世界最大の生き物(世界一大きな生き物)をカテゴリに分けて21種類紹介していきます。世界に生息する大きな生き物のサイズは驚愕です。
「世界最大の生き物」と聞いた時、どんな生き物が頭に思い浮かびますか?
生き物を分類していくと様々な種族に分けられ、それぞれの種族には非常に大きなサイズを誇る種類が確認でき、なかには思い浮かぶことさえないような生き物が含まれます。
この記事では、哺乳類、爬虫類、鳥類、魚類、昆虫など、異なる種族ごとに、そのなかで世界最大のサイズを誇る「世界一大きな生き物」を21種類紹介していきます。
人間の赤ちゃんと同じくらい重いカエルや、自動車と同じぐらいの重さの心臓を持つ生き物など、興味深いこと間違いなしです!
- 世界最大の生き物をカテゴリ別に21種類紹介!
- 世界最大の生き物1:ダイオウグソクムシ(等脚目世界最大)
- 世界最大の生き物2:ライオンタテガミクラゲ(クラゲ世界最大)
- 世界最大の生き物3:オサガメ(ウミガメ世界最大)
- 世界最大の生き物4:ガラパゴスゾウガメ(リクガメ世界最大)
- 世界最大の生き物5:ダチョウ(鳥類世界最大)
- 世界最大の生き物6:クロハゲワシ(猛禽類世界最大)
- 世界最大の生き物7:カピバラ(齧歯類世界最大)
- 世界最大の生き物8:オオアナコンダ(ヘビ世界最大)
- 世界最大の生き物9:アシダカグモ(クモ世界最大)
- 世界最大の生き物10:ダイオウサソリ(サソリ世界最大)
- 世界最大の生き物11:ナンベイオオヤガ(昆虫世界最大)
- 世界最大の生き物12:ゴライアスガエル(カエル世界最大)
- 世界最大の生き物13:イリエワニ(爬虫類世界最大)
- 世界最大の生き物14:ジンベエザメ(魚類世界最大)
- 世界最大の生き物15:オオサンショウウオ(両生類世界最大)
- 世界最大の生き物16:カバ(半水生動物世界最大)
- 世界最大の生き物17:ホッキョクグマ(陸上肉食動物世界最大)
- 世界最大の生き物18:ダイオウイカ
- 世界最大の生き物19:アフリカゾウ(陸上動物世界最大)
- 世界最大の生き物20:シロナガスクジラ(動物世界最大)
- 世界最大の生き物21:ハイペリオン(植物世界最大)
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- 世界最大の生き物・世界一大きな生き物を種族別に紹介!のまとめ
世界最大の生き物をカテゴリ別に21種類紹介!
世界最大の生き物1:ダイオウグソクムシ(等脚目世界最大)
ワラジムシ、フナムシ、ダンゴムシなどを含み、陸上、海水、淡水に住み着く生き物「等脚目(ワラジムシ目)」には多様な種類が存在しますが、その中でも世界最大と言われるのがダイオウグソクムシ。
大西洋、太平洋、インド洋の冷たい深海に生息しており、最も大きい個体は全長が76cm、体重が1.7kg程度にもなるほど。
一方で、体の大きさの割には非常に少食なことで知られ、飢餓に強く、日本の鳥羽水族館で飼育されていた個体は、食事を一切摂らないで5年1か月間も生きていた記録が残っています。
世界最大の生き物2:ライオンタテガミクラゲ(クラゲ世界最大)
巨大クラゲとして知られているライオンタテガミクラゲは、別名キタユウレイクラゲと呼ばれるクラゲで、現生するクラゲとしては世界一大きなもの。ライオンのたてがみを彷彿とさせる形をした世界一大きな生き物の一つです。
直径が2m30cm、最も長い触手は37mにも達する個体がいるとされ、その大きさは一般的に想像されるクラゲを遥かに超えます。
このライオンタテガミクラゲは、北極圏と北太平洋の冷水に生息しているため、日本に住んでいるだけなら基本的に遭遇することはまずないでしょう。
世界最大の生き物3:オサガメ(ウミガメ世界最大)
オサガメは全長が2mを超え、その体重も900㎏を超えることがある、現存するウミガメの中で最大の生き物。
また、3種類のワニに続いて爬虫類としては4番目に重い動物です。
その起源は1億年以上前に遡り、かつて北極および南極を除くすべての海に広く生息していましたが、現在はその生息域も限られるようになってきている上、絶滅危惧種に指定されています。
世界最大の生き物4:ガラパゴスゾウガメ(リクガメ世界最大)
ガラパゴス諸島とアルダブラ環礁の2つの離島に生息するガラパゴスゾウガメは、世界最大のリクガメ。
甲羅の長さは最大で135cm、頭部や尻尾を含めた全長は150cm、そして重量は最大400㎏以上に及ぶ非常に大きな動物で、また平均年齢は100年以上と言われ、脊椎動物の中では最も長生き。
