の政党の連立政権のおかげで2013年にはノルウェーの第28代首相に就任しています。
ノルウェーの有名人15:オーレ・グンナー・スールシャール
最も有名なノルウェー出身の元サッカー選手の1人であるオーレ・グンナー・スールシャール(1973年〜)は、ノルウェーのクラウセンゲンFKとモルデFKからキャリアをスタートさせ、1996年にはマンチェスター・ユナイテッドFCにフォワードとして移籍しました。
現役を引退し、マンチェスター・ユナイテッドFCなど、プロサッカークラブの監督を務めています。
ノルウェーの有名人16:ペター・ソルベルグ
ノルウェー最速の男の1人であるペター・ソルベルグ(1974年〜)は、ラリー・ドライバー及びラリークロスドライバー。
両親がラリークロスのドライバーという環境で育ったペター・ソルベルグは最初、レーシングラジコンカーに興味を持ちました。
車に夢中になり、車が運転できる年齢になるまでは車の修理をよく手伝っていたそうです。
1998年からプロとして活動しており、様々な世界選手権や大会で優勝しています。
ノルウェーの有名人17:オーレ・アイナル・ビョルンダーレン
史上最も偉大なノルウェー人スポーツ選手の1人であるオーレ・アイナル・ビョルンダーレン(1974年〜)は、ノルウェー出身のバイアスロン・クロスカントリースキー選手。
冬季オリンピックにおいて最も成功を収めた男性選手とされ、ノルウェーにおけるスポーツの象徴です。
ノルウェーの有名人18:アーネ・ブルン
ノルウェーのモルデ出身のアーネ・ブルン(1976年〜)は、北欧と世界の音楽界に衝撃を与えたシンガーソングライターです。
2003年以降、アーネ・ブルンは多くのアルバムをリリースし、ヨーロッパやアメリカ、日本で公演を行いました。
ノルウェーのグラミー賞と呼ばれるスペルマン賞などの賞も受賞するほど絶賛されえとり、現在は自身のレーベルから音楽を発表しています。
ノルウェーの有名人19:クリストファー・ヒヴュ
ノルウェーのオスロ生まれのクリストファー・ヒヴュ(1978年〜)は、ノルウェーの人気俳優。
多くのテレビドラマや映画に出演していますが、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でのトアマンド役を始め、テレビドラマ「リリハマー」、映画「ワイルド・スピード」シリーズの「ワイルド・スピード ICE BREAK」への出演で最も有名です。
ノルウェーの有名人20:マリット・ビョルゲン
2018年の平昌オリンピックで5つのメダルを獲得したマリット・ビョルゲン(1980年〜)は、オーレ・アイナル・ビョルンダーレンを超え、冬季オリンピックにおいて最も成功を収めたスポーツ選手として有名です。
過去には子供を出産するために3年間競技生活を休止していたこともあるなど、出産を経験しながらも活躍を続ける女性アスリートとしても知られます。
ノルウェーの有名人21:アクセルルント・スビンダル
ワールドカップで2回も総合優勝を果たしたアクセルルント・スビンダル(1982年〜)は、ノルウェーの首都オスロの近くのロレンスコグ出身。
オリンピックでは金メダルを獲得。
また、滑降、大回転、複合で、世界選手権のチャンピオンに何度も輝いています。
ノルウェーの有名人22:ペッテル・ノールトゥグ
クロスカントリースキー界の問題児ペッテル・ノールトゥグ(1986年〜)は、競技だけでなくプライベートにおいてもノルウェー国外の注目を集めてきた人物。
世界選手権で金メダルを13回、銀メダルを3回、そして、オリンピックで金メダルを2回、銀メダルを1回、銅メダルを1回を獲得しているペッテル・ノールトゥグは、ツール・ド・スキーの最多優勝記録保持者です。
そんな輝かしい競技生活を送っていたペッテル・ノールトゥグですが、2014年には飲酒運転で逮捕され、50日の懲役刑と罰金刑を言い渡されました。
ノルウェーの有名人23:テレーセ・ヨーハウグ
テレーセ・ヨーハウグ(1988年〜)はノルウェーで最も有名なスキー選手の1人。
世界選手権とオリンピックの両方で金メダルを獲得しています。
しかし2016年には、ドーピング検査でアナボリックステロイドのクロステボールに陽性となり、ノルウェーのメディアは大騒ぎになりました。
ノルウェーの有名人24:マルティン・ウーデゴール
レアル・マドリードからレアル・ソシエダに期限付き移籍をし、2020-21シーズンにはレアル・マドリードへ復帰したマルティン・ウーデゴール(1998年〜)は、ノルウェー出身の有名なサッカー選手。
ノルウェーのストレームスゴトセトIFでキャリアをスタートさせ、ノルウェーのトップリーグであるエリテセリエン史上で最年少となる、15歳118日でプロデビューを果たしました。
ノルウェーの有名人25:マグヌス・カールセン
チェスの神童として世界的に有名なマグヌス・カールセン(1990年〜)は、チェスの世界王者。
弱冠13歳という前代未聞の年齢でチェスのグランドマスターになり、今も進化を続けています。
2017年には、マグヌス・カールセンがグランドマスターになるまでの道のりを描いたドキュメンタリー映画も公開されました。
ノルウェーの有名人26:アストリッドS
アストリッドS(1996年〜)は、ノルウェーの音楽オーディション番組「アイドル」で5位になり、脚光を浴びた女性歌手。
以降、アストリッドSは音楽を作り続け、ノルウェーのヒットチャートの上位に君臨し続け、現在ではノルウェー国外からも注目を集めています。
ノルウェーの有名人27:マルケス&マルティネス
北欧で有名な双子ポップデュオのマルケス&マルティネス(2002年)は、2002年生まれにもかかわらず、すでに複数のアルバムをリリースしているポップデュオ
2012年、ノルウェーで多くのポップ歌手を輩出している音楽コンテスト番組「メロディ・グランプリ・ジュニア」の第11回大会で優勝。
脚光を浴びました。
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ノルウェーの有名人|画家・歌手・スキー選手・歴史的人物までのまとめ
ノルウェーの有名人を27名紹介してきました。
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