世界一危険な国ランキング|訪れてはいけない危ない国とは一体どこなのか?

世界一危険な国をランキング形式で紹介していきます。テロや凶悪犯罪などによって最も危ないとされ、訪れることを極力避けるべき国にはどのような国家が含まれるのでしょうか?

世界には数多くの国があり、世界的に住みやすいとされる豊かな国がある一方、貧困や内戦などによって非常に住みにくい国がいくつも存在します。

なかでも、アフリカを中心とした貧困国や、内戦の影響をもろに受けてしまったいくつか中東国家は治安面が悪化し、世界で最も危険だとして名前が知られています。

そんな世界一危険な国として考えられる16の国家を、ランキング形式(順不同)で見ていきたいと思います。

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世界一危険な16ヵ国をランキング形式で確認していこう!

世界一危険な国1:ブルンジ

広大なアフリカ大陸の中央から下寄りの東に位置するブルンジは、ルワンダ、コンゴ民主共和国、タンザニアに囲まれた内陸国で、2015年8月ンクルンジザ大統領の三期目の就任に伴って紛争状態に陥いり、それ以来政情は不安定。

国内の至る所で武力衝突が起こっており、特にブルンジの首都であるブジュンブラは危険。

ブジュンブラでは、政府要人や軍要人を標的にした暗殺事件が頻発しているだけでなく、反政府勢力と治安部隊の武力衝突や、銀行や外貨両替所を襲撃する武装強盗も日常的に起こっています。

万が一にもブルンジを訪れることがある場合、国内での移動は最小限にし、大きな集会には近づかないようにするが鉄則。常に警戒を怠らないように注意が必要です。

世界一危険な国2:中央アフリカ共和国

名前の通り、アフリカ大陸のど真ん中にあるのが中央アフリカ共和国。

首都バンギを始め、国内全域において情勢は緊張状態にあるため、数ブロックごとに武装したパトロール隊が配備されているような状況にも関わらず、国内の至る所で武力衝突、報復殺人、略奪、人権侵害などの事件が絶えません。

2015年1月以来、政府の要人、人道主義者、国連職員を標的にした誘拐が多発しています。

また近年は、異民族間の紛争も繰り返されており、特にバンギやバンバリ(中央アフリカの都市の一つ)で頻発していると言われます。

世界一危険な国3:チャド

中央アフリカの上に位置して隣接するチャドも、他のアフリカの内陸国と同様に、多くの国民が貧困に喘ぎ、テロや誘拐が頻発している世界一危険な国の一つ。

また、ナイジェリア北部を中心に活動するイスラム教スンニ派の過激テロ組織「ボコ・ハラム」との局地戦にチャドは参加したため、テロによる報復攻撃を受ける可能性も高いと言えます。

過去にはチャドの首都ヌジャメナにて、大規模な無差別自爆テロが起きました。

世界一危険な国4:コンゴ民主共和国

中央アフリカの下に位置する中部アフリカの国「コンゴ民主共和国」も、世界一危険な国の一つです。

特に、国内東部の治安情勢が不安定で、武装勢力の存在、その武装勢力に対抗するための軍事作戦、コミュニティ間の紛争、隣国からの難民の流入など、様々な要素が入り混じりながら、政治情勢、治安情勢、人道的状況を悪化させ続けています。

また、国内では日常的に誘拐事件が起こっており、国際NGOや国連の職員も標的になっています。

世界一危険な国5:ブルキナファソ

ブルキナファソは、アフリカ大陸の西側に位置する内陸国で、一人あたりの名目GDPは年間1000ドルにも満たない貧困国家。

テロの危険度が高く、外国人が訪れる場所でも無差別テロが起こる危険性があります。

また、テロ組織はホテル、カフェ、レストランへの攻撃を続けているだけでなく、マリとの国境や、ニジェールと接する北部の国境を越え、ブルキナファソに侵入して誘拐事件を起こす恐れもあり、滞在するには非常に危険な国になってしまっています。

世界一危険な国6:アフガニスタン

中東・中央アジアに位置するアフガニスタンは、世界で最も危ない国だと耳にしたことがある人は多いはず。

外国人が利用するホテルや宿泊施設、アフガニスタン政府施設が日常的に危険にさらされており、テロの危険性は高く、加えてテロの手口は進化そして巧妙化してきています。

また、アフガニスタン全域にわたって誘拐が多発しています。国内全域は陸路で移動できますが、特に首都カブール郊外は極めて危険とされています。

世界的に見ても非常に美しい国土を持っているため、とてももったいない状況に陥っている国です。

世界一危険な国7:イラク

中東・西アジアの国家であるイラクは、国内全域に渡って治安が不安定で、また、急速に悪化する恐れも考えられる世界一危険な国の一つ。

少し前まではイスラム過激組織ISILが一部地域を実行支配していた過去があり、2017年12月9日にISILからイラク全土が解放されたと発表されましたが、未だにISILの分子グループが潜伏してテロを引き起こしているため、現在でも危ない国のままです。

世界一危険な国8:リビア

東のエジプトと西のアルジェリアに挟まれた北アフリカのリビアも、世界で最も危険な国の一つ。

イラクと同様に、イスラム過激派組織ISILからの解放を宣言した後も、未だに国内各地に潜伏している分子組織によってテロが散発しており、地域によっては激しい戦闘に発展する恐れが懸念されています。

政府は政治情勢、治安情勢の回復と安定化に努めているものの、その実現には程遠い状況で、また、テロ組織などによって、外国人を標的にした誘拐事件が起こる危険性も高く、非常に危ない状況だとされています。

