一人当たりのGDPを元にした裕福な国のランキングをまとめてみました。各国の簡単な解説や紹介と一緒にみていきたいと思います。
裕福な国をランキング形式でまとめていきます。2018年時点で確認できるデータを基にした、世界有数の金持ち国家を30ヵ国リスト化しています。
裕福な国をランキング形式で見ていこうと思います。
前回記事にまとめた貧しい国とは対照に位置する、世界でも有数な金持ちが住む国を、Busines Insiderがまとめた一覧を参考に紹介していきます。
各国の簡単な情報から、一人当たりのGDPまでを添えているので、世界の雑学を増やしておくためにも是非!
(※ここでのGDPは購買力平価を基に算出されたもの。購買力平価とはある国とある国の物価水準などを考慮に加えた数値で、それぞれの国の通過が持つ購買力を基にはじき出されるため、より実際の生活水準を測る上で役立つとされます)
- 裕福な国(金持ち国家)30位:日本
- 裕福な国(金持ち国家)29位:フィンランド
- 裕福な国(金持ち国家)28位:フランス
- 裕福な国(金持ち国家)27位:イギリス
- 裕福な国(金持ち国家)26位:オマーン
- 裕福な国(金持ち国家)25位:ベルギー
- 裕福な国(金持ち国家)24位:カナダ
- 裕福な国(金持ち国家)23位:デンマーク
- 裕福な国(金持ち国家)22位:台湾
- 裕福な国(金持ち国家)21位:オーストリア
- 裕福な国(金持ち国家)20位:アイスランド
- 裕福な国(金持ち国家)19位:ドイツ
- 裕福な国(金持ち国家)18位:オーストラリア
- 裕福な国(金持ち国家)17位:スウェーデン
- 裕福な国(金持ち国家)16位:バーレーン
- 裕福な国(金持ち国家)15位:オランダ
- 裕福な国(金持ち国家)14位:サウジアラビア
- 裕福な国(金持ち国家)13位:アメリカ合衆国
- 裕福な国(金持ち国家)12位:香港
- 裕福な国(金持ち国家)11位:スイス
- 裕福な国(金持ち国家)10位:サンマリノ
- 裕福な国(金持ち国家)9位:アラブ首長国連邦
- 裕福な国(金持ち国家)8位:ノルウェー
- 裕福な国(金持ち国家)7位:アイルランド
- 裕福な国(金持ち国家)6位:クウェート
- 裕福な国(金持ち国家)5位:ブルネイ
- 裕福な国(金持ち国家)4位:シンガポール
- 裕福な国(金持ち国家)3位:マカオ
- 裕福な国(金持ち国家)2位:ルクセンブルグ
- 裕福な国(金持ち国家)1位:カタール
- 次の世界雑学記事も一緒にどうぞ!
- 裕福な国ランキング|金持ち国家を一人当たりのGDP付きで確認のまとめ
裕福な国(金持ち国家)30位:日本
一人当たりのGDP:38,893ドル
いきなり来ました我らが祖国日本!
しかし、以前は世界でも5本の指に入るほど一人当たりのGDPも高かった様に記憶しているのですが・・・。
バブル経済崩壊後のデフレや少子化により経済発展が停滞している間に、数多くの国に追い抜かされてしまいましたね。
裕福な国(金持ち国家)29位:フィンランド
一人当たりのGDP:41,812ドル
フィンラドといえばムーミンで有名で、北欧に含まれることからとても寒い国。
また、白夜も有名で、夏は夜でも薄暗い程度にしか空が暗くならない場所。
最近だと教育でも注目を集めており、限られた国土や人口規模にも関わらず経済発展しており、先進国の中でも学ぶことが非常に多い国の一つ。
裕福な国(金持ち国家)28位:フランス
一人当たりのGDP:42,384ドル
世界中で旅行先として大人気で、文化も非常にリッチなフランスは、先進国の中でも憧れる人が多そうな国。
また、一人あたりのGDPだけでなく国全体としてのGDPも世界トップ10に入るため、世界有数の経済大国の一つ(2018年現在)。
また、ユーロ圏内ではドイツに次いで安定していると言えるかも。
裕福な国(金持ち国家)27位:イギリス
一人当たりのGDP:42,513ドル
フランスの西隣りにあるグレートブリテン島とアイルランド島北東部の北アイルランドで構成されたイギリスといえば、誰もが知っている先進国であり、ヨーロッパの金融センターとして確固たる地位を築いてきた国。
しかし、最近決定されたEU離脱により、英国内に拠点を構えていた会社がEUの他の国へ移転し始めたりと、先行きには一抹の不安が残る。
裕福な国(金持ち国家)26位:オマーン
一人当たりのGDP:43,737ドル