不確実な長寿記録ではあるもも、オーストラリア動物園で2006年に死亡した個体がおよそ170年生きたという記録があります。
世界最大の生き物5:ダチョウ(鳥類世界最大)
飛ぶことが出来ない鳥として有名なダチョウは、現存する鳥類では最大種で、その全長は2.7m、体高は2.3m、そして体重は150km前後にもなります。
また、飛びべない代わりに、時速65kmの速さで走ることができる非常に巨大で強力な足を持っており、そのキック力は4.8トンにも及びます。
そんなダチョウは非常に大きな卵を産むことでも有名で、鶏の卵のおよそ20個分のサイズだと言われます。
世界最大の生き物6:クロハゲワシ(猛禽類世界最大)
クロハゲワシと呼ばれるこの鳥は、肉食の猛禽類として世界最大のサイズを誇る鳥。
ヨーロッパ南部、トルコ、中央アジア、チベット、中国東北部に分布し、その大きさは全長120cm 、翼を広げた時の長さは3m近くにもなり、空を飛べる鳥としては非常に重い最大14kgにもなる体重が自慢。
樹上や崖の上に巣を作り、空を非常に高く飛ぶことが出来、広範囲の獲物を補足して捕獲することに長けたハンターです。
世界最大の生き物7:カピバラ(齧歯類世界最大)
当初、ブタの一種だと考えられていたこともあるカピバラは、ネズミと同じ齧歯類(げっしるい)に分類され、その齧歯類の中では世界一大きなサイズを誇る動物。
体長は135cm近くにもなり、立った状態での肩高60cm、そして体重は大きい個体であれば80kgにもなります。
その外見からもなんとなく想像がつくかもしれませんが、モルモットと近い関係にあり、主に中南米の川、池、小川、湖に面した沼地や草原地域に生息しています。
世界最大の生き物8:オオアナコンダ(ヘビ世界最大)
南アメリカ大陸北部の熱帯雨林、特にアマゾン川流域に生息している大アナコンダは、世界で最も大きなヘビ。
親戚に当たるアミメニシキヘビの方が、長さだけで見たらもう少し長い個体(990cm)が発見されていますが、オオアナコンダの方が圧倒的に太く、アミメニシキヘビに比べて約2倍重い体重を誇り、これまで体長が9mに達し、体重が250㎏にもなる個体が発見されています。
このような巨大な体を誇るため、その力も非常に強く、人間を絞め殺すなんてのはお手の物。
現地では人食い大蛇としても知られています。
世界最大の生き物9:アシダカグモ(クモ世界最大)
恐ろしい脚の長さを含めると最大30cmにもなるアシダカグモは、世界最大級のクモ。
巨大な大きさに加えて、網を張らず歩き回って獲物を捕らえるというユニークな生態でも有名。
もともとは日本にいなかったものの、外来種として日本へ入ってきた結果、現在は本州・四国・九州にも生息しています。
ちなみにゴキブリを主食として食べてくれる点では人間の味方です。
世界最大の生き物10:ダイオウサソリ(サソリ世界最大)
西アフリカの熱帯雨林およびサバンナに生息している、全長が最大20cmにもなるダイオウサソリは世界最大のサソリ。
非常に大きく怖い外観ですが、性格は大人しく、また毒性も弱くて人間にとって致命的ではないため、サソリ愛好家の間では非常に人気のあるペットでもあります。
但し、ハサミが太くて力も強いため、挟まれると出血することがある点は注意が必要です。
世界最大の生き物11:ナンベイオオヤガ(昆虫世界最大)
ナンベイオオヤガは、中央アメリカ中部から南アメリカの赤道付近にかけて分布する蛾の一種。
羽を広げた時の長さが30cmにも達するため、長さという点では現生する昆虫の中で世界一大きな生き物になります。
羽の表側は白が基調で、裏側は黒が基調なのが特徴的です。
世界最大の生き物12:ゴライアスガエル(カエル世界最大)
ゴライアスガエルの「ゴライアス」はヘブライ語で「ゴリアテ」となり、旧約聖書に登場する巨人兵ゴリアテに由来する言葉。
その言葉が示す通り、ゴライアスガエルは世界最大のカエルであり、大きな個体の全長は最大90㎝、そして体重は新生児とほぼ同じ3.3㎏にもなる生き物です。
カメルーンと赤道ギニアに生息していますが、生息地の破壊、乱獲やペットとしての取引の影響で、現在は絶滅の危機に瀕しています。
世界最大の生き物13:イリエワニ(爬虫類世界最大)
イリエワニは、インド東部、東南アジア、オーストラリア北部を中心に生息している世界最大の爬虫類で、大きな個体は最大全長が7m、体重は2トンにもなるほど。
また、日本では奄美大島、西表島、八丈島などでも発見例があり、意外と日本人にとっては近しい世界一大きな生き物の一つです。
