北欧の動物一覧|オジロワシなどの鳥からトナカイまで11選

北欧の動物として、どういった動物たちの名前を挙げることが出来るでしょうか?オジロワシからトナカイまで、北欧で姿を確認出来る11の動物を確認していきましょう。

動物の生息地として注目されることは比較的少ないかもしれませんが、ノルウェーやスウェーデンといった国が属する北欧には、寒い地域に適応した美しい動物たちが豊富に生息しています。

では、具体的にどういった動物たちの名前を挙げることが出来るのでしょうか?

この記事では、オジロワシやニシツメノドリをはじめとした鳥類から、北欧を代表する動物として有名なトナカイまで、北欧で見つかる11種類の動物を紹介していこうと思います。

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北欧で見かける動物1:オジロワシ

オジロワシは世界で最も大きな鳥の一つで、タカ目タカ科オジロワシ属に分類される鳥。

その全長は最大で1m近くにもなり、また、翼を開いた時の長さは2mを超えてきます。

ユーラシア大陸、デンマークのグリーンラド南部、そして日本でも見かけることが出来ますが、最も多く生息するのはノルウェー。

ただし、近年はアジア側へも広がりを見せており、日本でも確認されることが増えてきました。

そんなオジロワシは、あらゆる種類の魚、大小の哺乳類、そしてその他の鳥たちを捕食し、驚くことに動物の死骸までを餌にします。

一方で、過去約2世紀に渡って狩猟や獲物の動物が環境汚染により影響を受けたことが原因で、全体的な繁殖率が下がっており、その将来が懸念されています。

北欧で見かける動物2:ニシツメノドリ

ツメノドリ属に含まれるニシツメノドリとツメノドリは、それぞれ北大西洋地域と北太平洋地域に分布する海鳥ですが、そのうちニシツメノドリは、ヨーロッパ北部を中心に生息し、北欧の中でもノルウェーは、ツメノドリにとって世界最大の生息地となっていることで有名。

ピエロのような顔をしていることで知られ、夏の間は15,000羽以上がこの地域で過ごします。

栄養物が豊富な沼地があったり、昆虫が多くいるといったことが主な理由で、北欧はツメノドリにとって住みやすい場所となっているのです。

その独特な外見と30cmほどの可愛らしい体型から、観光客の間でも人気となり、観察しに行くクルーズなども用意されています。

北欧で見かける動物3:様々なクジラ

スカンディナビア半島に近接するベステローデン諸島は、野生動物愛好家の人々にとって非常に楽しめる場所。

というのも、時期によって(特に5月から9月半ばにかけて)は、様々なクジラを見ることが出来るから。

実際にツアーも多く開催されており、時期が良ければクジラの姿を見られる確率はとても高いのです。

ちなみに、確認出来るクジラの一例として、好奇心旺盛なアザラシたちと一緒の海で泳ぐシャチ、他にもマッコウクジラ、ゴンドウクジラ、そしてザトウクジラの群れを見ることが出来ます。

北欧で見かける動物4:セイウチ

ユーラシア大陸の北部からカナダ東部やアラスカ西部にまで生息するセイウチは、北欧の海岸でもみることが出来る動物。

体長は最大で3.5m、体重は1.5トン前後になる巨大な哺乳類で、寒冷地域に適応した生態を持つことで知られます。

繁殖期である夏には、プリンス・カール・フォーランド島の海岸線、そしてモッフェン島、さらにはフィヨルド(氷河による侵食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江)でセイウチを観察出来ると観光客にも人気。

