マレーシアの山|キナバル山からタハン山まで10の山々を紹介!

マレーシアの山を一覧で確認していきましょう。キナバル山からタハン山まで、特に登山好きは抑えておくべき10の山々を厳選して紹介していきます。

東南アジアのマレー半島南部と、ボルネオ島北部の2つの区域から成るマレーシアは、最先端のインフラが揃ったクアラルンプールを始めとして、近年、目覚ましい発展を続けています。

一方で、マレーシアには昔ながらの村落があったり、また、オランウータンが暮らすジャングルやい数百に上る山々がありますが、こういったマレーシアの山々の中には、登山家を魅了し続けるものもあるのです。

この記事では、そんなマレーシアの山の中から、登山家に人気な10の山を厳選して紹介していこうと思います。

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マレーシアの山1:キナバル山

マレーシアの山としておそらく最も有名な山なのが、尖った山頂を持つ雄大なキナバル山。

マレーシア、インドネシア、ブルネイの三ヶ国が共有するボルネオ島の北部マレーシア領のサバ州にある山で、標高は4095.2m。

マレーシアの山の中では最高峰になります。

キナバル自然公園としてユネスコの世界遺産に登録されており、観光客や登山好きにとても人気のある山で、毎年4万人にも上る人が山頂を目指します(ただし、4000m級の山なので中には山頂に立てない人もいる)

マレーシアの山2:ヌアン山

山頂がパハン州とセランゴール州の2つの州に接しており、セランゴール州では2番目に高い山とされるのが、ティティワングサ山脈の一部を形成している標高1493mを誇るヌアン山。

3つの登山道があり、中には1日で山頂までを往復する人もいますが、日頃から登山を行っていない人にとってこの山を上るのはなかなかに大変で、通常は2日間かけて往復します。

途中にはシェルターやキャンプ場もあるなど、マレーシア野生動物・国立公園庁によって整備されているため、初心者でも比較的安心して登ることが出来るマレーシアの山です。

マレーシアの山3:コルブ山

ペラ州のフル・キタにあるコルボ山は、2183mの標高を有し、マレー半島側で二番目に高い山。

山頂からの眺めの素晴らしさには定評があり、多くの登山家を惹きつけていますが、2、3日のトレッキングをしてようやく到着出来ることから、それなりの登山経験と体力が求められる山として知られます。

つまり、バックパックを背負って歩き、途中でキャンプする必要があるということです。

ただし、登山路は非常に分かりやすいことから、基本的にはガイドを付ける必要はないとされます。

マレーシアの山4:ガヨン山

(出典:gabry@

マレーシア全土では9番目、マレーシアのアジア大陸に繋がる部分であるマレー半島内では4番目に高い山となるのが標高2173mのガヨン山。

すでに紹介したコルブ山の山頂から一時間余りでたどり着くことが出来るため、併せて数日間のハイキングを楽しむ人も多くいます。

ただし、この山を登るにはある程度の体力と経験が必要であり、登山道には表示板があまりなかったり、時には掲示板が全くないなど、初心者でも登りやすいヌアン山のように十分に整備されているわけでもないため、この山を初めて登る際には地元のガイドを雇った方がいいでしょう。

マレーシアの山5:アンシ山

マレーシアのヌグリ・スンビラン州の中では3番目の高さを誇るものの、標高は824mしかなく、マレーシアにある他の多くの山に比べれば低い山となるアンシ山は、マレーシアの首都であるクアラルンプールから車を使って1時間ほどで行ける山。

標高が高くないため、数時間あれば登頂して下山出来ることもあり、上級者から初心者向けまで、アンシ山はあらゆる人が気軽に楽しめる山として知られます。

また、一帯のウル・ベンダル・リクリエーション公園(クアラ・ピラー)ではバーベキューが楽しめたりと、週末を過ごす現地の人たちが訪れる人気スポットとなっています。

マレーシアの山6:レダン山

シンガポールの対岸にあるマレーシアのジョホールバル州内では最高峰となるレダン山は、標高1276mを有し、マレーシア国内では64番目に高い山。

古代においては、金が埋蔵されている山として、中国や遠くはギリシャの開拓者達を魅了したと言う逸話があります。

シンガポールからもクアラルンプールからも車で2時間ほどしか掛からないアクセスの良さと、山の周囲を囲む自然の美しさから人気のある山で、5時間ほどで登頂まで辿り着くことが出来ます。

マレーシアの山7:ガナウ山

(出典:Hj Karim

マレーシアのパハン州、トレンガヌ州、クランタン州の境界線となっているのが、標高1376mのガナウ山。

この山は医療用に利用できる植物が多く生えていることで知られ、また、冒険好きにとってこの山は人気。

山そのものは1日で登頂できますが、山麓まで2日間かけて川沿いを旅しなければならなく、その道はとても野性的で冒険心に溢れるとされるからです。

マレーシアの山8:ジェライ山

マレーシアのケダ州にあるジェライ山は、標高が1217mと、周辺地域やマレーシア全体で1、2を争う高い山というわけではありませんが、周りが平らな米作地に囲まれているため実際よりとても高く見えることで知られます。

また、1500年以上前の古代において、ジェライ山はアジアをまたいで商売をしていた、インドの香辛料貿易商達に1つの目印として使われ、そして、聖なる場所だと考えられていたなど、歴史も持つ山です。

そんなジェライ山は登山家達に「ケダ・ピーク」と呼ばれて人気。

特に、頂上から見渡す周囲の平地は見事な眺めの一言です。

マレーシアの山9:ベレムブン山

マレーシアのマレー半島部においては最大の州となるパハン州にあるベレムブン山は、標高2077mを有する山。

風光明媚なキャメロン・ハイランドに位置し、山頂からは周囲の茶畑や野菜畑の素晴らしい眺めを楽しむことができます。

高温多湿な東南アジアにあって、この高地は気温が低いために過ごしやすく、また、この地域には手付かずの自然が残るため、多くの冒険家や登山家、そして旅行者を惹きつけています。

マレーシアの山10:タハン山

マレーシアの中でもマレー半島側の最高峰となるのが、パハン州にあるタハン山。

その標高は2187mで、地元の登山家達にとても人気があります。

ただし、マレー半島のマレーシア領部分と同半島周辺の島々から構成されている区域である「半島マレーシア」にある山としては、登山に最もタフな山と言われ、国内にある数々の山の中でも、最も登頂が難しい山の1つに数えられます。

これは、ジャングルを延々と歩いた後に、ようやく到達できる山だからです。

トレッキングの距離は100km以上にもなり、他の山を越え、川を横切り、熱帯雨林を徒歩で進むのです。

そのため、経験豊かな登山家かガイドをつけて挑戦すべき山だと言えるでしょう。

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マレーシアの山|キナバル山からタハン山まで10の山々を紹介!のまとめ

キナバル山からタハン山まで、10のマレーシアの山々を紹介してきました。

マレーシアは意外にもとても多くの山がありますが、中でも今回紹介した10の山は、登山好きにとっては必見です。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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