世界の王室を知ろう!王室のある国一覧|各国国王の権限や名前などをざっくり紹介!

世界の王室を紹介していきます。それぞれの国で国王が有する力や現国王の名前など、王室のある国をざっくりと一覧にして紹介していきます。

世界にある王室と言えばイギリスを思い浮かべる人が多いはず。

しかし、実は世界中を見渡してみると、国際的な知名度は低いかもしれないけど王室を抱えた国がもっとたくさん存在しています。

そこでこの記事では、あまり有名でない王室を有する国も含めた「王室のある国一覧」を紹介していこうと思います。

  • 各国がどのような君主制を敷いていて、国王はどのような権限を持っているのか?
  • そして、現国王は誰なのか?

地域ごとに分けて簡単に紹介していきましょう。

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世界の王室①『中東』にある王室のある国一覧

王室のある国1:サウジアラビア

トルコで起きたサウジ記者死亡事件や、カタールとの国交断絶など、何かと最近話題のサウジアラビアは、絶対君主制を敷く国で現在の王室はサウード家。

現国王はサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ(通称:サルマン国王)で、その息子のムハンマド・ビン・サルマーンは、将来の国王第一候補と目されています。

また、他にもサウード家出身の多くの人物がサウジアラビアの閣僚に含まれています。

ちなみに、サウード家には非常に多くの王子が存在し、その数は3万人にも上るという推計もあるほどです。

王室のある国2:カタール

サウジアラビアに隣接し、お金持ち国家としても有名なカタールは、首長制(君主制)を敷く国家で、現在はサーニー家が事実上支配している国(サーニー・ビン・ムハンマドが1825年にカタールを建国して以来、支配体制が続いている)

また、サーニー家は石油による贅沢な富を元に、国際社会の中でも比較的影響力の強い一家です。

現国王はタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニーで、2013年6月25日に父のハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニーから元首の地位を譲り受け、現在(2018年10月)の世界では最年少の国王としても知られています。

王室のある国3:アラブ首長国連邦(UAE)

(出典:wikipedia

国の名前が示している通り、アラブ首長国連邦(UAE)は7つの首長国からなる連邦国家で、それぞれの首長国は、世襲制による首長によって統治されています

そして、慣例的に首長国の一つアブダビの首長「ナヒヤーン家」が、アラブ首長国連邦の大統領(UAEの首長)になっており、現在はナヒヤーン家出身の「ハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン」がその地位についています。

ちなみに、ハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーンは、およそ50億ドル(約5500億円)もの個人資産を持っているそうです。

王室のある国4:クウェート

北と西をイラク、南をサウジアラビア、東をペルシャ湾に接する中東の小国クウェートは、立憲君主制を敷いているため王室を有する国。

一方で、形式上は立憲君主制であるものの、実際はサバーハ家によって閣僚が占められているため、サバーハ家による事実上の絶対君主制が敷かれていると言えます。

現在の国王は2006年からその地位にある、1929年生まれのサバーハ・アル=アフマド・アル=ジャービル・アッ=サバーハで、現在、世界の君主のなかでイギリスのエリザベス2世に次ぐ年長者(89歳)です。

王室のある国5:オマーン

オマーンは、絶対君主制を敷くアラビア半島の東端に位置する小国。

現国王はカーブース・ビン・サイードで、1970年に自らの父親を宮廷クーデターで追放して以来、国王の座についています。

ただし、カーブス国王は強権的な政治を好まず、国民からの信頼も厚いため、その政権基盤と国家運営は安定しています。

王室のある国6:バーレーン

(出典:wikipedia

ペルシャ湾にあるバーレーン島を中心に33の島からなるバーレーンは、イスラム教の中でもシーア派が国民の大多数を占める国。

元々絶対君主制を敷いていましたが、1991年の湾岸戦争以降、国内で民主化を求める動きが活発した結果、2002年から立憲君主制に移行して大規模な民主化を断行しました。

現在は、1999年に父の死によって君主の座についたハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファが国王です。

王室のある国7:ヨルダン

サウジアラビアの上隣りにあり、西はイスラエルに隣接するヨルダンは、立憲君主制を敷く中東の国家。

ただし、ヨルダンにおいて国王は行政権を執行でき、いかなる法律でも拒否し、議会を解散する事が出来る政治権限を持っているので、その権力は非常に強大です。

また、その王室は代々ハーシム家が世襲してきました。

ちなみに、現国王は1999年に即位したアブドゥッラー2世・ビン・アル=フセインです。

世界の王室②『アフリカ』にある王室のある国一覧

世界の王室8:モロッコ

北アフリカの国で観光地としても人気なモロッコは、正式名称「モロッコ王国」で立憲君主制を敷く国。

元々は国王が非常に強い権力を持っていたものの、2011年に民主化を求めるアラブの春が起こった結果、現国王のムハンマド6世主導の下で憲法改正を行い、国王の権限を縮小。

