イギリス文化とイギリス人の特徴10+1!習慣・宗教・食文化・芸術など

イギリス文化とイギリス人の特徴を10+1のポイントに分けて紹介していきます。イギリスにおける習慣や宗教、そして食文化や芸術などについて確認していきましょう。

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大英帝国として世界中を植民地化してきた歴史を持つイギリスは、その文化を世界中に広めてきました。

そしてイギリスの人々、つまりイギリス人達もまた、世界中で活躍しているため、出会う機会が比較的多い人たちでしょう。

そんなイギリスが誇る文化やイギリス人達とは一方で、どのような特徴や習慣を持つのでしょうか?

この記事では、アメリカを含む世界中の多くの国に影響を与えてきた、イギリス文化やイギリス人の特徴を、いくつかのポイントに分けて紹介していきたいと思います。

イギリスの宗教や芸術、そして食文化などを見ていきましょう。

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イギリスの文化や習慣1:主要言語はもちろん英語!

かつて大英帝国であったイギリスは、世界中に植民地を持ったことから、現在の世界にいて英語は重要な「世界語」とも呼べる存在になりました。

そのイギリスにおける公用語はもちろん英語

現在のイギリスにおいては、人口のおよそ95%が英語だけを話すモノリンガルとなっています。

また、英語以外の言語として次に多いのが、人口のおよそ3%弱に話されている南アジア地域(インドやパキスタン)の言葉。

例えば、パンジャーブ語、ヒンディー語、ベンガル語、グジャラート語などです。

そして、残りの2%前後には、他の国の言語が含まれます。

イギリスの文化や習慣2:主な宗教はイギリス国教会

イギリスは16世紀にカトリック教会を管轄するローマ教皇庁から離れ、独立した教会である「イギリス国教会(英国国教会)」を作った歴史を持ちます。

そのためイギリスは、イギリス国教会を中心としたキリスト教国

スコットランドを除いた地域の最大派閥はイギリス国教会となり、その次にカトリック教と続き、キリスト教徒の割合は人口の約70%を占めるとされます(※2001年時点)

そして、次にイスラム教徒やヒンドュー教徒が続きます。

ただし、現在は無宗教の割合も増えており、2011年に行われた国勢調査でキリスト教信者であると回答した人の割合は約60%まで下がっていることが判明しました。

ちなみに、イギリス王室はこのイギリス国教会のメンバーであり、イギリス君主はイギリス国教会の首長とされています。

  • キリスト教(71.7%)
    • イギリス国教会(62%)
    • カトリック(13%)
    • 長老派(6%)
    • メソジスト(3%)
    • その他の宗派(16%)
  • イスラム教(3%)
  • ヒンドゥー教(1.5%)

(※2001年の国勢調査の結果)

イギリスの文化や習慣3:イギリス料理ってどんなの?

イギリス料理はかつて「まずい料理」として知られてきましたが、現在のイギリスは、まずい料理よりも様々な美味しい料理を楽しめる国だと言えるでしょう。

数世紀前のイギリスでは主に、地元の食材を使ってシンプルなソースを添えた料理が一般的でしたが、大英帝国時代にイギリスへ輸入されたインド料理の伝統は、イギリスの食文化をそれ以前より豊かなものへと発展させました。

また、二回の世界大戦後、イギリスは金融セクターとして発展を遂げてきましたが、この過程で多くの移民が押し寄せ、多民族・多文化の状況が作り上げられました。

その結果、現在のイギリスでは世界各国の美味しい料理を食べれる他、イギリスで独自に発展した、様々な文化的要素が混ざった料理も楽しめるんです。

とは言え、それでもやはり、これぞイギリス!」と言える料理も存在するのは確かです。

そこで、イギリスの「典型的な料理」として、以下の3つを紹介しておきます。

フィッシュアンドチップス

フィッシュアンドチップスは、おそらく最も典型的なイギリス料理。

イギリス文化の中で、この料理に関する歴史は比較的長く、その起源は19世紀に遡ると言われます。

白身魚(主にタラを使う)の身を揚げたものへ、厚めのフライドポテトが添えられた食べ物で、好みに合わせて塩や、独自のグレイビーソースなどを掛けて食べるファーストフードです。

想像以上に美味しいので、イギリスへ行ったら絶対に試すべし!

サンデー・ローストとヨークシャープディング

ヨークシャープディングを添えたサンデー・ローストについて言及しなければ、イギリス料理について語ることはできません。

サンデー(日曜日)という名前の通り、通常、日曜日の午後に出されますが、もちろん平日でも食べることは可能。

ビーフ、チキン、七面鳥などのローストに加えて、ふわふわとしたシュークリームの皮のようなヨークシャープディングを添えて食べるのが一般的です。

また、ヨークシャープディングに牛肉の煮込みなんかをてんこ盛りにして食べることも、よくあります。

エクルズケーキ

エクルズケーキは、カランツと呼ばれるレーズンのような果物が入った、丸くて小さなおいしいケーキ。

イギルスのマンチェスターにあるエクルズという町にちなんで名付けられました。

ただし、現在のイギリスでは地域によって様々な特徴を持つエクルズケーキが存在します。

イギリスの文化や習慣4:イギリスと言えば王室!