また、上でも触れたベステローデン諸島においてもセイウチの姿が確認出来ます。

北欧で見かける動物5:ジャコウウシ

ジャコウウシは寒い地域に生息するウシ科の動物で、カナダ北部からデンマークにかけて自然に分布しており、また、ノルウェーのスヴァールバル諸島へも移入されてきました。

体長は2m近くになり、全身が長くて硬い上毛と、柔らかい下毛で覆われているのが特徴です。

また、オスは角を付き合わせて激しく戦うことで知られ、オス同士が争う際にはお互い時速最大60kmのスピードで突進し合います。

北欧で見かける動物6:ホッキョクグマ

ホッキョクグマまたはシロクマと言えば、北極に住んでいることで知られますが、北極圏に含まれるノルウェー領のスヴァールバル諸島でもホッキョクグマの姿を確認出来ます。

世界一大きなクマとして知られ、その体長はオスで約250cm、体長は大きい個体なら800kg近くになると言われます。

そして、真っ白な体毛を持つことで、太陽光を皮膚にまで行き届かせ、体内に熱を取り込んだあとは分厚い脂肪でその熱を体内に維持しておくことで体温を保っているのです。

ちなみに、ホッキョクグマはスヴァールバル諸島の象徴ともなっており、また観光名物の1つでもあります。

北欧で見かける動物7:ホッキョクギツネ

北欧のスヴァールバル諸島には他にも、ホッキョクギツネという寒い地域に暮らす動物も生息しています。

体長は50cm〜65cm程度の比較的小型のキツネで、ホッキョクグマと同じように全身が真っ白な毛で覆われているのが特徴。

さらに、極寒の地で生きていけるように、その体毛は非常に深くて濃く、また、多くの体脂肪を蓄えています。

ホッキョクグマの食べ残しはホッキョクギツネにとって重要な食料源の1つとなることから、スヴァールバル諸島に暮らすホッキョクグマとは切っても切れない関係です。

北欧で見かける動物8:ユーラシアヒグマ

ユーラシアヒグマまたはヨーロッパヒグマと呼ばれるこのクマは、他の地域でも確認することが出来るヒグマの基本亜種。

ホッキョクグマには及ばないものの、その体重は300kg弱にも達し、とても大きな体を有し、主に北ヨーロッパの山岳地帯からロシアのシベリアの森林地帯などに生息します。

北欧の中では、およそ3000頭の個体がいるとされているスウェーデンや、およそ2000頭の個体がいるとされるフィンランドが、ユーラシアヒグマの生息地として有名です。

北欧で見かける動物9:ヘラジカ

北欧ではまた、世界最大のシカとして知られるヘラジカの姿も確認出来ます。

アメリカの北部からユーラシア大陸の北部にまで分布し、その体長は2〜3m近くにもなり、またオスの中には体重が800kgを超える個体が現れることもあります。

そして現地ではガイド付きの観察ツアーなどが提供されているため、興味がある人は運が良ければ本物のヘラジカを見ることが出来ます。

ただし、草食動物であるため基本的には人間を襲ってくることはありませんが、繁殖期には興奮して危険度が増すため、観察には注意が必要です。

北欧で見かける動物10:オオヤマネコ

別名ユーラシアオオヤマネコと呼ばれるオオヤマネコは、ユーラシア大陸の寒冷地帯にある森林に生息する猫。

後脚が体の大きさに対してとても長く、耳の先端が尖ったような形をしている身体的特徴を有することで知られ、また、体長は大きな個体で130cm近くにもなる中型のネコ科動物です。

現存する個体のほとんどはロシアのシベリアに生息していますが、一部は北欧にも生息しており、その姿が確認されています。

ちなみに、上に挙げたヘラジカを観察しに行く際、運が良ければこのオオヤマネコの姿も見れるかもしれません。

北欧で見かける動物11:トナカイ

トナカイと言えばサンタクロースが子供へプレゼントを渡す際に乗ってくる動物として知られますが、そのサンタクロースが住んでいるのはフィンランドのラップランドとされ、このラップランドには多くのトナカイも生息しています。

しかし、トナカイは他にもノルウェーやデンマークのグリーンランドにも住んでいたりと、北欧を代表する動物としてイメージされることが多いでしょう。

その体長は120〜220cmほどで、体重は大きな個体だと300kgに及ぶ比較的大きな動物。

上に名前を挙げた国では比較的良く目撃されることで知られますが、例えば、現地では高速道路沿いで目撃されることがよくあり、時には不運にも交通事故が引き起こされてしまうほどです。

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