オマーンと言えば、日本サッカー代表が対戦する相手として良く耳にすることのある中東の国。
以前は経済的にそこまで発展を遂げていなかったけど、現在は原油や天然ガスなどの天然資源により、経済が大きく成長している。
また、天然資源に頼らない経済の安定確保のために、海外からの企業誘致なども盛んになってきている。
裕福な国(金持ち国家)25位:ベルギー
一人当たりのGDP:44,881ドル
欧州連合やNATOなど、様々な重要国際機関が置かれている国であることから、その名前を聞くことも多いベルギー。
フランス語を公用語としながらも、北部の地域ではオランダ語の一種「フラマン語」が使われていたりと、2つの異なった文化背景を持つ人たちが共存している国。
また、ベルギーチョコなどでも有名。
裕福な国(金持ち国家)24位:カナダ
一人当たりのGDP:46,235ドル
アメリカの上に位置するカナダは、トルドー首相の下、現在多くの移民を閣僚に指名するなど、非常に進んだ多民族国家。
また、各国が移民受け入れ反対を表明するなか、積極的に移民や難民を受けて入れている稀な国。
世界的にも非常に住みやすい国と言われ、移住先の候補地には必ず名前が上がるけど、最近は住居価格の高騰により、生活するのは決して楽ではなさそう。
裕福な国(金持ち国家)23位:デンマーク
一人当たりのGDP:46,9602ドル
スカンジナビアの国の一つで、首都のコペンハーゲンの名を聞いたことがある人も多いはず。
社会資本主義のモデル的国家で福祉が充実しており、また国民の所得格差が世界で最小とされる国。
そのため、国民の生活が守られており、安心して幸せに暮らせる国の一つとして注目されることが多い。
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裕福な国(金持ち国家)22位:台湾
一人当たりのGDP:47,790ドル
一人当たりの名目GDP(注)では日本に劣るものの、国内の物価が安いため購買力平価のGDPでは日本より高くなるお隣台湾。
日本からも非常に近く、観光で行けばその物価の違いでとても美味しい食事を満足行くまで楽しめます。
(※名目GDPとはその時点での市場価格を単純に表したもの。他国との物価比較などは考慮せず、純粋にその時点で生産された物やサービスの価値を表している。また、国際表示では通常米ドルを軸に表示される)
裕福な国(金持ち国家)21位:オーストリア
一人当たりのGDP:47,856ドル
オーストリアは中央ヨーロッパに位置する内陸国で、永世中立国の一つ。
文化的にも非常にリッチな国であり、ウィーンからは様々な音楽家が生まれ、モーツァルトやバッハなどはとても有名。
その文化的資源のため、観光地としても不動の人気を誇っている。
裕福な国(金持ち国家)20位:アイスランド
一人当たりのGDP:48,070ドル
北ヨーロッパのさらに上、北大西洋に浮かぶ島国。
狭い国土や限られた人口規模にも関わらず、また、2007年に起こったリーマンブラザーズの倒産を発端とする金融危機で一度は経済破綻になりかかったのにも関わらず、現在は力強い経済回復をしている。
一人当たりの人的資源という点では非常に興味がそそられる国。
裕福な国(金持ち国家)19位:ドイツ
一人当たりのGDP:48,189ドル
ソーセージにビールと言えばドイツが有名。
EUの中で最も経済的に安定している経済大国で、ドイツを主導するメルケル首相の力強いリーダーシップによって、順調な国家運営が行われている。
また、日本人にも近い勤勉な性格に加えて、過去の歴史から学んだことを応用発展させた社会システムや労働環境によって、社会的にも非常に安定しており、日本も学ぶことが多い国の一つ。
裕福な国(金持ち国家)18位:オーストラリア
一人当たりのGDP:48,806ドル
南半球最大で最も経済発展している国の一つと言えばオーストラリア。
北半球から離れているため、北半球側で戦争などが起こっても地政学的に見ると比較的安全であり、さらに資源が豊富で食料自給率が100%を超えているため、見方によっては地球上で最も安全な国と言えるかもしれない。
ちなみにオーストラリアの大学から大学院までを卒業しているので、個人的にも非常につながりが深い国の一つです。
裕福な国(金持ち国家)17位:スウェーデン
一人当たりのGDP:49,678ドル
