カラスと言えば誰もが知る鳥で、日本では田舎から都会の至る所でその姿を確認出来ます。
正確にはカラス科に含まれる1グループの鳥類が「カラス」と呼ばれるため、そこには複数の種類が属しており、日本にいるカラスとしてはハシボソガラスとハシブトガラスが代表的です。
カラスの卵の大きさを解説します。
カラスの卵の大きさ(直径と重さ)はどれくらい?
縦の長さ | 4.2cm前後 |
横の長さ(幅) | 2.9cm前後 |
重さ | 20g前後 |
カラスと呼ばれる鳥類には複数の種が含まれますが、それら異なるカラスの平均的な卵のサイズは、縦の長さで4.2cm前後、横の長さで2.9cm前後、重さで20g前後となります。
ちなみに、日本で見かけるハシボソガラスとハシブトガラスの卵の大きさは、重さを軸にして見た場合それぞれ平均20gと24gです。
また、日本では渡り鳥として冬に北海道で見られるワタリガラスは、上に示した二種類のカラスよりも大きな体を持つことから卵も大きく、その重さは平均して30gになります。
カラスの卵の大きさ(長さと重さ)をニワトリの卵と比較
カラスの卵の大きさをもっとよく理解するためにも、世間一般に良く知られるニワトリの卵の大きさと比較してみましょう。
縦の長さ | 横の長さ | 重さ | |
ニワトリの卵 | 5.5cm | 4.3cm | 58〜64g |
カラスの卵 | 4.2cm前後 | 2.9cm前後 | 20g前後 |
ニワトリの卵には様々なサイズがありますが、ここでは中間サイズとなるMサイズを参考値としてます。
まず、縦の長さについては、
- 4.2 ÷ 5.5 = 0.763
となり、カラスの卵の縦の長さはニワトリの卵の約3/4で、多少小さいことが分かります。
そして、横の長さを比べると、
- 2.9 ÷ 4.3 = 0.674
となり、カラスの卵の横の長さはニワトリの卵の横の長さと比べておよそ2/3であることが理解出来ます。
そして重さに関して見ると、
- 20g ÷ 61g = 0.327
となるため、カラスの卵の重さはニワトリの卵の1/3程度というのが判明します。
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