オーストラリア人の性格や特徴を表す15の国民性と価値観!

オーストラリア人の性格や特徴を表す15の国民性や価値観を紹介していきます。オーストラリア人を理解する上で少しは役にたつかと思います。

南半球最大の面積を抱える国オーストラリアに住むオーストラリア人は、民主主義、自由、平等主義を誇りにしていることで有名。

さらに、その気候や自然環境から、夏場には男性も女性も短パンを履いて街を闊歩し、楽しむ姿で知られます。

しかし、こういった世界的にも知られる特徴や性格以外にも、オーストラリア人の国民性や価値観を表すと言えるものはたくさんあります。

この記事では、そんなオーストラリア人を知る上で抑えておきたい、15のポイントを紹介していきたいと思います。

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オーストラリア人の性格や特徴1:基本的に平等主義者!

オーストラリア人が強調する表現で「fair go」というというものがありますが、これは「平等主義」を示したもの。

そう、オーストラリア人が尊重している概念の1つに、「平等に扱う」だとか「公平に扱う」という考えがあります。

「人は誰でも平等な機会を与えられるべきだ」という信念をオーストラリア人は共有しており、これは、公的資金で賄われる教育や医療制度に対する普遍的な支援を見ても一目瞭然。

オーストラリア人は、歴史の中で宗主国であったイギリスの気取った階級制度を排除し、平等主義を根付かせたことに誇りを持っているんです。

実際、オーストラリア自体も、「Land of the Fair Go(平等主義の土地)」と呼ばれています。

オーストラリア人の性格や特徴2:テレビの賞でさえ民主主義!

オーストラリア人が大切にする平等主義を示すかのごとく、オーストラリアではテレビの賞でさえ民主的に選ばれるものがあります。

その代表例が「ロギー賞 人気TVパーソナリティ賞」というもので、その年に最も人気があったテレビタレントを決める際に、視聴者が参加して投票するんです。

この参加型民主主義によって決定された「ロギー賞」は結果として、能力や業界人との関係などに関係なく授与されるため、真に大衆に人気があった人が対象者として選ばれることになります。

人気のあるテレビタレントを決めるのに、ここまで民主的なプロセスにこだわる国はそこまで多くないでしょう。

オーストラリア人の性格や特徴3:国のシンボルを食す!

多文化主義で知られる国であるがゆえに、オーストラリアを代表する郷土料理は一つではありません。

ラムローストもフェットチーネも、そしてフォーもフェラフェルもよく食されています。

しかし、オーストラリアの珍味が一つあります。

それは、国章に描かれたシンボルでもあるカンガルーの肉を使った料理。

なんと、人口の2倍に当たる、5千万匹のカンガルーがあちこちで跳び回るオーストラリアでは、カンガルーの肉がステーキやソーセージに調理され、一般的にも食べられているんです。

また、カンガルーだけでなく、国章に描かれたもう1つのシンボルであるエミューも、カンガルーほど一般的ではないものの食べられます。

オーストラリア人の性格や特徴4:酒好きオージー!

世界全体では20位前後、ヨーロッパを除いた場合は世界で3番目にアルコール消費量の多い国と言われるオーストラリアに住むオージーたちは、大のお酒好き。

地方に点在する名ワイン工場や都市部に急成長する醸造所を見ても、オーストラリア人の酒好きが伺えます。

しかも、オーストラリア人の特徴は、ただお酒好きなだけでなくお酒に滅法強いっていう正真正銘の酒豪っていう点(もちろん、人によりますが平均的に強いです)。

ちなみに、「オーストラリアの文化や習慣の特徴14選!これがオージースタイル!」の記事でも書きましたが、かつてオーストラリアに住んでいたハリマン(サイト管理人)は、オーストラリア人の酒豪っぷりを以下のように経験しています。

オーストラリア人の性格や特徴5:気さくな挨拶

オーストラリア人同士では、何気ない挨拶やスラングを使用することは一般的で、これは私的な場合でも、仕事上でも同じ。

親しみを込めて名字ではなく名前で話しかけてくることが多くあり、オーストラリアでは、相手が自分のことをよく知らない場合でも、仕事場におけるフォーマルな会話でも、名字ではなく名前で呼ぶ習慣があります。