スカンジナビア国家の一つで、首都のストックホルムの名前は聞いたことがあるはず。
また、スウェーデンといえばIKEAの発祥地として覚えている人も多そう。
この国もデンマークと同じように、福祉が非常に充実しており、同時に男女平等に関しても世界で指折。
女性参加が唱えられる最近の日本にとっては、学ぶべきことが非常に多くあるかと思います。
裕福な国(金持ち国家)16位:バーレーン
一人当たりのGDP:50,302ドル
中東国家の一つバーレーンと言えば、サッカーの国際マッチで必ずと言っていいほど耳にしたことがありそうな国で、石油産出国であることから金持ち国家としてもイメージが強い。
実際、GDPの30%は石油関連事業によると言われており、また、その恩恵として税金は一切掛からない羨ましすぎる国。
しかし一方で、石油に頼らない経済発展に頭を悩ませている側面もある。
裕福な国(金持ち国家)15位:オランダ
一人当たりのGDP:50,846ドル
過去にはヨーロッパの列強としても名を馳せ、昔から日本と交易があるオランダも、金持ち国家の一つ。
金融や流通に加えて観光業などのサービス業が盛んで、そのサービス業がGDPの2/3を占めているのがオランダ経済の特徴。
また、チューリップや風車などでも有名。
裕福な国(金持ち国家)14位:サウジアラビア
一人当たりのGDP:54,078ドル
イスラム教徒にとっては宗教的な聖地であるメッカを抱える絶対君主制の国で、お金持ち国家のイメージが非常に強いアラブ諸国随一の国。
イスラム教国家でありながらアメリカとの繋がりが深く、また、日本にとっては石油産出国として重要な位置を占めている。
但し、ドキュメンタリーなどを見ると、王族と一般市民の所得差が激しいのも確認出来る。
また最近では、次期国王候補のムハンマド・ビン・サル万皇太子によって、多くの王族が一斉検挙されるなど、今後どのように発展していくのかは少し未知数なところがあるのも確か。
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裕福な国(金持ち国家)13位:アメリカ合衆国
一人当たりのGDP:57,293ドル
日本の同盟国であり国としてのGDPでは世界最大を誇るアメリカ。
先進的なテクノロジーやイノベーションが常に起こり、また経済の基盤も厚いため、依然として世界中へ大きな影響力を持っている。
また、広大な国土により天然資源も豊富なため、今後に渡って経済発展をしていきそう。
裕福な国(金持ち国家)12位:香港
一人当たりのGDP:58,094ドル
1997年6月までイギリスの植民地となっていたけど、それ以降は中国へ返還されたため、中華人民共和国香港特別行政区というのが正式な名称。
広東語や北京語に加え、その歴史的背景から英語を流暢に操る人が多い。
また、中国にとっては本土が共産制を基にした資本主義体制であるため、唯一西洋の資本主義へ繋がる窓口として、経済的有用性が高いと言える場所。
最近では、行政に対する中国の干渉が強くなっているものの、上記の理由から、香港が持つ経済的ハブとしての役割は今後も維持されると思われる。
裕福な国(金持ち国家)11位:スイス
一人当たりのGDP:59,375ドル
ヨーロッパの永世中立国として有名で、また時計の産地としても世界に名が通っているのがスイス。
また、その地政学的理由から、多くの国際機関の本部が置かれるなど、国土は小さいけど世界的には非常に重要な立ち位置にある国。
経済も社会も安定しているため、憧れる人は多そう。
裕福な国(金持ち国家)10位:サンマリノ
一人当たりのGDP:64,443ドル
サンマリノはイタリア半島の中東部に位置するため、イタリアの一部に思われがちだけど、独自の主権を持っている独立国家。
また、独特の税制をとっており、17%と低い税率の法人税や消費税が一切かからないなど、小さい国でありながらも会社や人を呼び込む施策が優れている。
そこへイタリアに隣接する位置関係などが加わって経済も上手く回り、物価も抑えられていることから、購買力平価での一人当たりGDPは世界でも有数になっている。
裕福な国(金持ち国家)9位:アラブ首長国連邦
一人当たりのGDP:67,696ドル
首都をアブダビとして、その経済的発展が目覚ましいドバイなど7つの首長国からなる連邦国家。
豊富な天然資源を背景に飛躍的な経済発展を遂げると同時に、外資を呼び込み様々なサービス産業を伸ばしている。
