ロシアの有名人を25名ピックアップして一覧にしたものを紹介していきます。歴史の中で誕生した作曲家や作家、現代に生きるアスリートや政治家などを見ていきましょう。
世界最大の国土を抱えるロシアには、非常に長い歴史があり、その中では数々の偉大な人物や世界的に有名な人物が輩出されてきました。
そんなロシアが誇る有名人の中から特に覚えておきたい25名をピックアップし、それぞれの人物について簡単に紹介していこうと思います。
ロシアの歴史に登場した人物から現代を生きる政治家やアスリートなど、ロシアの人々に関して知りたいなら必須で抑えておきたい有名人達です。
- ロシアの有名人1:イヴァン4世
- ロシアの有名人2:ピョートル1世
- ロシアの有名人3:エカチェリーナ2世
- ロシアの有名人4:アレクサンドル2世
- ロシアの有名人5:レフ・トルストイ
- ロシアの有名人6:ニコライ2世
- ロシアの有名人7:グリゴリー・ラスプーチン
- ロシアの有名人8:ウラジーミル・レーニン
- ロシアの有名人9:セルゲイ・ラフマニノフ
- ロシアの有名人10:レフ・トロツキー
- ロシアの有名人11:ヨシフ・スターリン
- ロシアの有名人12:アンナ・パヴロワ
- ロシアの有名人13:アーヴィング・バーリン
- ロシアの有名人14:ニキータ・フルシチョフ
- ロシアの有名人15:ウラディミール・ホロヴィッツ
- ロシアの有名人16:アイン・ランド
- ロシアの有名人17:レオニード・ブレジネフ
- ロシアの有名人18:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
- ロシアの有名人19:アレクサンドル・ソルジェニーツィン
- ロシアの有名人20:ミハイル・カラシニコフ
- ロシアの有名人21:ミハイル・ゴルバチョフ
- ロシアの有名人22:ボリス・エリツィン
- ロシアの有名人23:ウラジーミル・プーチン
- ロシアの有名人24:マリア・シャラポワ
- ロシアの有名人25:アリーナ・ザギトワ
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ロシアの有名人1:イヴァン4世
モスクワ大公で、1547年にはモスクワ・ロシアの初代ツァーリ(君主の称号)となったイヴァン4世(1530〜1584年)は、軍事征服を通じてロシアの領土を東に拡大し、イヴァン雷帝という異名をとるほどにロシア史上で強い影響を残した人物でした。
一方で、イヴァン4世は芸術と文化のパトロンという顔を持っていました。
しかし、発作的に狂気的、暴力的になる傾向があり、イヴァン4世の命令によって多くの貴族が処刑されました。
ロシアの有名人2:ピョートル1世
ピョートル1世(1672〜1725年)は、1682年から1721年までモスクワ・ロシアのツァーリとして在位し、その後にロシア帝国を築き上げた結果、1721年には初代ロシア皇帝となり、ピョートル大帝としても知られるロシア史上の有名人です。
戦争で成功を収め、ロシア帝国の領土を拡大しただけでなく、ロシアの近代化を推進したのです。
ヨーロッパの啓蒙主義の社会的・文化的変化を促し、多くの政府機関を設立しました。
ロシアの有名人3:エカチェリーナ2世
1762年から1796年まで女性でありながらロシア皇帝に在位したエカチェリーナ2世(1729〜1796年)は、ロシアの黄金時代の指揮をとったことで知られます。
ロシアに住んでいた農奴達の福祉を改善したり、ロシアの近代化に貢献した人物でした。
また、エカチェリーナ2世は芸術を非常に重視したり、ヨーロッパの有力国の1つとしてのロシアの地位を強固にしたことでも有名です。
ロシアの有名人4:アレクサンドル2世
1855年から亡くなる1881年までロシア皇帝に在位したアレクサンドル2世(1818〜1881年)は、農奴を解放し、土地所有貴族の権力を弱め、ロシア社会を改革した人物として高い評価を得ています。
また、外交政策においては非抵抗の姿勢をとり、ヨーロッパ地域へ安定をもたらしました。
しかし、1863年にポーランドで起きた一月蜂起をきっかけに、アレクサンドル2世はポーランドをロシア帝国に併合した事実も忘れてはいけません。
ロシアの有名人5:レフ・トルストイ
ロシアの小説家で思想家として知られるレフ・トルストイ(1828〜1910年)は、19世紀のロシア文学を代表する文豪です。
代表作は長編小説「戦争と平和」や「アンナ・カレーニナ」で、未だに多くのファンを抱えます。
また、平和主義者のレフ・トルストイが書いた非暴力抵抗に関する著述は、マハトマ・ガンディーやマーティン・ルーサー・キング・ジュニアなど、他の歴史的人物にも影響を与えたと言われています。
ロシアの有名人6:ニコライ2世
