ヨーロッパ貧しい国ランキング|ヨーロッパ最貧国トップ10!

ヨーロッパの中でも貧しいと呼ばれる 国をランキング形式で10ヵ国まとめてみました。経済的に豊かなイメージのあるヨーロッパの最貧国とはどのような国なのでしょうか?

ヨーロッパの貧しい国をランキング形式でまとめてみました。比較的裕福な地域にある最貧国とはどのような国々か?一人当たりのGDP比較付きで見ていきます。

ヨーロッパの貧しい国についてランキング形式で見ていきましょう。

ヨーロッパは多くの日本人が旅行先として憧れる場所で、魅力的な文化やライフスタイルを持った国々が沢山あります。

しかし、実際のところ、日本人には想像もつかない貧しい国も複数存在しています。

今回は、ヨーロッパ諸国(またはその周辺)にある国々の中でも、貧しいとされる国トップ10を、一人当たりのGDP(per capita)と一緒にまとめていきます。

(※ここでのGDPは購買力平価を基に算出されたもの。購買力平価とはある国とある国の物価水準などを考慮に加えた数値で、それぞれの国の通過が持つ購買力を基にはじき出されるため、より実際の生活水準を測る上で役立つとされます)

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ヨーロッパの貧しい国10位:ブルガリア

一人当たりのGDP:19,839ドル

その自然が美しく、ヨーロッパ人にとっては観光地としても有名なブルガリアは、バルカン半島に位置するヨーロッパの国。

もともとはソ連圏を中心とした市場に頼っていたため、ソ連の崩壊に伴い市場を失って経済が停滞。

その後も未だに高い水準まで回復していないため、ヨーロッパの中では貧しい国として数えられます。

ヨーロッパの貧しい国9位:アゼルバイジャン

一人当たりのGDP:17,500ドル

コーサス地域の中でも南コーサスに含まれる国の一つで、もともと旧ソ連に属していた国。

アゼルバイジャン人は人種的にトルコ人と近い。

ソ連崩壊や隣国アルメニアとの紛争により経済が落ち込んでいるものの、豊富な天然資源によって、一見すると経済成長著しくも見えなくはない。

しかし、独裁政権であり、庶民の生活はかなり苦しのが現状。

ヨーロッパの貧しい国8位:モンテネグロ

一人当たりのGDP:16,654ドル

モンテネグロは以前、セルビア・モンテネグロと呼ばれていたこともある、バルカン半島に位置する国。

もともと社会主義体制を敷いていたユーゴラスラビアの一部だった歴史を持ち、ユーゴラスラビア解体の影響から、未だに経済は発展していない状況が続いている。

ヨーロッパの貧しい国7位:セルビア

一人当たりのGDP:14,047ドル

旧ユーゴルラビアに属していたことからも分かる通り、セルビアはバルカン半島に位置する国の一つで内陸国。

ユーゴラスラビアの崩壊、コソボ紛争などを経た結果、経済はまだそこまで発展出来ていないのが現状。

ちなみに、一人当たりの給料は月々約500ドル程度と言われています。

ヨーロッパの貧しい国6位:マケドニア

一人当たりのGDP:14,000ドル

東欧として考えられ、バルカン半島に位置する内陸国のマケドニアも一人当たりのGDPが低く、貧しい国の一つ。

もともとはアレキサンダー大王の出生地であり、ギリシャ人が多く住んでいた場所だが、現在ではスラブ人が多数を占めているため、昔のマケドアニアとは違う国。

ユーゴラスラビアの解体によって経済は落ち込んだまま発展しておらず、ヨーロッパの最貧国の一つとなっている。

ヨーロッパの貧しい国5位:アルバニア

一人当たりのGDP:12,484ドル

バルカン半島に位置しており、北にモンテネグロ、東にマケドニアが隣接する国で、南にはギリシャがある。

1970年代から鎖国状態になっていたため、ヨーロッパの最貧国の一つにまで経済が低迷してしまう。

ちなみにこの国の住民はオスマン帝国時代に宗教の改宗が相次いだため、イスラム教徒が多いのが特徴。

ヨーロッパの貧しい国4位:ボスニア・ヘルツェゴビナ

一人当たりのGDP:10,670ドル

ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の二つからなる連邦国家で、バルカン半島に位置している。

もともとあまり産業がなかった上に、1992から1995年まで続いた内戦(ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争)によって経済は疲弊し、いまだに回復していない。

首都であるサラエボでさえ、当時の内戦の弾痕などが至る所で確認でき、未だに爪痕が残っている。

ヨーロッパの貧しい国3位:ジョージア(グルジア)

一人当たりのGDP:9,500ドル

コーカサス地域に位置する国で、下はアルメニア、右横はアゼルバイジャン、そして上にはロシアが隣接している。

ソ連からの独立後、政治の腐敗などで国が上手く機能せずに経済も停滞したが、現在は政権も代わり、どんどん経済を解放しつつあり、また国内のスタートアップ支援なども盛ん。

その結果、隣国のアルメニアやアゼルバイジャンと比較しても、非常に強い経済成長を見せつつある。

ヨーロッパの貧しい国2位:アルメニア

一人当たりのGDP:8,468ドル

グルジア、アゼルバイジャン、トルコ、イランの4ヶ国に囲まれたコーサス地方に位置する内陸国で、そのサイズも関東ほどしかない小国。また、筆者が今現在住んでいる国。

ソ連からの独立、ナゴルノ・カラバフを巡るアゼルバイジャンとの戦争、政治の腐敗などにより経済が低迷している。

しかし、2018年におきたVelvet Revolution(ビロード革命)により、Nikol Pashinyanが民衆の手で首相に選ばれ、これからの国の発展には一縷の希望が持てる。

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ヨーロッパの貧しい国1位:モルドバ

一人当たりのGDP:5,082ドル

西にルーマニア、他をウクライナに隣接し、もともとはソビエト連邦に含まれていた東ヨーロッパの国。

モルドバ人はルーマニア人と同じ人種である。

国内紛争やその国内資源の乏しさなどから経済は停滞しており、ヨーロッパでは最貧国となってしまっている。

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ヨーロッパ貧しい国ランキング|ヨーロッパ最貧国トップ10!のまとめ

先進国が多くあるイメージのヨーロッパに存在する、貧しい国10ヶ国を一人当たりのGDP付きでランキング形式で見てきました。

これらの国々の多くは、確かに経済的には貧しいかもしれませんが、他の地域の貧困国と比べてインフラが整っていたり、文化的にも豊かであるため、数字で見るのと現地で感じることは全く異なってくるかもしれません。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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