また、中東の国としては最も開かれた国家の一つであり、外国人も訪問しやすい。
裕福な国(金持ち国家)8位:ノルウェー
一人当たりのGDP:69,296ドル
北ヨーロッパのスカンジナビア半島に位置する国で、隣のスウェーデンと同様に、社会資本主義体制の下、福祉国家として成功している国。
人生満足度も世界No.2とされ、最も成功している国の一つと言えそう。
裕福な国(金持ち国家)7位:アイルランド
一人当たりのGDP:69,374ドル
イギリスの大部分を構成するグレートブリテン島の左横にある、アイルランド島の大部分を国土とする国。
もともとは西ヨーロッパの中でも貧しい国とされていたけど、外資からの投資などを呼び込み経済発展を遂げることに成功している。
ただ、実際には貧困率も高いとされる。
ちなみに法人税率は12.5%と、他の西欧諸国と比べて非常に安いため、多くのグローバル企業が拠点を構えている。
裕福な国(金持ち国家)6位:クウェート
一人当たりのGDP:71,263ドル
中東に位置する国で、金持ち国家としても非常に有名。
石油を豊富に持つため、そのオイルマネーを基に経済が成り立っており、国民は様々なサービスをタダまたは破格の安さで利用でき、殆どは国家公務員や国営の企業で働いている。
裕福な国(金持ち国家)5位:ブルネイ
一人当たりのGDP:79,710ドル
マレーシアの国土の中にポツンとあるような小さな国家で、北側が南シナ海に面する以外はマレーシアに囲まれている国。
絶対君主制に近い形で国家が運営されており、石油と天然ガスを持つ豊富な天然資源によって、国民の生活も非常に潤っているとされる。
所得に対する税金が発生しないため、購買力平価GDPで見ると世界でも有数の金持ち国家なのが分かる。
裕福な国(金持ち国家)4位:シンガポール
一人当たりのGDP:87,082ドル
マレー半島の南端にあり、東京23区よりも小さいとされるシンガポールは、その開放的な経済政策によって、過去数十年の間に一気に裕福になった国。
所得税が低いため、同じ収入がある場合は日本と比べてシンガポールの方が手元に残る金額は多い。
但し、最近の物価上昇、特に住居の高騰により、富裕層以外の外国人にとっては住みにくくなってきているという話もチラホラ。
裕福な国(金持ち国家)3位:マカオ
一人当たりのGDP:96,147ドル
もともとはポルトガルの植民地であった、香港から近い中華人民共和国の特別行政区。
現在はカジノで有名で、そこから得られる税収などで非常に経済的に潤っており、教育や医療費は無料で所得税も非常に低い。
ただし、観光資源もあることはあるが面積自体が狭いため、ギャンブルと食に興味がない人にとってはすぐに飽きてしまう場所とも言えそう。
裕福な国(金持ち国家)2位:ルクセンブルグ
一人当たりのGDP:101,936ドル
西ヨーロッパの立憲君主制国家で非常に小さな国土しか持たない国。
しかし、工業国として世界の中でも非常に発達しており、一人当たりのGDPは他の先進国と比べて非常に高い。
また、国土が狭い弱点を補うように税率を低く抑えて外資系企業にメリットを生むことで、物理的なスペースを必要としないIT企業を多く誘致することに成功している。
裕福な国(金持ち国家)1位:カタール
一人当たりのGDP:129,726ドル
日本人にとってはドーハの悲劇でも知られるカタールは、中東で最も金持ちな国家として有名な国。
サウジアラビアの東隣にある小さな国で、オイルマネーを基に経済を飛躍的に発展させることに成功している。
また、その恩恵のため、様々なサービス利用が無料であり、また大学を卒業すると土地を無償で借りられ、10年後には自分の物に出来るというなんとも羨ましい制度もある。
ただ、2017年6月にサウジアラビアとの国交が断絶したため、今後の成り行きには注視していく必要がありそう。
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裕福な国ランキング|金持ち国家を一人当たりのGDP付きで確認のまとめ
裕福な国を、一人当たりのGDPを基にしたランキング形式で一覧にしてみました。
世界を見渡すと日本の生活水準が「アレ!?」と思う国が結構多くあります。
ちょっとした世界の雑学として覚えておくと、ネタに出来ますよ!
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