ロシア帝国最後の皇帝であるニコライ2世(1868〜1918年)は、ロシアを第一次世界大戦に導いた国家元首として知られ、また、革命勢力に圧力を加え続けた結果、ロシア革命を招いてしまったことで有名です。
第一次世界大戦では300万人以上ものロシア人が亡くなり、第一次世界大戦での指揮に失望が募っていた中でロシア革命が起き、1917年、ニコライ2世は退位に追い込まれたのです。
ロシアの有名人7:グリゴリー・ラスプーチン
シベリアのポクロフスコエ村で小作農の家庭に生まれたグリゴリー・ラスプーチン(1869〜1916年)は、ロシア最後の皇帝ニコライ2世の一家に対して、大きい影響力を持つようになった人物。
また、その独特な容姿や奇怪な逸話から怪僧とも呼ばれていました。
多くの人はグリゴリー・ラスプーチンの影響を嫌ったため、グリゴリー・ラスプーチンの存在に関しては意見が対立していましたが、結局は、王室の評判を悪くしたとして1916年に殺害されてしまったのです。
ロシアの有名人8:ウラジーミル・レーニン
ロシアのウリヤノフスクで生まれたウラジーミル・レーニン(1870〜1924年)は、1917年のロシア革命時にボリシェヴィキ(後の共産党)の指導者を務めました。
そして、ソビエト連邦の初代最高指導者となり、新しい社会主義国家の方向性に影響を与えました。
ロシアの有名人9:セルゲイ・ラフマニノフ
ロシア帝国出身の作曲家セルゲイ・ラフマニノフ(1873〜1943年)は、ピアノとオーケストラのための作品を送り出し、ロシアの芸術に影響を与えました。
難しい曲や広範囲なコードで有名で、最も大胆な作曲家の1人と考えられています。
ロシアの有名人10:レフ・トロツキー
マルクス主義者の革命家であるレフ・トロツキー(1879〜1940年)は、ロシア革命において重要な役割を果たし、赤軍(ソビエト連邦軍の前身)の初代指揮官を務めました。
しかし、ヨシフ・スターリンが政権を握ると、レフ・トロツキーはスターリンの官僚政治に対する主要な反対者となったため政党から除名され、国外追放されてしまいました。
その後は国外からヨシフ・スターリンの政策を反対し続けたものの、最終的にメキシコで暗殺されています。
ロシアの有名人11:ヨシフ・スターリン
1924年から1953年までソビエト連邦の最高指導者を務めた独裁者ヨシフ・スターリン(1879〜1953年)は、反対者は容赦なく排除し、権力を持つ多くの人を逮捕・処刑して恐怖を作り出したことで知られる、ソ連時代のロシアにおいて有名な指導者です。
1930年代、政治家から民衆にまで大規模な弾圧を加えて何十万人もの犠牲者を生んだ大粛清を実施したことで知られ、悪名高い人物です。
ロシアの有名人12:アンナ・パヴロワ
ロシアのサンクトペテルブルク生まれのアンナ・パヴロワ(1881〜1931年)は、20世紀初頭を代表するロシア出身のバレリーナ。
マリインスキー・バレエとセルゲイ・ディアギレフのバレエ・リュスで、プリンシパル・ダンサーを務めました。
また、自分でツアーバレエ団を立ち上げたり、「瀕死の白鳥」という作品を創作しています。
ロシアの有名人13:アーヴィング・バーリン
ロシア帝国に生まれたアーヴィング・バーリン(1888〜1989年)は、その後アメリカへ移住し、ロシア系アメリカ人の作曲家・作詞家として活躍した人物。
史上最も有名で偉大な作詞作曲家の1人としても有名です。
彼の作品である「ホワイト・クリスマス」や「イースター・パレード」などは、現在でも多くの人に愛されています。
ロシアの有名人14:ニキータ・フルシチョフ
ヨシフ・スターリンの後継者としてソ連の第4代最高指導者になったニキータ・フルシチョフ(1894〜1971年)は、スターリンの圧政的で行き過ぎた政策の多くに終止符を打った人物として有名。
また、緊迫した冷戦下において、従来の軍隊を削減する代わりに核ミサイルを導入しました。
ちなみに、1962年にアメリカとソビエト連邦が膠着状態になり全面核戦争寸前まで達したキューバ危機が起きた際も、ニキータ・フルシチョフがソ連の最高指導者を務めていました。
ロシアの有名人15:ウラディミール・ホロヴィッツ
帝政時代のロシアに生まれたウラディミール・ホロヴィッツ(1903〜1989年)は、1928年にアメリカに移り住み、そこでピアニストして活動しました。
ピアノ曲の傑作を自身の演出で演奏して聴衆を沸かせ、史上最も偉大なロシア出身のピアニストの1人だと考えられています。
またその功績から、1986年にはアメリカ政府から大統領自由勲章を与えられています。
ロシアの有名人16:アイン・ランド
ロシアのサンクトペテルブルク出身のアイン・ランド(1905〜1982年)は、アメリカへ移住し、そこで小説家や哲学者、他にも劇作家や映画脚本家として活躍しました。
