カモメの卵の大きさ【日本を代表するウミネコを基に解説】

チドリ目カモメ科に属する鳥類の中でも、特定の鳥、例えば、ユリカモメ、シロカモメ、ミツユビカモメ、カモメ、ウミネコ、オオセグロカモメ、セグロカモメなどは、「カモメ」と総称されます。

そして、ウミネコは日本に周辺生息して広く分布しているため、日本においてはカモメを代表する鳥となっています。

このような理由から、ウミネコを基にしてカモメの卵の大きさを解説します。

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カモメの卵の大きさ(直径と重さ)はどれくらい?

縦の長さ5.6cm前後
横の長さ(幅)4.4cm前後
重さ62g前後

カモメの仲間の中でも日本において最も一般的に観察されるウミネコの卵は、縦の長さで5.6cm、横の長さ(幅)で4.4cm、そして平均的な重さは62g前後となります。

ただし、一般的にカモメと呼ばれる鳥類には他にもいくつもの種類が含まれ、その体長が異なることから卵の大きさも異なります。

例えば、カモメの仲間として最大となるオオカモメの卵の大きさは、縦の長さで7.1〜8.5cm、横の長さで5.1〜5.8cm、そして重さは92g前後になります。

カモメの卵の大きさ(長さと重さ)をニワトリの卵と比較

カモメの卵の大きさをもっとよく理解するためにも、世間一般に良く知られるニワトリの卵の大きさと比較してみましょう。

縦の長さ横の長さ重さ
ニワトリの卵5.5cm4.3cm58〜64g
カモメの卵5.6cm前後4.4cm前後62g前後

ニワトリの卵には様々なサイズがありますが、ここでは中間サイズとなるMサイズを参考値としてます。

まず、縦の長さについては、

  • 5.6 ÷ 5.5 = 1.018

となり、カモメの卵の縦の長さはニワトリの卵とほとんど変わらないものの、ごく僅かに大きいことがわかります。

そして、横の長さを比べると、

  • 4.4 ÷ 4.3 = 1.023

となり、こちらも縦の長さと同じようにごく僅かにカモメの卵がニワトリの卵を上回ります

そして重さに関して見ると、

  • 62g ÷ 61g = 1.016

となり、両者はほぼ変わらないものの、ほんの少しだけカモメの卵の方が重くなります

これらの比較から、カモメ(ウミネコ)の卵は平均的なニワトリの卵とほぼ同水準ですが、若干、ニワトリよりも大きいと言えます。

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