世界最大の生き物14:ジンベエザメ(魚類世界最大)
ジンベエザメは大きい個体であれば最大全長が20m、体重も25〜30トンに及ぶ世界最大の魚類。
サメの一種であり、その「サメ」という名前と大きな体から非常に恐ろしく感じますが、ジンベエザメの動きは緩慢で、餌はプランクトン、小魚、海藻などであるため、人間が襲われることはなく、非常に危険度の低い魚です。
ちなみにジンベイザメは餌を食べる時、顎を大きくあけ、口に入ったものすべてを濾過して摂食するのが特徴です。
世界最大の生き物15:オオサンショウウオ(両生類世界最大)
稀に全長が最大180cm 近くにもなる個体がいるオオサンショウウオは、世界最大の両生類で、日本においては天然記念物。
その生息地は非常に限られており、綺麗な水が存在する川の上流域のみで暮らしています。
また以前は食用とされることもあった生き物です。
一方で、生息環境の条件が非常に厳しく、河川の工事やダム建設などの自然破壊で生息地が減った結果、また、食用に捕獲されて個体数を減らした結果、現在では絶滅の危機に瀕しています。
世界最大の生き物16:カバ(半水生動物世界最大)
全長が3〜4m、大きいものであれば5m近くにもなり、また体重も3トン近くなる個体が存在するカバは、多くの時間を水中の中で過ごすものの、陸上を移動することもある半水生動物として世界最大の動物。
陸生哺乳動物の中でさえ第3位の大きさを誇ります。
ブタと見た目が似通っていますが、カバの最も近い生き物は、約5,500万年前に分岐したとされるクジラ。
また、カバは一般的なイメージとは異なり非常に凶暴で、アフリカ現地の人からはライオン以上に恐れられています。
世界最大の生き物17:ホッキョクグマ(陸上肉食動物世界最大)
最大で全長が2.7m、体重も800㎏近くなる個体が存在するホッキョクグマは、陸上肉食動物としては世界最大。
北アメリア大陸北部、ユーラシア大陸北部、そして北極圏に生息し、それらの地域では食物連鎖のトップに君臨します。
しかし、地球温暖化によって生息地が激減しており、このままでは絶滅してしまう可能性が指摘されています。
世界最大の生き物18:ダイオウイカ
計測不能な深海に生息するダイオウイカは、全長が18mを超える個体も存在するとされる巨大な生き物で、地球上で最も大きい無脊椎動物であろうと考えられています。
近年まで伝説上の生き物とも考えられるほど、世界で最もミステリアスで、未だにその生態はよく分かっていません。
実際に「クラーケン」と呼ばれる伝説上の生き物は、このダイオウイカをモデルにしていると言われます。
世界最大の生き物19:アフリカゾウ(陸上動物世界最大)
大きな個体であれば体長7.5m 、肩高4m、重量11トン以上にもなるアフリカゾウは、世界一大きな生き物として名前が頻繁に挙がる世界最大の陸上動物。
その名の通りアフリカのサバンナに生息しています。
またゾウは、大きな体を維持するためにも毎日約160kgの植物を食べ、また、1日あたり100〜300リットルの水を飲むほどの大食漢です。
ちなみに哺乳類の中で最も妊娠期間が長く、その長さは人間の10ヶ月に比べて22か月にもなり、また、寿命も60年から80年と長い生き物です。
世界最大の生き物20:シロナガスクジラ(動物世界最大)
シロナガスクジラは名実共に動物としては「世界最大の生き物」と言ってよく、その大きさは最大で34m、体重は200トンを超えるほど。
何千万年も前に住んでいた恐竜と比べても大きく、舌だけでさえ像と同じぐらいの重さであり、また、心臓は自動車とほぼ一緒です。
そんなシロナガスクジラは現在、一万頭前後しかいないとされ、絶滅危惧種に指定されています。
世界最大の生き物21:ハイペリオン(植物世界最大)
世界最大の生き物と言った場合、動物だけに意識が向きがちですが、生き物には植物も含まれることを忘れてはいけません。
そして、その植物の中でも最大のサイズを誇るのが、アメリカのレッドウッド海岸にあるセコイアという種類の木で、なかでも「ハイペリオン」という名前を持つ個体は圧巻。
その大きさはなんと115.92mにもなり、地球上で最も大きな生き物なんです。
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世界最大の生き物・世界一大きな生き物を種族別に紹介!のまとめ
生き物をカテゴリー別にして、それぞれの種族ごとに最大のサイズを誇る生き物を21種紹介してきました。
世界には想像を絶するような生き物が数多くおり、興味が尽きません。