その代わりに、首相の権限を強化しました。

国王はかつて議会を解散させたり出来ましたが、現在はそのような権限は制限されています。

王室のある国9:スワジランド

アフリカ大陸の南に位置して、南アフリカ共和国とモザンビークに囲まれた内陸国のスワジランドは、立憲君主制を敷く国。

しかし、憲法によって国王の強大な権力が保証されているため、実際は絶対君主制と言って良い体制になっています。

現国王は1968年生まれのムスワティ3世で、1986年、自身が18歳の時に父親から王位を継承して以降、現在まで国王の座についています。

世界の王室10:レソト

(出典:wikipedia

南アフリカ共和国に周囲を囲まれた少し変わった内陸国レソトは、象徴的な役割のみを有する国王が存在する立憲君主国家の一つ。

現国王のレツィエ3世は、公式には1996年から王位についていますが、父親が亡命中であったため、事実上は(非公式には)1990年から国王の役割を果たしています。

世界の王室③『ヨーロッパ』にある王室のある国一覧

世界の王室11:モナコ

お金持ちが多く住んでいるタックスヘイブンとして有名なモナコは、立憲君主制を敷く西ヨーロッパの国。

2005年からモナコ大公にはアルベール2世が即位しており、ある程度の政治権力も有しています。

例えば、アルベール2世は、事前に選ばれた3人の候補者から国務大臣を任命する事が出来るといった感じです。

世界の王室12:リヒテンシュタイン

リヒテンシュタインは中央ヨーロッパに位置する小国で、元首にリヒテンシュタイン公を置く君主制の国。

国王は政治的権限を有していますが、必要とあれば国民が投票によって君主制を廃止することが出来るため、その権力はそこまで大きなものではありません。

1989年からハンス・アダム2世が国家元首になっていますが、2004年8月15日に息子のアロイス公子へ統治権を譲ったため、現在は名目上としての地位のみを有しています。

世界の王室13:ルクセンブルク大公国

(出典:wikipedia

ルクセンブルクは名前に「大公国」が付くことから分かるように、君主制を敷く国で、国家元首でもあるアンリ・ギヨームは、アンリ「大公」という称号を持っています。

また、大公国としては世界で唯一の国家です。

大公の職務は儀礼的なものに限らず、行政権を執行する役割も持っており、国の象徴であるとともに政治の日常業務をこなしています。

世界の王室14:ノルウェー

(出典:wikipedia

スカンディナヴィア半島に位置する北欧の国ノルウェーは、立憲君主国家の一つ。

国王の権限は非常に限定されていて、完全に儀式や式典上の役割に留まります。例えば、議会の承認を得た上での官僚や首相の任命などを担当するといった具合です。

その国王は現在、ハーラル5世と呼ばれる人物で、1991年から在位しています。

また、ノルウェーの王室は世襲制のため、将来的には息子のホーコン・マグヌス皇太子が王位を継承する予定です。

世界の王室15:スウェーデン

ノルウェーと同じスカンディナヴィアに位置するスウェーデンもまた立憲君主制国家の一つで、象徴的で儀礼的な職務のみを行う国王が存在する国。

また、スウェーデンは女性の王位継承を認めている数少ない君主制を持つ国です。

そのため、現在の国王であるカール16世グスタフの後は、女性であるヴィクトリア女王が国王に就任する予定です。

世界の王室16:デンマーク

スカンディナヴィア諸国と海を挟んだところに位置する北欧のデンマークも、立憲君主制を敷く国家の一つで、2009年からは無条件で女性も王位を継げる制度が採用されました。

そして現在の国王は1972年に即位したマルグレーテ2世で、アメリカ大陸の上にあるグリーンランドもデンマーク領のため、マルグレーテ2世はグリーンランドの国王でもあります。

ちなみに、マルグレーテ2世はすでに70歳を超えてきているため、ゆくゆくは息子フレデリック皇太子に王位を譲る事を検討しているようです。

世界の王室17:オランダ

(出典:wikipedia

昔から日本との関係が強いオランダも、国王を有する立憲君主制の国。

2013年からは、ウィレム=アレクサンダー国王が君主の座についており、33年在位した母親のベアトリクスから王位を継承しています。

オランダにおいて国王は、直接的な統治を行いませんが、16世紀から続いている諮問機関としての役割を持つ枢密院の院長という重要な責務を負っています(オランダでは法律を議会に提出する際、まずは枢密院に提出しなければいけない)

世界の王室18:スペイン

近代の歴史の中で世界的な帝国を築いた南ヨーロッパのスペインは、1975年に王政復古したため、現在は立憲君主を敷く国家の一つになってます。

かつての独裁者フランシスコ・フランコは、自らの後継者としてフアン・カルロス1世を選びましたが、フランコが死亡するとすぐに、フアン・カルロス1世はフランコ体制の政府を廃止し、自らは象徴君主という位置づけに留まりました。