さらに、オーストラリア人は、男性でも女性でも、友人でも知らない人でも、「mate(仲間)」と呼ぶ一括りの扱いで人と接することが多いです。

また、「mate」という単語は様々な状況で使用可能。

例えば、友情を示すような時に、

  • Mate! So good to see you!「よう、相棒!会えて嬉しいよ!」

という感じで使ったかと思えば、対立関係にある人と話す場合でも、

  • Listen, mate …「友よ、よく聞いて欲しい」

といったようにこの単語を使うんです。

ちなみに、「mate」はイギリス英語では「メイトゥ」に近い発音となりますが、オーストラリア人の間では「マイトゥ」に近い形で発音されます。

オーストラリア人の性格や特徴6:権力を嫌うけど権力を敬う

オーストラリア人の多くは、権力に抵抗する「反権力主義」とも言える態度や考えを持つことに誇りを感じる傾向にあると思います。

声高に権力嫌いを唱えて、自由で反逆精神を持っていることを表明することが、自分たちの道徳的義務であるかのように主張するんです。

またこの性格は、上司に対してさえ「G’day, mate(やあ、友よ。)」と普通に話しかける習慣にも現れていると言えるでしょう。

そして食卓では、塩胡椒と同じように下品な言葉が自由に交わされ、政治家をぼろくそに言いながら軽快に食事を進めます。

しかし一方で、一見すると反権力主義に見えるオーストラリア人の中には、言葉では言ってみたものの実行に移すのは苦手で、さらに、情熱を持って権力に敬意を示したかと思えば、それに歯向かう人たちに対して厳しい処罰を求めることもあります。

このように、一見すると反権力主義を唱えながらも、手のひらを返したかのように振る舞うことがある矛盾を抱えているんです。

オーストラリア人の性格や特徴7:独特なユーモアセンス

オーストラリア人は、自虐的な、ずうずうしい、また、時には少し暗いユーモアを披露するセンスを持っています。

さらに、人によっては全くの真顔で冗談を言うこともあり、彼らが冗談を言っているのかどうか分かりにくい時があります。

これは、オーストラリア人が歴史の中で築いてきた、「オーストラリア人らしさ」に関係していると言えるかもしれません。

オーストラリア人の多くは長い間、自らを「荒っぽい若者」のような性格として自認し、それに対して誇りを持ってきました。

そして、彼らはその態度を示したまま冗談を言うことがあるため、オーストラリア出身でない人にとっては、慣れるまでに少し時間がかかり、独特なユーモアに感じるんです。

オーストラリア人の性格や特徴8:スポーツ愛

オーストラリア人は基本的に、決して大真面目だとは言えない人々かもしれません。

しかし、スポーツに関しては全く違います。

全豪オーブンテニスやF1オーストラリアグランプリのような巨大国際スポーツ大会から、AFL (オーストラリアン・フットボール・リーグ)やNRL(ナショナルラグビーリーグ)のような地域リーグ、大人気なクリケットの夏季大会、ゴールドコーストの海岸線で楽しまれる各種ウォータースポーツまでオーストラリアはまさにスポーツ天国。

自らスポーツで汗を流す人もいれば、そうでない人であってもスポーツ観戦で大いに盛り上がります。

多くのオーストラリア人がスポーツに熱狂することから、オーストラリアは現在、人口に対してメダル獲得率が高い、スポーツの強豪国になっているんです。

オーストラリア人の性格や特徴9:寛容だと思う

歴史的に多くの移民を受け入れてきたことで多民族・多文化主義の国となったからか、オーストラリア人は世界の中でも寛容な人々だと言われます。

何か月にも及ぶ国会での議論の末に、国民の62%が同性婚の合法化に賛成票を投じたことも、この寛容性を表しているでしょう。

このように、オーストラリア人の優れた性格の1つとして、違いを受け入れる寛容さを持っているという点を挙げられるかと思います。

オーストラリア人の性格や特徴10:都会ずれした海っ子

アウトバックをうろつくクロッコダイルダンディーという定番イメージとはかけ離れ、オーストラリアは世界有数の都会の国です。

人口2500万人の約85%が海岸から50㎞以内に住み、そのうちの1千万人は2大都市として知られるシドニーとメルボルンに住んでいます。

ただし、都会と言っても、オーストラリア最大の都市シドニーでさえ中心部は端から端まで、半日もあれば十分に回れる程度の距離しかなく、言い方は悪いですが、他の大都市、例えばニューヨークやロンドン、そして東京に比べれば、片田舎の大きめの街程度の規模しかありません。

