北極圏を中心とした極寒の地に暮らすホッキョクグマ(シロクマ)は、世界最大の熊として有名で、日本国内でも動物園によってはその姿を確認することが出来ます。
ホッキョクグマの大きさ(体重と体長)を解説します。
ホッキョクグマ(シロクマ)の大きさはどれくらい?
オス | メス | |
体重 | 400〜600kg | 200〜350kg |
体長 | 200〜250cm | 180〜200cm |
体高(地面から肩まで) | 122〜160cm | |
尾長 | 7〜13cm |
ホッキョクグマの大きさは、上の表を見て分かる通り、オスがメスよりも大きくなる傾向にあります。
典型的なホッキョクグマのオスは体重で400〜600kg、体長で200〜250cmなのに対して、メスは体重で200〜350kg、体長で180〜200cmとなります。
また、体高はオスとメス合わせておおよそ122cmから160cmの間に収まり、現存する熊の中で最も短い尻尾を持つとされるシロクマの尻尾は、体長に対して非常に短く、7cmから13cmほどしかありません。
一方で、ホッキョクグマの中には通常サイズを大きく上回る個体がおり、巨大なオスは800kg近くになることもあり、そして、これまで記録された最大級の個体は1960年にアラスカ北西部で撃ち殺された1,002kgのオスでした。
ちなみにメスのホッキョクグマは妊娠中は500kg近くにまでなります。
ホッキョクグマ(シロクマ)の大きさを他と比較すると?
北米に住む大きなグリズリーを圧倒する大きさ
北米の内陸部や沿岸部にはヒグマの亜種であるグリズリーまたはハイイログマと呼ばれる巨大な熊が生息しますが、この大きくて有名なグリズリーと比較してもシロクマの大きさは際立っています。
というのも、グリズリーは体長こそ200cm近くありますが、オスの体重は通常で180kgから360kgの間、そしてメスの大きさは130kgから180kg、これまで確認された最大の個体でも508kgにしかならず、体重を基準に比較するとシロクマの半分程度だからです。
世界一大きい熊として知られるだけあり、シロクマは大型のグリズリーさえも軽く凌駕してしまう大きさを誇ります。
ホッキョクグマ(シロクマ)の大きさについて参考になる動画
以下はホッキョクグマがジャーナリストの乗った観察用の車両を破壊しようとしている動画です。
人間との対比がなされており、ホッキョクグマの大きさを理解する上で役立つと思います。