イギリス文化として世界的にも広く認知されているものと言えば、イギリス王室でしょう。

王室はイギリス文化の重要な部分であり、王室にまつわる儀式の多くは1000年を超える長期に渡って伝統的な風習であり続けています。

そして、「国王は君臨すれども統治せず」という言葉が示す通り、イギリス王室並びに国王(現在はエリザベス2世)が存在するものの、イギリスは議会制民主主義の国で、政治に関する実質的な権限はイギリス国王でなく議会が持っています

ちなみに、イギリスの国王は世界でも数少ない「パスポート所持が必要ない人物」です。

また、日本でも度々報道されるように、イギリス王室の誰かが結婚したり誕生日を祝ったりする時は、世界へ向けて報道され、これがまた、イギリス王室に対する認知と共にイギリス文化の認知拡大に繋がっています。

イギリスの文化や習慣5:社会的なエチケットを大切にする

イギリス人は習慣的に、社会的なエチケット(礼儀作法)を大切にする特徴があります。

著名人を招いたティータイムのような場であっても、地元のパブでフィッシュアンドチップスを皆で食べるようなカジュアルな場であっても、それぞれにあった、礼儀正しさ、マナー、立ち居振る舞いなどが習慣的に求められる文化と言えるんです。

例えば、パブでお酒を飲むにしても、カウンターで数人が列を作っているのであれば、前から待っていた人を尊重して追い越すことはなく、自分も列に並ぶといった具合です。

このように、イギリスの習慣としてマナーへ敬意を表し、よっぽどのことがない限り、それを犯そうとはしません。

イギリスの文化や習慣6:イギリスと言えば皮肉文化!

また、イギリスを特徴付ける文化、またはイギリス人を特徴付ける習慣として、イギリス人は「皮肉」、いわゆる「ブラックジョーク」を好んで使う傾向にある点は抑えておくべき。

このイギリス人流の皮肉は、慣れていないと「全く冗談やユーモアに聞こえない」ことがあったり、そもそも「冗談やユーモアを言っていること自体分からない」ことも多々あるなど、理解するにはかなり高い壁が存在します。

35 Texts From Masters of Sarcasm

ちなみに、イギリスの映画やテレビの中では、このイギリス流の皮肉が頻繁に使われていますが、恐らくイギリスで長く生活している日本人であっても、半分も理解出来ないんじゃないかと・・・。

イギリス人的にはウィットに富んだユーモア」らしいんですが、それ以外の人はその皮肉を馬鹿正直に捉えて、イライラしたりチンプンカンプンなまま流してしまう可能性大です。

イギリスの文化や習慣7:芸術と文学

イタリアフランスと比べると、輩出してきた画家の点で劣るのは確かですが、アートギャラリーの多さや世界クラスの博物館「大英博物館」を有していることから分かる通り、イギリスは芸術を大切にする文化を有します。

またイギリスは、文学の面ではこれまで最高レベルの人材を数々輩出してきました。

例えば、ジェフリー・チョーサー、ジョン・ミルトン、J.R.R.トールキン、ダニエル・デフォーなど。

そして、イギリスが生んだ最大の作家と言えば、ウィリアム・シェイクスピアを忘れてはダメ。

シェイクスピアの作品の多くは、世界中で未だに愛されており、各国の言語に翻訳されてきました。

さらに、現代イギリス文学において最も有名な作家と言えば、5億部以上を売り上げた傑作「ハリーポッター」シリーズの作者であるJK.ローリングでしょう。

このようにイギリスは、伝統的に優れた作家と文学を世に送り出してきた文化を持つんです。

イギリスの文化や習慣8:世界に誇るポップカルチャー!

芸術に関連することとしてイギリスは、ポップカルチャーにおいて世界最高レベルの人材や作品を輩出してきた文化を持ちます。

例えば、

  • ビートルズ
  • ローリング・ストーンズ
  • スパイス・ガールズ
  • ジョージ・マイケル
  • ピンク・フロイド

などは、音楽業界への貢献によって、世界的に名を知られる有名なイギリス出身のアーティスト達で、イギリスだけでなく世界の音楽シーンへ多大な影響を与えてきました。

クラシック音楽においては、ドイツ、オーストリア、イタリアなどに比べてイギリスは有名ではないですが、ことポップミュージックにおいては世界最高レベルで、イギリスが誇る一大産業の一つなんです。

イギリスの文化や習慣9:イギリスの建築も忘れずに!