世界一危険な国9:マリ

アルジェリアの下に位置し、東はニジェール、西はモーリタニアとセネガルに隣接する西アフリカの内陸国マリは、国内全域でテロの脅威が高まっている国。

中でもマリ北部は極めて危険であるとされ、国土のちょうど中央辺りに位置するモプティ州の首都であるモプティの北部は特に、無差別テロや誘拐の危険性が高いと考えられています。 

世界一危険な国10:モーリタニア

アフリカ大陸の西に位置するモーリタニアは、国土の西が大西洋に面する国で、東を世界一危険な国の一つマリに隣接しています。

モーリタニアは国全体というより、一部地域が非常に危険な状態に陥っているのが特徴。

その一部地域とは東のマリに隣接する国境地帯です。

この地帯では武力勢力が無差別テロを引き起こす可能性があり、外務省の海外安全ホームページでも、危険度最高レベルの4とされています。

一方、その他の地域は比較的危険レベルは下がるものの、それでもテロの可能性があり、不要な渡航は止めるように勧告が出ています。

世界一危険な国11:ニジェール

西アフリカの中でも中央寄りに位置する内陸国ニジェールは、一人当たりの名目GDPが年間500ドルにも満たない世界最貧国の一つで、同時に世界一危険な国の一つ。

国内全域が危険で、いつテロや誘拐が起きてもおかしくない状況だとされています。

また、非常に危険な国としてこのランキングに含まれるチャド、リビア、マリ、ブルキナファソなどとも隣接しているため、国境地帯は特に危険だと考えられます。

加えて、南にはナイジェリアが隣接していますが、イスラム過激派テロ組織のボコ・ハラムはナイジェリア北部を拠点としているため、ニジェールとの国境を越境してテロ活動を行う可能性もあります。

世界一危険な国12:シリア

北をトルコ、東をイラクに接するシリアの国内は、イスラム過激派組織ISILの勢力が衰えたとは言え、未だに分子勢力のテロ活動が続き、情勢は非常に不安定で危険。

また、ロシアの支援を受けたアサド政権が、反体制派の地域を奪還するために大規模な作戦を続けているため、それに対するテロ活動も起こっています。

このような状況から、シリア全域が非常に危険な状況に陥っており、現在のところ、世界で一番危険な国に数えられるほどにまで悪化してしまっています。

世界一危険な国13:イエメン

アラブア半島の南端に位置し、北を中東の大国サウジアラビアに隣接するイエメンは、国内全域が非常に緊張した状況になっており、治安も悪いまま。

地域によってはどの勢力の支配下にあるのかが不明瞭で、このことが一層不安定さを増す原因になっています。

また、イエメン政府と反政府勢力間の激しい無力衝突に加えて、イスラム過激派組織、地元の武装勢力、部族武装組織、犯罪集団などによる、外国人を標的とした誘拐や違法な身柄拘束も発生しているため、現状では世界一危険な国の一つとして数えられます。

世界一危険な国14:ソマリア

アフリカ大陸の東側、アフリカの角と呼ばれる一帯を国土に持つソマリアは、東をインド洋に面する国。

この国の首都モガディシュでは日常的にテロの危険があり、その他の地域においても、外国人や国際機関で働く人々を標的としたテロ攻撃の脅威が続いています。

また、陸だけでなく海上も危険とされるのが、その他の世界一危険な国とソマリアとの大きな違い。

ソマリアの領海や周辺海域では、海上テロや海賊行為が多発しており、船舶航行にとっても非常に危険な地域になってしまっています。

世界一危険な国15:南スーダン

東スーダンに位置する内陸国「南スーダン」は、2011年7月9日にスーダン共和国の南部10州が分離独立して出来た非常に若い国家。

分離独立して以降、国内は不安定な状況が続き、現在、南スーダンの首都であるジュバの治安情勢は比較的落ち着いているものの、他の地域では武力衝突が連日起こっています(※ジュバの治安はあくまでも他の地域と比較して落ち着いているというだけで、客観的に見ればジュバも安全ではない)

特に、かつてエクアトリアと呼ばれた南スーダン南部の地域の治安は、非常に不安定だとされています。

世界一危険な国16:ベネズエラ

ベネズエラは南アメリカ北部に位置する国で、1980年代までは経済的に豊かな国であったのが、その後の原油価格の低迷や、政治の腐敗と失策などにより経済は低迷。

ここ最近(2018年の8月)も、急激なハイパーインフレを経験したことで、通貨の単位を5桁切り下げるデノミネーション(デノミ/通貨切り下げ)を実施することになるなど、多くの国民が希望を持てない状況に陥っています。

その結果、この世界一危険な国ランキングに掲載したアフリカや中東諸国とは違い、殺人、強盗、誘拐等の凶悪犯罪の発生率に関して、世界で最も高い国の一つであるのが特徴。

また、コロンビアとの国境地帯には麻薬密売人や不法入国者の武装勢力が存在するため、この地域では思わぬ事件に巻き込まれる危険性も高いと言えるでしょう。

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世界一危険な国ランキング|訪れてはいけない危ない国とは一体どこなのか?のまとめ

世界一危険な国を16ヵ国ピックアップして紹介してきましたが、世界には同じように危険な国がまだまだあります。

例えば、アルジェリア、パキスタン、ハイチ、ナイジェリアなどは危険な国として比較的有名かもしれません。

また、それ以外にも国単位ではないものの、南アフリカのヨハネスブルグ、ブラジルのファベーラ、コロンビアのカリなどは、危険な都市として有名です。

行ってみたら対して危なくなかったなどの感想もありますが、それはあくまでも一個人の意見であり、統計的に見るとこれらの場所での犯罪率や事件に巻き込まれる確率は高いため、万が一にも訪れる必要がある場合は、必ず、出来る限りの安全対策を施すようにしておきましょう。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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