キングコブラはインド東部から東南アジア諸国、そして中国の南部にまで生息するコブラ科を代表する有名な毒ヘビです。
キングコブラの大きさ(全長と体重)を解説していきます。
キングコブラの大きさ(全長と体重)はどれくらい?
全長 | 3.18〜4m |
体重 | 約6kg |
キングコブラの大きさは、平均的な個体で体長は3.18〜4m、また、体重はおよそ6kgになります。
そして、オスの方がメスよりも大きくなる傾向にあります。
これまで確認された平均的なキングコブラの大きさを超える巨大な個体達
キングコブラの中には、上述した平均的な大きさを遥かに超える巨大な個体がこれまで何匹も確認されてきました。
例えば、1951年にシンガポールで捕獲された大きな個体は全長475mで体重は12kgあり、ニューヨークで飼育されていた個体(1973年に死亡)は、440cmの全長と12.7kgの体重を有しました。
また、それ以前の1937年と1924年には、マレーシアとタイで巨大なキングコブラの個体が確認されており、測定の結果、それぞれの全長は5.54mと5.59mであったことが記録されています。
そして、2011年に発表された「Characterization of venomous snakes of Thailand」という論文の中では、全長5.85mにも及ぶ超巨大キングコブラが言及されており、これが現在のところ、これまで測定されたキングコブラの中で最大の長さを誇る個体になります。
ちなみに、これほど大きくなるキングコブラはまた、世界最大の毒ヘビとしても知られています。
キングコブラの大きさを他のものと比較すると?
キングコブラの大きさを数値だけで示してもイマイチ分かりにくいと思うので、他のものと比較していきましょう。
平均的なキングコブラは一般的な黒板の横幅(長さ)とほぼ一緒
平均的なキングコブラの個体は、約3mから4mの範囲に全長が収まってきますが、これは、学校で使われる一般的な黒板の横幅と同じだと考えると、キングコブラの全長をイメージしやすいでしょう。
黒板の横幅は3.6mになるため、平均サイズのコブラのちょうど中間値辺りに当てはまります。
体重はスーパーで良く見かける米袋の大きめサイズ
また、キングコブラの体重は平均で6kg前後、大きな個体だと10kg近くになってきますが、これは、スーパーで一般的に売られている米袋の中でも大きめなサイズとなる5kgと10kgを想像すると、分かりやすいと思います。
米袋の5kgと10kgと言えば、持ち上げて運ぶのにそれなりに苦労します。
この点を踏まえて考えると、キングコブラは細長い体によって想像されがちなイメージと違って、結構な重さになることが分かります。
キングコブラの大きさを理解するためにこちらも参考に
以下の動画には、素手でキングコブラを捕まえるおじさんが映っています(※絶対に真似をしないでください)。
成人男性と比べて、キングコブラの全長がどれほど長いのかを確認しやすいので、キングコブラの大きさを理解する上で参考になります。