そのためか、オーストラリア人の性格や特徴を表現する1つとして、「都会ずれした海っ子」というのがぴったり当てはまる気がします。

オーストラリア人の性格や特徴11:程よくのんびりした性格をもつ

オーストラリア人は、のんびりと落ち着いた生活を送ることで知られていますが、これは実際、ある程度正しいです。

例えば、現地に行けば、そこでのんびりと生活を楽しんでいる地元の人々に会うことができます。

もちろん、田舎と都会によって、そののんびり感は違いますが、例え大都会のシドニーであっても、会社勤めのオージーが昼からワインを飲む光景を見ると、忙しい日々を送る東京の人と比べてだいぶ人生に余裕があってのんびりしていると言えるでしょう。

オーストラリア人の性格や特徴12:道端に置いてあるものは貰ってく

オーストラリア人は何世代にも渡り、ちょっと変わった価値観を育んできました。

それは、

家電、ゲーム機、ソファなど、いらなくなったものは家の前の芝地に置いておき、通りかかった人が欲しければ持っていってもらう

というもの。

この考えはオーストラリア人の間に根付いていて、行政によっては認められていない場合があるにも関わらず、オーストラリア人には欠かせない価値基準になっています。

結果、現地では、歩道と車道の間の芝地に置いてある物が欲しい場合、躊躇なく拾って持ち帰るオージーを見かけることになるんです。

オーストラリア人の性格や特徴13:タクシーは前に座る

タクシーに乗った時、どこに座るのが正しいのでしょうか?

日本では一般的に、席に余裕があればお客さんは後部座席へ促されます。

しかし、オーストラリアでは、それが助手席になるんです。

ハリマン(サイト管理人)
ハリマン(サイト管理人)

以前オーストラリアへ父を連れていった時、現地の友人が車で空港へ迎えに来てくれたので父を後部座席へ誘導したら、その友人から「なんで大切なお父さんを後部座席へ通すの!?」とビックリされた経験があります。

これについて、なぜそうなるのかは不明ですが、1つの説として、オーストラリア人の間で大切にされる平等主義が理由だと言われます。

運転手の隣にある助手席に座ることで、運転手と対等で公平な関係にあるという考えです。

オーストラリア人の性格や特徴14:デモクラシー・ソーセージ

オーストラリア人は、投票日に投票所でソーセージを販売する「デモクラシー・ソーセージ」を実施することで知られています。

投票所でソーセージを焼くという行為は、おそらくオーストラリア人しかやらないことでしょう。

このデモクラシー・ソーセージは、募金活動として実施されるものですが、いつの間にかオーストラリア人の特徴を象徴する名物の1つとも言える存在にまでなりました。

州選挙や連邦選挙などで必ず「デモクラシー・ソーセージ」についてしつこく取り上げられることは、非常にオーストラリアらしい価値観であり国民性だと言えます。

オーストラリア人の性格や特徴15:よく休み取るよね〜

有給休暇という権利を与えられながらも全てを消化しない日本人とは対象的に、オーストラリア人の多くは「どんな些細な理由でも仕事を休む理由になる」と考える性格の持ち主達。

  • 宗教上の祝日
  • 歴史的な記念日
  • 週末と宗教上の祝日や歴史的な記念日に挟まれた平日
  • 宗教上の祝日や歴史的な記念日の前後の平日
  • 競馬
  • サッカーの試合の前日
  • ちょっとだけ具合が悪い時
  • 夜更かしした
  • 電車に乗り遅れた
  • 散髪に行く
  • とても天気がいいのでビーチに行きたい
  • 朝ごはんを食べすぎた

などなど、仕事を休むために様々な理由をここまで頑張って考える国民は、他にはいないと言えるほど、オーストラリア人は良く休みを取ります。

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オーストラリア人の性格や特徴を表す15の国民性と価値観!のまとめ

オーストラリア人の性格や特徴を表す15の国民性と価値観を紹介してきました。

最後に、オーストラリアに行って現地のオージー達と仲良くなりたいなら、次の方法がおすすめ。

それは、ローカルのバーやパブに行ってスポーツを観戦し、ビールを飲んで一緒に「オージー、オージー、オージー!オイ、オイ、オイ!」と声援を送ることです。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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