そして現在は、国王としてフェリペ6世が在位中で、国家統一の象徴としての役割を負っています。

世界の王室19:ベルギー

NATOの本部や欧州連合の本部が置かれるブリュッセルを首都とするベルギーは、立憲君主制国家ですが、「国民的立憲君主制」という少し変わった君主制を持つのが特徴。

国王は国民に選ばれた連邦議会と一緒に立法権を行使し、憲法に基づいた上で行政執行権を行使します。

ちなみに、ベルギー国内には、オランダ語の一種であるフラマン語を公用語とするフランデレン地域と、フランス語を公用語とするワロン地域があり、それぞれが対立することもしばしばあったため、現国王のフィリップ国王は、これまで何度も国としての団結を呼びかけてきました。

世界の王室④『アジア・太平洋地域』にある王室のある国一覧

世界の王室20:トンガ

(出典:wikipedia

南太平洋にある170の島々からなる諸島国家のトンガは、元首に国王を置く立憲君主制の国。

ただし、実際はかなり大きな権限を国王が持っているとされます。

ちなみに現在は、トゥポウ6世が国王で、2012年から王位についています。

王室のある国21:ブルネイ

マレーシアに囲まれた小国ブルネイは立憲君主制を取っているものの、非常に強い権限を持った国王が頂点に立つため、事実上の絶対君主制を敷いている国の一つ。

国王は立法評議会と最高裁、イスラム教を基にしたシャリーア法廷を含む、国家の上部組織の人間ほぼ全てを自ら選任します。

現在の国王はハサナル・ボルキアで、所有している部屋数1,800室の宮殿イスタナ・ヌルル・イマンは、世界で最も大きな個人邸宅だと考えられています。

ちなみにブルネイは、石油や天然ガスなどを豊富に持ち、世界でも有数の高所得国家として有名です。

世界の王室22:マレーシア

東南アジアのマレーシアは立憲君主制をとる国家ですが、他の立憲君主国家とは少しことなる制度を採用しています。

それは、国内にある13州のうち9州にいるスルタン(首長)の中から、互選(お互いの中から選挙して選び出すこと)で国王を選ぶという点。

また、5年に一度互選が行われるため、国王の身分は終身ではありません。

そして現在は、クランタン州のムハンマド5世が国王になっています。

世界の王室23:タイ

タイは立憲君主制をとる東南アジアの国。

通常、国王は「象徴的」な存在で政治介入などはしませんが、クーデターなどの政治的危機に際しては国王が介入し、またその影響力が大きいのが特徴です。

2016年まで、同国国民から非常に厚い信頼を得ていたプミポン国王が崩御したため、現在はワチラーロンコーン(ラーマ10世)が国王の座についています。

世界の王室24:ブータン

(出典:wikipedia

大国インド中国に挟まれるブータンは、国民全体の幸福度を最重要指標にした国家運営で知られる小さな国で、また、現在の国王がイケメンということでも知られています。

そして、その現国王は、2006年から王位についたジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュクで、妻のジェツン・ペマ・ワンチュクも美人で有名です。

なおブータンでは、1990年代後半に起こった改革によって国王の権力が弱まった結果、2008年には立憲君主制に移行しています。

また、現王家であるワンチュク王室はまだ100年程しか続いていない、世界の中でも比較的新しい王室です。

世界の王室25:カンボジア

あまり知られていないかもしれませんが、東南アジアのカンボジアも立憲君主制を敷くため、国王が元首として存在する国の一つです。

また世襲制ではなく、王家のノロドム家シソワット家から、両家とは関係ない王室評議会が国王を選定するのが特徴です。

現在の国王はノロドム・シハモニ国王で、かつてはカンボジアのユネスコ大使などを務めたこともある人物です。

世界の王室26:日本

日本の皇室は世界で最古の王朝(一度も滅びることなく続いてきた王朝)で、日本書紀などによるとその起源は紀元前660年の神武天皇まで遡ると言われます。

そして、この話を基にした場合、今上天皇の明仁は第125代目の天皇で、2019年から天皇に即位することが決まっている皇太子徳仁親王は126代目天皇となります。

また現行の憲法制度下では、天皇はあくまでも「日本国統合の象徴」としての役割に留まります。

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世界の王室を知ろう!王室のある国一覧|各国国王の権限や名前などをざっくり紹介!のまとめ

世界の王室を簡単に紹介してきました。

世界にはイギリス以外にも王室のある国が存在していることが分かったと思いますが、それぞれの君主制度は異なり、また、国王の権限も違います。

ちょっとした世界の雑学として参考にしてください!

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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