自身の哲学を表明したベストセラー小説「水源(1943年)」と「肩をすくめるアトラス(1957年)」は有名です。
また、アイン・ランドは自由放任主義の資本主義を推進し、国に対する個人の権利を支持したなど、アメリカの保守主義者と自由至上主義者にとって影響力の大きな人物として知られます。
ロシアの有名人17:レオニード・ブレジネフ
レオニード・ブレジネフ(1906〜1982年)は、1964年にニキータ・フルシチョフが失脚した後、ソ連の第5代最高指導者になった人物。
核拡散防止条約を締結し、西側諸国との緊張緩和の政策を遂行しました。
一方で、1979年にはソビエト連邦軍のアフガニスタンへの侵入を命じるなど、ブレジネス政権下でのソ連は、西側諸国との良好な関係を常に維持していたわけではありません。
ロシアの有名人18:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(1906〜1975年)は、新古典主義と後期ロマン主義を融合させた、ロシアの歴史において有名な作曲家の一人。
代表曲は「ワルツ第2番」、「交響曲第15番」、「ピアノ協奏曲第2番」です。
ロシアの有名人19:アレクサンドル・ソルジェニーツィン
作家、歴史家、政治評論家であるアレクサンドル・ソルジェニーツィン(1918〜2008年)は、ソビエト連邦の全体主義の本質を描いた作品によって、1970年にノーベル文学賞を受賞した人物。
著書「収容所群島」では、本人や他の人々のソビエト時代の体験が綴られています。
ロシアの有名人20:ミハイル・カラシニコフ
ソビエト連邦およびロシア連邦時代を生きたミハイル・カラシニコフ(1919〜2013年)は、「カラシニコフ」として知られる自動小銃「AK-47」の生みの親として有名。
そのシンプルなデザインから、AK-47は世界で最も多く製造されている武器になりました。
一方でミハイル・カラシニコフは、AK-47の広範な普及に対して遺憾の意を表明していました。
ロシアの有名人21:ミハイル・ゴルバチョフ
1985年から1991年までソ連最後の最高指導者を務めたミハイル・ゴルバチョフ(1931年〜)は、共産党によるソビエト連邦支配の終焉とベルリンの壁崩壊に繋がった、グラスノスチ(改革)とペレストロイカ(情報公開)の方針を打ち出しました。
頭にある地図のようなあざによって、とても有名な人物です。
ロシアの有名人22:ボリス・エリツィン
1991年から1999年までロシアの大統領を務めたボリス・エリツィン(1931年〜2007年)は、ソ連崩壊後のロシア連邦において初代大統領を勤めた人物。
元々はミハイル・ゴルバチョフが推進したペレストロイカの支持者だったこともあり、ゴルバチョフの後任という形で国家元首の立場になりました。
急速な経済自由化を達成しようした結果、多くの裕福な新興財閥が誕生した一方で何度か経済危機が起こってしまうなど、その改革はうまく行かず、最終的には人気が低迷していきました。
ロシアの有名人23:ウラジーミル・プーチン
2000年にロシア連邦の第2代大統領になったウラジーミル・プーチン(1952年〜)は、ロシア権力の中心人物にまで上り詰めています。
エリツィン時代に低迷したロシア経済を復活させ、ロシアを再び国際社会の舞台における主要プレイヤーに引き上げました。
一方で、民主改革からロシアを遠ざけ、一党制に近づけるなど、その政権運営の手法に対して多くの批判があるのも事実です。
ロシアの有名人24:マリア・シャラポワ
美人テニスプレーヤーとして知られるマリア・シャラポワ(1987年〜)は、生涯グランドスラムを達成し、2012年のオリンピックでは銀メダルを獲得。世界ランキング1位に輝くなど、一世を風靡した有名人。
ベラルーシ人の両親の下で生まれたものの、ロシア国内で生まれた結果、国籍的にはロシア人となっています。
また、テニス以外でも、自身でビジネスを展開したりファッションモデルとして活躍していることで知られます。
ロシアの有名人25:アリーナ・ザギトワ
アリーナ・ザギトワ(2002年〜)は、2018年の平昌オリンピックで金メダルを獲得し、他にも2019年の世界選手権を優勝するなど、ロシアを代表する女性フィギュアスケート選手として有名な人物です。
また、日本文化が大好きで、将来の夢は日本食レストラン経営だったり、日本から贈呈された秋田犬を飼っていたりと、特に日本人からは親近感を持たれています。
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ロシアの有名人|作曲家・作家・スケート選手・政治家などのまとめ
ロシアの有名人を25名紹介してきました。
他にも多くの有名人がロシアから誕生していますが、まずは紹介した25名をしっかりと抑えておけば大丈夫なはずです。