どことなくアヒルに姿が似ているガチョウは同じカモ科に含まれますが、アヒルとは異なる種類の鳥で、野生の雁を家禽化したものです。
家禽化された鳥としては比較的大きなサイズを誇るガチョウの卵の大きさを解説します。
ガチョウの卵の大きさ(直径と重さ)はどれくらい?
縦の長さ | 8~11cm |
横の長さ(幅) | 5.5~7.5cm |
重さ | 114〜218g(平均:約150g) |
ガチョウの卵の大きさは、縦の長さ(直径)が8~11cmで、横の長さ(幅)が約5.5~7.5cm、そして重さは114~218g、平均的には約150gとなり、その大きさに幅があるのが特徴です。
これは、個体差に依るところもありますが、「ガチョウ」と一言に言っても、そこには異なる品種が含まれているのが大きな理由。
具体的には、ガチョウは以下の2種類に大別出来るのです。
- ハイイロガンを原種とするヨーロッパ系種
- サカツラガンを原種とする中国系のシナガチョウ
さらに、同じ系統に分類されたとしても、飼育されている地域によって個体間の差が大きく出てきていることも、比較的大きなサイズの幅に繋がっていると言えるでしょう。
ガチョウの卵は黄身の割合が高い!?
また、ガチョウの卵はニワトリの卵に比べて、黄身の割合が高いと言われます。
実際に両者を比較した記事では、以下の通りの違いが記載されていました。
ガチョウ | ニワトリ | |
卵全体の重さ | 218g | 57g |
殻の重さ | 50g | 8g |
卵黄の重さと割合 | 87g (52%) | 17g (34%) |
卵白の重さと割合 | 81g (48%) | 32g (66%) |
ニワトリの卵では黄身の割合が34%しかなかったのに対して、ガチョウはその1.5倍近くとなる52%だったのです。
ガチョウの卵の大きさ(長さと重さ)を他のものと比較
ガチョウの卵の大きさをもっとよく理解するためにも、他のものと比較していきましょう。
ニワトリの卵と比較してみると?
世間一般にも良く知られるニワトリの卵と比較してみましょう。
縦の長さ | 横の長さ | 重さ | |
ニワトリの卵 | 5.5cm | 4.3cm | 58〜64g |
ガチョウの卵 | 8~11cm | 5.5~7.5cm | 114~218g(平均約150g) |
ニワトリの卵には様々なサイズがありますが、ここでは中間サイズとなるMサイズを参考値としてます。
また、ガチョウの卵の長さについては中間値を採用し、重さに関しては平均値とされる約150gを利用していきます。
まず、縦の長さについては、
- 9.5 ÷ 5.5 = 1.73
となり、エミューの卵の縦の長さはニワトリの卵2個弱(1.7個)分ということになります。
そして、横の長さで比べると、
- 6.5 ÷ 4.3 = 1.51
となり、こちらはニワトリの卵1個と半分を足した長さとほぼ一緒です。
さらに重さに関して見ていくと、
- 150g ÷ 61g = 2.459
となるため、平均的なガチョウの卵は、ニワトリの卵のおよそ2個半分に等しいことが分かります。
ちなみに、最大級のガチョウの卵と平均的なニワトリの卵を比較した場合は、およそ3.5個分になります。
ガチョウの卵の大きさを理解するためにこちらも参考に
以下はガチョウの卵を使ってオムレツを作る動画です。
動画内ではニワトリの卵と並べられて比較される場面も含まれているので、ガチョウの卵の大きさを理解する上で役立つと思います。
また、記事内でも触れた、ガチョウの卵の黄身の多さについても確認できます。