イギリス文化を知る上では、イギリスの建築についても抑えておきましょう。

イギリスの建築物には、5世紀のローマ帝国支配の時代からルネサンスの時代まで、様々な時代の特徴を見つけることが出来、イギリスの歴史を教えてくれる存在と言えます。

例えば、イギリスの首都ロンドンには、ロマネスク様式(11〜12世紀)を用いたイギリスで最初の建物「ウェストミンスター寺院」があります。

また、12世紀から16世紀にはゴシック様式がイギリス建築に影響を与えました。

初めはフランスを模倣したものでしたが、イギリスのゴシック建築の大聖堂は、独自の特色を発揮するようになって行ったのです。

1174年に建てられたカンタベリー大聖堂、続いてウェルズ大聖堂リンカーン大聖堂などが代表的です。

他にも、ウィンザー城、エジンバラ城、リーズ城、カーディフ城など、イギリスに多くある古城も、イギリス文化を知る上では訪れてみたい場所です。

イギリスの文化や習慣10:スポーツが大好き!

スポーツ文化もイギリスでは盛ん。

多くのイギリス人が、実際にスポーツをプレーしたり、または観戦して楽しみます。

例えば、イギリスのサッカーリーグである「プレミアリーグ」は、イギリス人にとっては誇りであり、世界200カ国以上から1億6000万人以上の視聴者を集めている、世界で最も多くの人に観戦されるイギリスを代表するスポーツイベントと言えるかと思います。

また、イギリス人はサッカーの次にラグビーが大好き。

イギリスには2つのラグビーリーグがあり、またラグビーのイングランド代表は、過去にラグビーワールドカップで優勝したこともある強豪です。

さらにイギリス人は、クリケット、テニス、ボクシングなどのスポーツも大好きで、これらスポーツの国際大会が行われる時は、多くの人が熱中するんです。

イギリス人の特徴として知っておきたいいくつかのポイント

イギリスの文化や習慣を紹介してきましたが、最後にそれ以外にも知っておきたいイギリス人の特徴を、簡単にいくつか紹介しておきます。

イギリス人の特徴① 時間厳守!

イギリス人にとって、時間厳守の行動は当たり前。

イギリスでは遅刻をすることは基本的にNGであり、通常は失礼なことと見なされます。

何かで遅刻しそうな時、遅刻をすると分かった時点で関係者に連絡するのが大切で、特にビジネスミーティングなどでは可能な限り遅れないようにすることが、その後のビジネスを円滑に進めるために重要です。

ただし、大多数が集まるプライベートなパーティーなどでは、その限りでないことが多々あります。

イギリス人の特徴② Thank you や Sorry をよく使う!

イギリス人やイギリス文化の影響を強く受けたオーストラリア人と話していると、かなりの頻度で「Thank you(ありがとう)」や「Sorry(すみません/ごめんなさい)」を使うのに気づくはず。

日常会話でも当たり前のように、この二つの言葉が飛び交います。

例えば、

  • Please open the door.(窓を開けてください)

と言うだけでなく、

  • Please open the door. Thank you.(窓を開けてください。ありがとう)

という一言が加えられたり、また、分からないことがあると、

  • What did you say? (何て言ったの?)

とダイレクトに言うのではなくて、

  • Sorry? Could you repeat it please?(すみません、もう一度お願い出来ますか?)

と、「Sorry」を加えて間接的にお願いすることが多いんです。

アメリカ英語に慣れていると最初は戸惑うかもしれませんが、少し時間が経てば、このイギリス英語の方が丁寧で心地よく感じられると思います。

イギリス人の特徴③ 挨拶に関して

アメリカ映画などでは、挨拶時にはすぐに握手をするシーンが多くあるため、挨拶の時に外国人はいつも握手をすると思っているかもしれません。

しかし、イギリス人に関して言えば初対面の際、笑顔と会釈で済ませ、握手をしないことが多々あります(握手をしても構いませんが)

一方で、親しい友人や親戚などに挨拶する場合は、単に握手をするだけでなく、特に相手や自分が女性だった場合は、ほっぺたに小さなキスをする/キスを受けることが良くあります。

イギリス人の特徴④ 高齢者・妊婦・身体障害者に優しい

日本では優先席であるのにも関わらず健常者が座り、高齢者や妊婦さん、そして身体障害者の人が近くにいても席を譲らないなんてことがありますが、イギリスでは真逆です。

イギリス人は、高齢者、妊婦さん、身体障害者などを見つけると、積極的に声を掛けて、率先して席や道を譲ろうとする特徴があります

イギリス人の特徴⑤ ディナーへ招待する ≒ 自分が払う

イギリス人がもしも誰かをディナーへ誘った場合、多くの人が集まるのでない限り、基本的には誘った本人が支払いをすると考えて良いでしょう。

逆に、誘われたのにも関わらず支払おうとすると、物凄い勢いで止められることがあります。

もしも、招待してくれた人へお礼をしたい場合は、別な機会にその人をディナーへ誘って奢ればOKです。

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世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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